ミック0331
2017/05/10
髪の毛は、『海苔巻き寿司』のような構造になっています。海苔に包まれ綺麗に形を保っている海苔巻きですが、海苔が破れてしまうと中身もこぼれてぐちゃぐちゃになってしまいますよね?髪でいうと、キューティクルが海苔の役割を果たしています。そして、そのキューティクルが剥がれてしまうことによって髪が脆くなり、髪へのダメージが起きるのです。
メディラー毛髄質といい色素や脂肪が含まれ、保持機能があります。
コルテックスー髪の大部分がこの毛皮質になり、繊維状で髪の強度を保ち、髪の色はこの部分の色素量によってきまります。
キューティクルー毛床皮といい毛根から毛先まで何枚ものキューティクルが重なり髪の外部からの刺激を保護しています。
髪の毛のダメージは周りの環境から大きく影響を受けています。
◆◆紫外線による、髪のダメージ◆◆
【紫外線】。。。夏の紫外線の強い時期、日焼けをしないように日焼け止めを塗りますよね?髪も肌と同じで紫外線の影響を受け、髪内部のタンパク質が変化し弱くなりダメージを受けているのです。
たんぱく質で形成されている髪にとって、紫外線は一番の敵! 特に海やプールでは要注意。髪が濡れた状態のまま直接紫外線を浴びてしまうとよりダメージが大きく、何よりも塩素でキシキシ、パサパサに……。紫外線対策は必須
◆◆乾燥によって受ける髪のダメージ◆◆
【乾燥】。。。人間の肌が乾燥してカサカサになるように、髪も乾燥によって水分を失い潤いのないパサパサしたダメージ毛になります。
1~2月は一年の中で最も乾燥する季節。湿度が20~30%という超乾燥状態に加え、暖房もガンガン。これがさらに水分を奪っていく原因に…。寒いと自分の肌から出る潤い、皮脂分泌までダウンするので、乾燥はますます悪化するばかり!
水分不足でからからになれば、髪はもろくなってすぐに折れたり、切れたりとダメージ続出。切れた毛先はささくれ状態だから、枝毛へとまっしぐら。また、頭皮の乾燥はフケや抜け毛の原因に。
◆◆ドライヤーにより受ける髪のダメージ◆◆
【ドライヤー】。。。タンパク質で形成されている髪の毛は熱に弱いので、ドライヤーを長時間あて熱することによりダメージを受けます。
ヘアケアやスタイリングも、正しく行わなければ髪にダメージを与える原因に…。アイロンやドライヤーを使うときは、長時間熱を当てすぎないよう要注意!
一般的なドライヤーの温風の温度は約120度です。
試しに、ドライヤーの温風を手の甲などに当て続けてみてください。数秒間当てただけで「熱っ!」となるはずです。
また、ある実験によると、生卵に長時間ドライヤーを当てた結果、約20分で目玉焼きが完成したといいます。
普段、髪に当てているドライヤーの熱が、いかに高温であるかがよくわかるはずです。
◆◆摩擦や静電気によるダメージ◆◆
【摩擦・静電気】。。。髪を洗ったあとに、まずタオルドライをすると思いますが、そこにも髪にダメージを与える原因があるのです。濡れた状態の髪の毛は柔らかく傷つきやすい状態になっています。そこで、タオルをゴシゴシするように髪を拭くと髪どうしが擦れ、摩擦で傷んでしまします。また、間違った髪のブラッシング方法で、静電気が発生しやすくなり髪にダメージを与える原因にもなっているのです。
男性がよくやるがごとくに、タオルでゴシゴシと髪を拭いている女性がいます。
あるいはまた、髪をタオルでくるむところまではイイのですが、それを両手でグッと絞っているその力強さ。
これでは髪の表面を作るキューテクルは傷だらけになるだけでなく、たくさんの綻びを作っていきます。
静電気が起きると、髪表面のキューティクルがはがれやすくなり、ダメージヘアが進んでしまうことがあります。キューティクルがはがれた部分からは、髪内部のタンパク質や水分が流出し、パサつきがひどくなって、髪がまとまらない原因にもつながります。
ダメージから髪を守り、女性なら誰もが憧れる美髪☆を手に入れよう!!
日常生活、自分で気をつけられる事を見ていきましょう♪
髪を健康な状態に保つには、シャンプーやトリートメント、日常のケアがとても大切になってきます。髪を洗うときは、頭皮をガシガシ洗うのではなく、指の腹を使い優しくマッサージするイメージで、頭皮の汚れを取っていくことが大切です。健康な髪を生み出す頭皮ケアをする事が大事なので、皮脂を取り過ぎないよう、アミノ酸系のシャンプーを使うことをおすすめします。
そして、シャンプーのあとにはトリートメントを毛先中心に塗布し、すぐに流すのではなくタオルを巻いたり、シャワーキャップをした状態で湯船に浸かるなど、時間を置いてあげるといいでしょう。
髪を洗ったら次はドライですね。タオルドライする際には、ゴシゴシと髪をこするのではなく頭皮の水分を取るように優しくタオルで水分をとっていきます。毛先の水分はタオルで優しく揉んであげる程度で。
タオルドライをしたら、毛先中心に流さないトリートメントをつける事をおすすめします。
そして、ドライヤーで乾かす際には、出来るだけドライヤーを離し根元中心に乾かしていきましょう。8割ほど乾けばOK!あまりドライヤーの熱を当てすぎないようにしてください♪
そして、最後にドライヤーの冷風を髪全体に当てて終了!
パサつきが気になるようでしたら最後にもう一度洗い流さないトリートメントを付けるといいでしょう☆
ヘアケアの為には『天然毛』で作られたブラシを使うことをオススメします。動物の毛で出来ているブラシはナイロンや樹脂のものと違い、髪の摩擦を少なくできるので、静電気の発生を少なくすることができ、髪へのダメージも抑えることができます。また、『つげの櫛』も静電気や摩擦が起きにくく、髪も絡まりにくいので切れ毛や枝毛といったダメージ毛防止になります。
つげぐしは椿油に漬け込んで使用するのが一般的です。質の良いつげくしであればすでに1年近く染み込ませた状態で販売されているものもありますが、廉価で手に入るものは油がほとんど塗られていない状態のものもあります。その場合は自分でツバキ油を塗ってラップでくるむなどして2~3日漬けてみるといいでしょう。
髪には自己回復能力がないので、ダメージを進行させないために日常で行うホームケアがとっても重要なのです!!!
髪のダメージについて、また、自分で出来るホームケアをご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?ホームケアをするかしないかだけで髪へのダメージは全然違ってきます!!乾燥の気になる時期。ぜひ髪の毛もいたわってあげてくださいね。マメに毛先を切ったり、たまにはスペシャルケアで美容院でトリートメントをするのもいいですよ♪ダメージの少ないつやつやの髪を手に入れてください!
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