土鍋炊飯はお米の美味しさが違う!土鍋炊飯にオススメの鍋は……?
chihiro
2016/08/14
寒い季節にはやっぱり鍋!
寒い季節には土鍋でぐつぐつ鍋を突っつきたい!
早速土鍋を買ってきて、鍋をしよう………あれ?土鍋っていきなり使えるんじゃないの?(゚д゚)
土鍋の使い始めにやらなければいけないこととは!?
土鍋を買ってきて、すぐに「さあ、鍋をしよう!」と思っても……
土鍋は買ってきてもすぐには使えないんです!(°言°)
土鍋の使い始めにはやらなきゃいけないことがあるんです。
土鍋の使い始めにやらなければいけないことをご紹介します。
土鍋の使い始めにやることとは?
土鍋は料理をする前に、使い始めに目止めをしましょう。
土鍋の使い始めにやらなければいけないことというのは
”目止め”です。
目止めによって貫入に染み込む汚れを若干抑え、また土の荒い目をふさぐ役割があります。また、定期的に目止めをすることで細かなヒビをふさぎ商品を永く愛用することが出来ます。料理を盛る前に水に浸けて水分を含ませるのも、臭い移りを抑えることができます。
土鍋の貫入
土鍋は火にかけた段階で膨張と収縮を繰り返し、土鍋の内側の釉薬がかかっている部分と
鍋底の裏にひびが入ります。けれど、「ひびが入った!」と驚かれませんように。
釉薬がかかっている部分に入るひびは貫入といって、素地と釉薬の収縮率の違いによりできるものです。また、鍋底の裏に入るひびは伊賀の土鍋に必ず起こる現象で、このひびが入ってからどんどん煮えやすくなり、鍋が成長していきます。
実はこの貫入とひびが、土鍋の膨張を分散させ、ぱっくり割れるのを防いでいるのです。
この貫入とひびが入ることがとても大事なのです。
土鍋にあるヒビや隙間を埋めるために、土鍋の使い始めには”目止め”が必要。
土鍋の使い始めは”おかゆ”から。
底部が濡れていないか確認してください。濡れている場合は完全に乾くまで火にかけないで下さい。
土鍋に8分目まで水を入れ水量の5分の1以上の焚いたご飯を入れてください。
吹きこぼれに注意しながら弱火でゆっくりと煮沸し、お粥ができたら火を止めます。
1時間ほどかけて鍋が冷めるまでお待ち下さい。
お粥を取り除いて水洗いし、自然乾燥させたら目止め完了です。
目止めをしても沸騰しにくい場合があります。その場合は目止めを繰り返し行ってください。
使いはじめにおかゆを炊く理由のひとつは、水漏れをおさえることです。
目の粗い素地の隙間や窯に入れて焼いたときにできる貫入やひびを、おかゆのでんぷんでうめていきます。
土鍋の使い始めに火を入れることで、土鍋にヒビを入れる!?
おかゆを炊くもうひとつの理由は、
熱にならして、よいひびや貫入を入れることです。
伊賀の陶土を使い、手ろくろで作った土鍋は、
熱したときに膨張し、さめたときに縮む特徴を持つため、
火にかけると、ひびや貫入が入ります。
細かいひびや貫入がいっぱい入ったほうが、
熱したときのエネルギーが分散し、
突然、大きな悪いひびが入ることを防いでくれます。
使い始めにはおかゆを炊いて、しっかりと目止めをしましょう。
土鍋の容量7〜8分目程度の水を入れ、
土鍋の容量1〜2分目程度のごはんを加え、
弱火から少しずつ加熱しておかゆを炊いてください。
沸騰後は弱火にして、焦げないように適宜水を加えて、
おかゆがのり状になるまで1時間ほど炊き、
火を止めます。
24時間(できましたら48時間がのぞましいです)
おかゆをいれたまま放置した後、
おかゆを捨てて土鍋をよく洗います。
このときも洗剤は不要です。
やわらかい布やスポンジでやさしく洗い、
水滴をぬぐって、裏返しにして
完全に乾燥したら、準備は完了です。
土鍋の使い始めのおかゆの炊き方も載っています。
How to do Medome,before to use earthen pot 長谷園の土鍋かまどさんを使う前の目止め
[HARIO]ふたがガラスのタジン鍋目止め法
土鍋の使い始めにはおかゆを炊いて目止めをしっかりしましょうね!
ちなみに土鍋の使い始めの目止めで炊いたおかゆは「食べられる」のか!?
土鍋の使い始めには土鍋は水で洗いますし、当然食べられます。
が、たまにはこんな注意書きがある土鍋も。
よく確認してみてくださいね!
ちなみに最近の安い値段で売っているような土鍋は使い始めの目止めをする必要はありません。
土が違うので、ヒビが出来ないからです。
きちんとした品質の土鍋はやっぱり使い始めには目止めが必要です。
土鍋の使い始めにわざわざおかゆを炊くのはめんどくさい!
そんな人にはおかゆを炊かなくても出来ちゃう目止めの方法があるんです。
土鍋の使い始めにおかゆを炊くのが面倒くさい人は、アレで代用できるんです。
でんぷんで土鍋の隙間を防げばいいので、小麦粉や片栗粉を使っても目止めが出来るんです。
目止めの注意点は以上です。
土鍋を長く大切に使うために、しっかりと目止めをしましょう。
陶器でできている土鍋はもろく欠けやすく、急激な温度変化にも弱いデリケートなものです。
また、水分を吸収しやすいという特徴もあります。
料理を長時間入れてたまま放置したり、洗いおけにつけたままにしておくと、匂いやカビの原因になります。土鍋は金属製の鍋に比べて気をつけていただく点が多いことをご理解ください。
土鍋の正しい使い方を知って、長く大切に扱いましょう!
いかがでしたか?
土鍋の使い始めにしなければいけないこと――目止めの方法と土鍋のお手入れの仕方をまとめてみました。土鍋は大切に正しい方法で使えば段々と鍋が育って、長く使えます。
土鍋を長持ちさせ、美味しい料理をするために、参考にしてみてくださいね。
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