現実と非現実が交差する。京都を舞台にした“ぼく明日”を読もう

作者、七月隆文さんの「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」タイトルを聞いた事がある人は多いのではないでしょうか?タイトルだけはちょっと不思議なオーラを感じるこの一冊。純愛?ファンタジー?リアリティーのあるデート。再読必須の一冊をご紹介します!

最近、読書、してますか?

いそがしい毎日の中で、自分だけの時間、とれていますか?
たまにはゆっくり、お家で一人読書すると心がホッと癒やされます。
今回は、この冬1番のおすすめラブストーリーをご紹介します。

感動に浸り、京都を感じれる一冊

ご紹介するのは、2014年8月6日に宝島社から出版された『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』 作者は七月隆文さん。

京都の美大に通うぼくが、電車の中で見かけたきみに一目惚れする場面から始まるこの物語。
ピュアでくすぐったくなる瞬間と、読み進めるほど「ん?」と感じる不思議な感覚は、ただの学生の甘酸っぱい青春ストーリーではないんです。

実際の京都の風景が描かれている!

疑問に思う点が数多く存在する中でも、日常生活を切り取ったような感覚に陥ることができるのは、実際の京都の街が舞台になっているから。

そんな、実際に物語に出てくる京都の街並みを少しだけご紹介。
もちろん、ネタバレはしないのでご安心を!

物語の冒頭、ぼくが一目惚れしてから乗り換えた先の電車も同じだった『叡山電鉄』通称“えいでん”。

運命的なその瞬間は読んでいるだけでドキドキ、ソワソワ。

きみが降りていく宝ヶ池。
感動的なシーンに思わず息を飲みます。

二人が待ち合わせをする「クネクネした三本柱」。
デートをする三条駅に実際存在しているんです。

特徴的なそれは待ち合わせ場所に最適ですよね。

デート中にきみが見つけるカフェ。
大手筋商店街にある油長という宇治茶カフェです。

二人が実際に食べたメニューもしっかり存在!
きみが無邪気に食べる姿を想像するとすごく可愛いんです。

なんと物語には三条のスタバも幾度となく登場。
全国的にあるスタバが話の中にあると身近なデートに感じます!

しかし京都ならではの趣のある情景がまた、この小説の世界観をしっかり保ってくれています。

ご紹介したのはほんの一部で、まだまだ実際の京都の街並みが二人の世界に組み込まれています。

もちろん、まずストーリーに引き込まれ、もう一度読みたくなること間違いなしですが、本の世界から京都に来てしまったかのような感覚は何度も味わいたくなるものです。

口コミも多数存在していますが、他に先入観を持たずに読むことをオススメします!
現実と非現実が共存したこの小説はいろいろな感情を含めて「これは面白い!」と言えてしまう1冊になっています。

「ぼく明日」の世界観に魅せられてみては?

今度の週末はこの1冊で非現実的で、しかしリアルな京都の街を。二人のピュアな恋愛と一緒に楽しんでみませんか?

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