ミック0331
2017/05/10
せっかく時間をかけて髪をセットしたのに、気付いたらうねりや広がりが…
特に湿気の多い雨の日は、髪の癖が出やすくて最悪ですよね。
そんな髪の癖も、きちんと対策をすることで、抑えることが出来ます。
癖毛の原因を正しく知って、それにあった対策をしていきましょう。
癖のある髪は、癖毛と一括りにされがちですが、実は大きく分けて癖の種類は4タイプに分けられます。
あなたの髪の癖が、どのタイプなのか見ていきましょう。
日本人に一番多い髪の癖がこの捻転毛タイプ。
艶もなくぱさついて見えてしまうために、老けた印象を与えます。
捻転毛の特徴
通常、真っ直ぐの髪は、毛の断面が丸い形をしているのですが、捻転毛はそれが扁平になり、さらにコイル状に捻じれている癖毛です。
雨や濡れている時だけでなく、湿気の少ない晴天時も常に癖が出ます。
髪が引っかかりやすく櫛を通すのも一苦労なのが、連珠毛タイプの癖毛です。
手触りも悪く、やはり艶もありません。
連珠毛の特徴
連珠毛は、一定の間隔で毛が細くなり、まるで数珠をつないだようにところどころ玉状になっているタイプの癖毛です。
ブラシや指が髪を通りづらいため、スタイリングをするのがとても難しい、厄介な癖毛です。
波状毛も日本人に多いタイプの癖毛です。
湿気の多い日は癖で髪が広がり、スタイリングが上手くいきません。
波状毛の特徴
波状毛は、波のようにうねりカールしている癖毛のことです。
波の大きさは、細かいものから大きいものまで個人差があります。
髪が濡れている時はあまり癖が目立ちませんが、乾かすと癖が出てきて広がります。
波状毛の原因
波状毛の原因は、遺伝によるものや、後天的なものがあります。
後天的の場合は、頭皮の毛穴に詰まった汚れや、不規則な生活によって髪に十分な栄養が行き渡らないことで起こります。
日本人では珍しい癖ですが、アフリカ系の黒人の方に多く見られる癖毛のタイプです。
かなり強い癖なので、矯正などでストレートヘアーにするのはとても困難です。
縮毛の原因
縮毛の原因は、ほぼ遺伝によって起こります。
よって、子供の頃から強い癖毛の場合が多いです。
ハーフにもよく見られる癖毛ですが、成長とともに癖が弱くなる場合もあります。
タイプ別の癖毛の特徴や原因を見てきましたが、ここで癖毛の原因をさらに詳しく見ていきましょう。
原因をきちんと知ることが、髪の癖の解決につながります。
直毛の髪は、通常円形ですが、癖毛は楕円形になっています。
これは、髪が生えてくる毛根が歪んでいることが原因です。
毛根の歪みは、遺伝の場合が多いです。
しかしそれ以外にも、生活習慣などが原因の場合もあるので、家族は直毛なのに自分だけ癖毛という場合は後天的な原因を探りましょう。
髪の内部の乱れも、癖毛の原因の一つです。
髪は表面から順に、キューティクル・コルテックス・メジュラと呼ばれる3つの層で構成されています。
コルテックスと呼ばれる層は、性質の違う2種類のたんぱく質から出来ていて、この2種類のバランスが乱れることで、癖毛を引き起こします。
シャンプーやトリートメントに含まれている添加物が癖毛の原因になっていることも。
皮脂や汚れが毛根に詰まってしまうと、先ほどご紹介した毛根の歪みを引き起こします。
また石油系のシャンプーは洗浄力が強いため、必要な皮脂まで取ってしまいます。
その結果、頭皮が過剰に皮脂を分泌するようになり毛根の詰まる原因になります。
遺伝による髪の癖を根本から直すのは難しいですが、後天的な原因による髪の癖はちょっとした心掛けで改善することが出来ます。
日常的に行える改善策を見ていきましょう。
とても基本的なことですが、洗髪後に髪をしっかりと乾かすことが重要です。
全体をきちんと乾かすだけで、髪がいつもよりもまとまりやすくなるはずです。
髪を乾かす際にも、少し気を使いましょう。
ドライヤーだけで乾かそうとすると、髪を痛める原因となるので、ドライヤーの前に必ずタオルドライを行います。
髪を優しく包み込むようにして水気を取りましょう。
そして、ドライヤーは必ず髪から15cm以上離して使用して下さい。
癖の気になる部分は、根本から毛先へ手グシで伸ばすようにして乾かしていくと効果的です。
洗浄力の強い石油系のシャンプーの使用をやめて、無添加の天然アミノ酸系のシャンプーにすることで、髪の癖の改善につながります。
また、シャンプーをする際にはしっかりと泡立てることも大切です。
偏った食事や、不規則な生活も髪の癖に影響します。
不規則な生活をしていると、髪に栄養が行き渡りません。
髪に栄養が行き渡らないと、髪に細い部分と太い部分が出来てしまい、それがうねりになります。
過度なダイエットを避け、3食きちんとバランスの取れた食事を摂ることで、髪にも栄養が届き美しい髪を作ることが出来ます。
また過度のアルコール摂取も控えましょう。
アルコールは、血中の男性ホルモンを増加させるので、髪の癖が強くなりやすくなります。
ストレスも、毛根の形を変形させるため、髪の癖の原因になります。
こまめにリフレッシュして、ストレスを溜めない生活を心掛けましょう。
髪の保湿も、髪の癖の改善に欠かせません。
髪の水分が不足すると、癖が強く出てしまうので、乾燥を防ぐためにきちんと保湿を行いましょう。
頑固な髪の癖も、日常の何気ない習慣を見直すことで改善につながるかもしれません。
髪がまとまらない…と悩んでいる方は、ぜひ一度生活習慣を見直してみて下さい。
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