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SBY731
2021/08/18
あなたは《百人一首》の歌の意味を知っていますか?意味を知ると、共感できる歌って意外とあるのです。特に恋の歌の中は現代にも通じる、思わずきゅんきゅんしてしまうものも!
恋する気持ちは千年経っても変わりません♡この記事では、現代にも通じる百人一首の恋の歌を、厳選してご紹介します!
難波潟 短き葦の ふしの間も あはでこの世を すぐしてよとや
伊勢
難波潟(なにはがた)に生えている葦の節と節の間のように、ほんの短い時間でもお会いしたいのに、それもかなわず恋しいあなたにお会いできないなんて・・辛すぎます。
「植物の葦の短い節と節の間のような短い時間でも、あなたに会えないのが寂しい」という思いの歌です。
好きな人なら、短い時間でも会えないのが辛いもの。別れたあとでもすぐに会いたくなってしまうことってありますよね。
今はただ 思い絶えなむ とばかりを 人づてならで いうよしもがな
左京大夫道雅
好きな人に会えなくなってしまって、この気持ちに区切りをつけようと決めた。そのことすら直接会って言えないという切なさを詠んだ歌です。
身分違いの恋に失恋してしまった男性の気持ち。カレと釣り合わなくて、別れてしまった経験があるような人には共感できるのでは?
来ぬ人を まつ帆の浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ
権中納言定家
いつまで待っても、あの人は来てくれない。それでも私は待つのです。あの松帆(まつほ)の浦で夕なぎの頃に焼くという藻塩(もしお)のように、燃えさかる恋の思いに身もこがれているのです。
百人一首を勅撰した、藤原定家が女性の気持ちになって詠んだ恋の歌です。
来てくれないカレを待ち焦がれすぎて、夕方の浜辺で焼かれる藻塩のようになってしまいそうです、という歌。いつまでも好きになってくれない、わたしのところへ来てくれないカレに送りたくなる歌ですね。
あひ見ての 後の心に くらぶれば 昔はものを 思はざりけり
権中納言敦忠
「一夜を共にしてからの気持ちに比べれば、それまでの自分の気持ちなど何も思っていなかったようだ」。つまり一夜を共にしてからは、言葉にできないほど相手の女性を愛してしまった、ということ。
思いが通じてより一層、その思いが強くなるなんて素敵ですね♡
音に聞く 高師の浜の あだ波は かけじや袖の ぬれもこそすれ
祐子内親王家紀伊
うわさに高い高師(たかし)の浜の、きまぐれに立つ波のように、浮気で有名なあなたの言葉は、気にせずにいよう。うっかり心に留めてしまったら、涙で袖を濡らす事になるだろうから
「チャラいことで有名なあなたの誘いには乗りません、泣くのは嫌ですから」という、男性からの誘いを断る歌です。
この歌を詠んだ女性はなんと70歳ほど!若い男性にからかわれて誘われたのかもしれませんが、こんなに素敵な歌で返すなんてかっこいい女性で憧れてしまいますね!
今回紹介した以外にも、素敵な歌はたくさんあります。
あなたも共感できる歌がきっとあるはず。《百人一首》の歌の意味、ぜひ調べてみてください!
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