彼氏はワタシの薬箱♡《疲れた時》にされたい2つの妄想ストーリー

1日中働いてクタクタな日。どうしようもなく疲れて元気が出ない日。そんな日に、こんな彼氏がいれば。今回は《疲れた時》に彼氏にしてほしい2つのことを、いつものごとく妄想ストーリーでご紹介します♡みなさんの疲れが吹き飛びますように♪

《疲れた時》に彼氏にしてほしい!2つの妄想ストーリー♡

1日中働いてクタクタな日。理不尽なことで怒られて、これっぽっちも元気が出ない日。将来に対する不安が押し寄せてきて、どうしようもなく落ち込んでいる日。

そんな日に、こんな彼氏がいれば。

今回は《疲れた時》に彼氏にしてほしい2つのことをご紹介します♡筆者の妄想ストーリーで、みなさんの疲れが吹き飛びますように!

散々な1日と、バスタオルと、ワタシの薬箱

今日は散々な1日だった。

理不尽に怒り散らす上司に、ボーっとしている後輩。お昼に急いで食べたスパゲッティをお気に入りのブラウスにこぼして、その汚れを落としている時に後輩たちの愚痴を耳にして。挙句の果てに、足とパンプスは靴擦れで血まみれ。

さっさとシャワーを浴びて、今日はもう寝よう。

玄関のドアを開けると彼氏の靴が並べられている。来てたのか。付き合って3年になる彼氏は、私にはもったいないと思うほどに出来た人間だ。

心配性の彼氏にこんな顔見せられないし、お風呂で気持ち切り替えなきゃ。真っすぐバスルームに入り、アツアツのシャワーを浴びて、ふぅと息をつく。

バスタオルを頭から被せたまま部屋に入ると、いつものようなやわらかい笑顔で彼氏は迎えてくれた。少しの間私を見つめたあと、ゆっくりとソファから立ち上がって私の前で足を止める。

「なんかあった?」

柔軟剤の香りと、シャンプーの香りと、やさしくて甘い彼氏の香り。小さい子供をあやす時のようにふわっと彼氏は微笑んで、バスタオルで私の髪をやさしく包む。

私がどれだけ感情を隠していても、彼氏はいつだってそれを見抜く。いつものおちゃらけた雰囲気はどこへやら。

彼氏の笑顔が、その香りが、私を包む腕が、私の不安や疲れをふっと軽くしてくれる。彼氏はまるで、私の薬箱のようだ。

筆者は、この妄想ストーリーを書き終えてもなお、動悸が一向に鳴り止みません……。

妄想してドキドキしているというよりも、こんなことをしてくれる彼氏なんて今後一切私の目の前には現れないのではないかという不安からくる動悸……。

みなさんもご存知の「ビューネくん」から発想を得たこちらの妄想ですが、こんな夢のような時を心待ちにして筆者は今日も仕事を頑張ります……。

ふたりの関係が終わる音、覚えていたアイスクリーム

同棲している彼氏と久しぶりに休みが合った今日。私は昨日のケンカを思い出して、落ち込んでいた。

なかなか休みが取れないことは今の仕事に就く前から覚悟していたことだけれど、業務の忙しさと疲れが取れない心と身体にいっぱいいっぱいで、日に日に気が立つ一方。

言いすぎてしまった。穏やかな彼氏があれだけ言うということは、それだけ心配しているということではないか。きちんと謝ろう、と思い立ち上がった時だった。

‘‘ガチャン’’

玄関のドアが閉まる音。それは、穏やかな彼氏からの「もう無理だ」の合図なのかもしれない。

ふたりの関係が終わる音。愛情なんて、少しのことでヒビが入るほどに脆いのだ、だからこそ大切に扱わなければならない。

心の悲鳴を無視して「やりたかったことだから」と頑張り続けたのが悪かったのかなあ。自分のことも大切にできない人間が他人を幸せになんてできないのになあ。

ハァ、とため息をつくと同時に、玄関のドアが開く音がした。

急いでリビングの扉を開くと、彼氏の手にはスーパーの大きな袋が下がっていた。驚く私の腰に手を回し、ソファへと促す。

ふわりと外のにおいを纏ってニッコリと笑う彼氏の手には、ハーゲンダッツのストロベリーが2つ。私がいつも、疲れた時に食べているアイスだ。

「昨日は言いすぎてごめんね。いつも頑張っていること、俺はちゃんと知ってるから。」と彼氏は呟き、「自分のこと、もっと大切にしなさい。ということで、今日は俺特製のカレーです!」と元気よく続けた。

無責任な「大丈夫、なんとかなる」なんて言わずに、時には厳しく、いつもは甘く、私を支えてくれる。夜ふたりで食べた彼氏の手作りカレーが世界一美味しかったことは、言うまでもない。

ふいに頭の中に流れてきたback numberの‘‘君がドアを閉めた後’’。

この妄想がもしドラマになって、もし彼氏があのまま帰って来なかったら、きっとエンディングテーマはこの曲だろうな、と筆者は思います。

ですが今のところドラマになる予定は一切ありませんし、忙しくて八つ当たりしてもハーゲンダッツを買ってきてくれる彼氏はいませんし、そもそもそんな相手すらいませんでした♡

いつかこんな幸せを掴みたい♡

私たちだって、疲れた日には彼氏に濡れた髪をバスタオルで拭き拭きしてほしいですし、落ち込んでいる時にはいつの間にか彼氏が買ってきてくれたお気に入りのハーゲンダッツを食べたいですよね……!

きっと私たちにもこんなふうに甘くて幸せな毎日が訪れるはず。そんな毎日を夢見て、今日も元気に頑張りましょうね♡

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