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SBY731
2021/08/18
今年も発表された、ノーベル文学賞受賞者!日本を代表する作家村上春樹さんの受賞は、ついに今年か?!と毎年話題になりますが、今年も受賞ならず。
しかし、今年は日系イギリス人のカズオ・イシグロさんが受賞され、日本でもたくさん注目を浴びています。そんなカズオ・イシグロさんの本を、紹介していきます♡
「感情を大いに表現し、私たちと世界を繋ぐ深く曖昧な関係性を明らかにした作家」として、文学賞を受賞したイシグロ・カズオさん。一体どんな方なのでしょうか?
日本の長崎県に生まれたイシグロさんは、幼少期にイギリスへ移住した日系イギリス人であり、教育は全てイギリスで受けて来ました。
しかし、家庭では両親が日本語で会話をしていたことから、自分にも「日本人の一面がある」とインタビューでもおっしゃっていましたよね。
そのため、初期の作品では度々日本人の登場人物も多かったのですが、最近ではサイエンス・フィクションやファンタジーなど、私たち若い世代が多く読むジャンルでも、作品を執筆しているようです♡
また彼の作品は非常に表現力があり、読みやすいということでも読者に支持されています!
カズオ・イシグロさんの作品の中でも、日本で有名なのが「わたしを離さないで」という作品♡日本でも昨年、TBSテレビのドラマとして放送された作品でもあります。
「わたしを離さないで」では、臓器提供をするだけのために生まれて来た、クローン人間のキャシーという女性が育った施設での回想から始まります。
彼女の語る奇妙な世界や、読んでいるうちに浮かんでくる疑問が、読者を引きつけて離さないと絶賛されている作品です!
映画化やドラマ化もされているため、読書が苦手という方は、映像作品からカズオ・イシグロさんの世界に入り込んでみるのもいいかもしれませんね♡
カズオ・イシグロさんの代表作と言われているのが、「日の名残り」♡
語り手の老執事が小旅行に行く道中での回想から始まり、その中で彼が昔仕えた主人のことや執事をしていた父のこと、そして思いを寄せた女性のことを思い出しながら過去の自分と向き合うストーリー。
悲しみや心暖かい様々な感情が描かれており、彼の執事としての人生がいかなるものであったかが、懸命に表現されています♡
何か懐かしさを感じ、心温まる作品を探している方にオススメしたい作品です。
カズオ・イシグロさんが2015年に、10年ぶりに書いた長編小説が「忘れられた巨人」♡
この作品が出版された2015年に、ちょうどイギリスで留学をしていた筆者も、「The Buried Giant」というおもしろい題名とともに、日系の名前が記載されていた本が本屋さん入り口のオススメコーナーに常に置かれていたため、非常に印象深く「誰なのだろう」と気になったのを今でも覚えています。
「忘れられた巨人」は、6世紀頃、ブリトン人が住むイングランドにサクソン人が攻めて来たことから、村を出なくてはならなくなった老夫婦が、息子を探しに出た際の旅路を描いた作品。
時代背景も生活のスタイルが違う時代を舞台に描かれた作品でありながらも、現代の日本に存在する問題と、重なるものがあるという風に評価されています。
ストーリーがハッキリと見えないため、一見難しそうに聞こえますが、彼の作品はファンタジーの要素があるため、常にストーリーを自分の頭の中で思い描きながら読める楽しみもありますよ♡想像力が膨らみそうですね!
ファンタジーやサイエンス・フィクションなど、私たち若い世代にも人気のあるジャンルの中で、様々な感受性溢れるストーリーを切り開く《カズオ・イシグロ》さん♡
「今年の秋、まだ読む本が決まってない!」という方は、ぜひノーベル文学賞を受賞した彼の作品を読んでみてはいかがですか?
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