増えてきた国際結婚!アメリカ人との結婚生活はたのしい?!

国際結婚も決して珍しい時代ではなくなりました。しかし国際結婚といってもパターンがいくつもあります。日本に来たアメリカ人と結婚するのと、自分が渡米してアメリカ人と結婚するのでは、まったく環境が違います。ここではアメリカ人との滞米国際結婚についてご紹介しましょう。

国際結婚のパターン

日本人も海外に行く機会が増え、日本にも年間数十万人という規模で外国人が来日します。国際結婚の相手をアメリカ人だけに絞っても、パターンはいくつもあります。

ココでは国際結婚の相手が「アメリカ人」だった場合だけに絞ってご紹介したいと思います。それでも来日したアメリカ人と日本に住みながら国際結婚生活を送るのと、自分が渡米してアメリカ人と結婚し、アメリカに住むのとでは、国際結婚の環境がまったく違います。

来日したアメリカ人の多くは、すでに日本のことが好きだったり興味を持って来日していることが多いので、そもそも「日本人好き」だったり「日本文化への理解がある」ところからスタートします。こんな国際結婚は、比較的ハードルが引くところからのスタートを切ることができるかもしれません。

しかし、日本人が渡米してアメリカ人と出会う場合、自分自身が「外国人」という立場なので、対象のアメリカ人は日本をあまり知らないということがほとんどです。そんなところからスタートする国際結婚は、なかなか大変なことが多そうです。

少なくとも、出会った目の前のアメリカ人は、最初は日本文化なんて理解しようとも思わないかも知れないし、とにかくすべてがゼロ地点からのスタートになります。国際結婚の苦労は、ある意味最初から覚悟してかからないと!

筆者がアメリカ在住ということもあり、ココでは後者の「在米国際結婚」についてご紹介したいと思います。

国際結婚の最初の壁

国際結婚における最初の壁、それはやはり「言葉の壁」だと思います。渡米してつくづくと実感したのは、日本における英語教育は文法重視の教育であり、会話がまったく通じないということでした。

「言葉の壁」には2つあって、ひとつは語彙数の問題。これは単に単語数が少ないという問題です。これに関しては、日々の国際結婚生活の中でアメリカ人との交流を通して学ぶしかありません。

もうひとつの国際結婚における「「言葉の壁」とは「ニュアンスが伝わらない」という問題です。これは単語数が増えてきてもなかなか解決できない問題かもしれません。

つまりこれは「言いたいことが伝わらない」ということですから、ある意味根本の問題でもあります。国際結婚では、実はココは絶対にスルーすべきことではなく、時間をかけてお互いの努力が必要なところだと思います。

なにせ、こちらは英語そのものを学んでいる最中なのですから、その点を英語を母国語とするアメリカ人のパートナーに、常にわかっていてもらうことも必要だと思います。

国際結婚における文化の壁

アメリカに住んでいると、多くの移民が住んでいて、アメリカの中にもいくつもの文化が存在します。私は、アメリカ人と日本人は、そんな中でもかなり近い文化を持っているように思っていました。

しかし実際に国際結婚をして生活してみると、小さなことでも気になることが増えてくるものです。それは、家に入るときに靴を脱ぐのか履いたままなのか、そんなことからはじまります。

一事が万事、国際結婚の中でそのような文化の違いに触れた時「どうして?」「なんで?」と考えてばかりいると、そこから先には進めません。

「これがアメリカ文化でそういうものなのだ」と「受け入れる」ことはとても大切です。アメリカで生まれ育ったアメリカ人のパートナーに、一方的に日本文化を押し付けてもそこから何も生まれません。

せっかくアメリカに住んでアメリカ人と国際結婚したのですから、アメリカ文化の優れた点を受け入れるところからスタートすることをおススメします。

もしどうしても受け入れがたいことがあれば、少なくとも国際結婚した自分たちの家庭内だけは、パートナーとしっかり話し合うことが大切です。

お互いの文化を理解し合い、2つの文化の融合ができるよう努力することこそが、国際結婚の大きなメリットだと思います。

育った環境や場所の違いで「ニュアンス」が変わることは、日本人同士でもあること。それが相手がアメリカ人だと、何がわからないのかがわからない、ということもままあります。だからこそ「話合う」というコミュニケーションの努力は必須でしょう。

アメリカ人男性はやっぱり優しい

もちろん、アメリカ人にもいろいろな人がいます。それは日本人も同じでしょう。しかしやはりアメリカ人男性は、一般的に優しい人が多いことに間違いはないでしょう。

「優しい」という言葉が合っているのかどうかわかりませんが、おそらくそれはアメリカ人男性は「女性を対等に見ている」ところからスタートしているからかもしれません。

多くのアメリカ人男性は、家事にしても子育てにしても、決して「女だけの仕事」とは、まったく考えていません。これは国際結婚に限らず、です。

気が付いたら当たり前のようにゴミ出しをしてくれているし、気が付いたら食事の後片付けが終わっている、なんていうことは日常茶飯事の出来事です。こんな時は、本当にアメリカ人男性と国際結婚してよかった、と思うことでしょう。

アメリカ人男性の愛情表現

アメリカ人男性の多くは、実生活の中でもアメリカ映画の中のような愛情表現をします。直接的で愛情表現が豊かです。

国際結婚して最初は慣れない日本人でも、いつも「I love you」と言われ慣れれば、それは日常化し、自分の気持ちも率直に伝えられるようになると思います。

そしてそれが国際結婚に限らず、結婚生活の中でいかに大切な「コミュニケーション」であるかもわかってくるはずです。

日本人は「言わなくてもわかる」という「空気を読む文化」ですが、アメリカ人たちはそんな危ないことはしません。

問題があれば口に出して解決を導こうとするし、「言わなけばわからない」ということを常に求めてきます。

アメリカ人との国際結婚から学ぶ大切なこと

2人の人間が一緒に暮らしていくには、やはり「コミュニケーション」が重要だということが、国際結婚を見ていく中でよく理解できますよね。

相手が同じ日本人だろうとアメリカ人だろうと、やはり「しっかり会話をする」ということが、とても重要なことだと思います。

私は「コミュニケーションの重要さ」を、アメリカに来て改めてアメリカ人から学んだような気がします。(mp)

TOPへ