おたま
2017/02/16
16世紀にフランス・トスカーナ地方の料理の影響を受けた、フランス王国の宮廷料理として発達した献立のことをいう。
2010年に「フランスの美食術」がユネスコの無形文化遺産に登録された。
結婚式の披露宴や会社の接待など、大人になれば必ずいただく機会が出てくるフランス料理。
テーブルマナーを知らないから冷や汗をかいた、なんて人もいるんじゃないでしょうか?
そんなフランス料理に対する世間の印象は?
上司にフランス料理のお店連れてってもらったんだけどマナーわかんなすぎてすごい焦った;箸しか使えんよ、、、社会人だしこれくらいのマナー覚えたい;;
Tue Oct 06 09:06:22 +0000 2015
やはりみなさんフランス料理のテーブルマナーに対して不安を持っているようですね!
しかし!
ここで基本的なテーブルマナーを覚えておけば本番でビクビクすることはありません!
完璧なテーブルマナーで、優雅においしくフランス料理を楽しみましょう♪
マナーといえばカトラリーの使い方や食べ方を想像しますが、入店する時からマナーは始まっているんです!
「レストランを"家"と考えると分かりやすいです。
他所のお宅にお邪魔するときはコートを脱いでから入りますよね。
それと同じです。
ただ、これは"厳密には"というお話なので、あまり気にしなくてよいかと思います」。
なるほど!
確かにお招きされた方の家にお邪魔する時は外で脱ぐのがマナーっていいますよね!
あまり気にしたことがありませんでした。
これを知っていればお相手や周囲の人から一目置かれるかも!?
みなさん、ナプキンを膝にかけるタイミングって気にしたことありませんか?
正しい、ナプキンをかけるタイミングがあるんです!
店によっては、サービスプレート(化粧皿とも呼ぶ料理皿の下に置いてある皿)の上にナプキンが立っている場合もあるが、この場合は開いたメニューブックをあたってしまうので、メニューブックを開く前に膝にかけてしまってもOKだ。
ただし、披露宴の場合は席についてから食事が始まるまでの時間が長いため、乾杯してから膝にかけるのが望ましい。
ちなみに首からナプキンをぶら下げるのは、テーブルマナーとしてよくありません。
広げる時は少しずらして二つ折りにし、折り目のある方を手前にして膝にかけましょう。
口元を拭く時は、二つ折りのナプキンの内側を使うと汚れが見えずにスマートですよ!
また、中座する時はナプキンの真ん中をつまんで三角状にして椅子に置きましょう。
食後は簡単に畳んでデザート皿の右上に置きます。
フランス料理で「とりあえずビール!」っていいの!?
「超高級店になるとシャンパーニュなどを頼まれるお客様が多くなり、ビールのオーダーはほとんどありません。
ですが、オンリストされていれば、頼んでも大丈夫ですよ」。
ビール好きな方は、まずはメニューブックをチェック!
でもフランス料理のドリンクといえばワインがつきもの。
ワインリストを見て途方に暮れる方も多いはず…。
そんな時はどうすれば…。
「詳しくない方は、まずはソムリエにいくつか"好みの要素"を伝えてみましょう。
最初に赤ワインか白ワインかを言い、赤の場合は味の好みとして重厚感のあるものか軽めのものかを。
白の場合は、甘めなのか辛口なのかを伝えましょう。
好みの産地やブドウ品種があるならば、これらも伝えることで好みのワインにたどり着く確率がより高くなります」。
なるほど!
正直にソムリエに伝えれば何でも教えてくれるわけですね!
冷や汗をかきながらどれがいいか、高いんじゃないかと悩んだりするよりよっぽどスマートですよね!
ちなみにテイスティングは…
これは、開けたワインが「自分の好みか」を確かめるのではなく、カビの臭いなどコルク臭がしないかどうかを確かめる作業だ。
ソムリエがいる店の場合は大抵大丈夫なので、「テイスティングは結構です」と省略してもよい。
基本的に外側から使っていけば間違いはないですが、ナイフやフォークの使い方、本当に完璧ですか?
使い方に迷う、フォークで刺すことができないほど柔らかい料理の食べ方って?
「潰れてしまうのは仕方のないことです。左側から、ひと口大ずつ切り分け、食べて行きましょう」とのこと。ちなみにリーフサラダは、頑張ってナイフ&フォークで食べなくても、フォークだけでいただいてもいい。
上の画像のように、小さすぎてフォークで刺すことができない食材はフォークをスプーンのように使っていただくのがいいとのこと。
また、フランス料理にある「◯◯のパイ包み」なんて名前の料理もありますよね?
器がパイで覆ってある料理です。
どうやっていただくのが正解なの?
これでフランス料理の「2大食べるのにどうすればいいかわからない料理」のマナーは完璧に攻略できますね!
パンをいただこうとすると、どうしても出てしまうのがパンくず。
汚くなって恥ずかしい!
こっそり床に捨てちゃえ!
なんてやっちゃダメですよ!!
パンくずはデザートに入る前にスタッフが片付けてくれるので待ちましょう。
どうしても気になるようならスタッフに声をかけ片付けてもらいましょう。
パンをいただく時はパンくずが出ないように、そっと一口大にちぎっていただきましょう。
また、フランス料理のテーブルマナーではパンをスープに浸していただくのはNGです!
ソースならギリギリOK(相手が親しい間柄限定)。
一口大にちぎったパンを軽くフォークで突き刺してソースを拭ってください。
フランス料理では魚料理をいただく時、”フィッシュスプーン”を使います。
魚の身をソースと一緒に食べるためのもので、フィッシュスプーンを右手に、フォークを左手に持ち、フォークで身を押さえながらフィッシュスプーンで切っていく。
フォークは補助的な存在だ。
魚の身とソースをフィッシュスプーンにのせたらこのまま口に運ぶ。
魚が他の食材に乗っていて切るのに不安定な場合は、手前側に移動させても大丈夫です!
そして肉料理!
肉料理で一番の難関が骨つき肉ですよね。
いきなり骨を手で掴んでガブリッと行くのはもちろんNGだ。
まずは、皿の中で切りやすい場所に仔羊を移動し、ひと口ずつ切って食べていく。
写真のような状態になったら骨を手で持っていただこう。
「手で掴んで食べるのを嫌って、無理にナイフ&フォークを使い続けると、ナイフが皿に当たって"ガシャーン"と大きな音がしたり、ごくまれに料理が飛んでしまうこともあります。
このようなことを避けるためにも、遠慮なく適したタイミングで手を使って食べてください」
手を使うと下品に見える、と思う方もいるかもしれませんが、フランス料理のマナー的にはOK!
お肉は骨の周りが一番美味しいですから、遠慮せず手でいっちゃいましょう!
ナイフとフォークの置き方で意味合いが違います。
理解している方も多くいると思いますが、刃先の向きなど気にしたことがありますか?
ナイフ&フォークは自分から見て、右下に揃えておく。
ナイフの歯は自分の方に向けておこう。
また、1皿食べ終わる前にナイフ&フォークを置く際は、「ハ」の字に。テーブル上にスペースがない場合は、皿にフチに置くとよい。
さらに、ナイフやフォークなどを落としてしまった場合は自分で取るのではなく、サービススタッフにお願いしよう。
ナイフの刃先は自分へ向けて、フォークはナイフの手前に置き、上向きに置く。
テーブルに置くスペースがない時
刃先を自分の方へ向けて置く。
置くスペースが十分にある時
刃先の向きなど、意外に気をつけなければならないことが多いですね!
注意しましょう!
フランス料理のテーブルマナー、いかがでしたか?
知っているマナーもあったと思いますが、意外と知らなかったマナーもあったのではないでしょうか?
料理を楽しむのに必要なのはまずはマナーから!
食事をする相手もあなたのテーブルマナーで、より料理を楽しめるはずです!
これを最後まで見てくれたあなたはきっと、急なフランス料理の食事のお誘いがあったとしても完璧なマナーで最高の料理を楽しめるでしょう。
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