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2015/10/09
生き人形の話の前に、稲川淳二さんのプロフィールについてまとめてみましょう。
こちらが、稲川淳二さんの画像。
生き人形は、稲川淳二さんが若いころの話だそうですが・・・。
本業はホラーストーリーテラー、所謂怪談師と定義づけされる。しかし、実は氏は知る人ぞ知る多芸多才の人として知られており、本業であるタレント業の他に俳優、文筆家、工業デザイナーとしても活躍している。
稲川淳二さん、かなり多芸らしいです。
そんな稲川淳二さんでも生き人形の話は怖いのだとか。
氏は日本の芸能界きっての「いい人」として有名で、百戦錬磨のテレビマンにも「稲川の悪い話は聞かない」と手放しで褒めそやされるほど。知人に数百万円の借金を踏み倒されても恨み事ひとつ吐かなかったり、出演した覚えのないCMに出演していたのを知っても後で出演料をせびらなかったりと、「いい人」エピソードには事欠かない。
稲川淳二さん、かなりいい人で有名なようです。
そんな稲川淳二さんでも、生き人形の話は怖いのだとか。
稲川淳二さんの生き人形とは、一体どういう話なんでしょうか?
稲川淳二さんの生き人形について、まとめていきましょう。
稲川淳二さん本人ですら恐れる『生き人形』とは一体!?
稲川さんがニッポン放送の、
深夜のラジオ番組に出演していた頃の話しである。
当時稲川さんと仲が良かった人で番組ディレクターの東さんという人がいた。
彼が稲川さんに
「淳二、一緒に帰らないか?」
と誘ってきたのだ。
というのも、稲川さんは当時国立に住んでおり
東さんは小平の辺りに住んでいたので方角はほぼ同じだったのである。
そして車は当時開通したばかりの中央高速道路に向かって走っていた。
これが稲川淳二さんの生き人形のはじまりです・・・
しばらく走っていた頃だ。三鷹を少し過ぎた辺りだろうか、
道路脇の塀の上に道路標識らしい丸い物が立っていた。
(あれ?珍しいな…。)
その頃中央高速には標識はほとんど立てられていなかったのである。
しばらく走っていると、また同じような丸いものが見えてきた。
再びその標識らしき物を通りすぎたのだが、
人間というのは面白いもので、同じ出来事が複数回続くと
「またあるんじゃないか?」と思うものである。多くは偶然なのだが、
稲川さんはさらに同じような物をはるか前方に発見した。
しかし、形が先ほどまで見ていた物と違うのである。
距離はかなりあるはずなのだ。しかし稲川さんはそれが、
「人の形をした物」
だと、すぐに気づいたそうだ。
これが、稲川淳二さんの言う、生き人形なのでしょうか?
しかしその時は深夜、辺りは真っ暗である。
なのに稲川さんは、その人間が「黒い着物を着た、黒髪の少女」だという事が分かったそうだ。
その少女が真夜中の高速道路の塀に立っているのだ。
道路の方ではなく外の方を向いて腰を少しかがめながらである。
稲川淳二さんの生き人形、この時点でもう大分怖いのですが・・・。
おかっぱ頭、目は切れ長で口も横に長くて、気味が悪いほど肌は真っ白。それでいて無表情。
その「首」が、気がつくと稲川さん達の車のすぐ前方に浮かんでいたのだ。
そうかと思うと首はフロントガラスをすり抜けて車内に入ってきた。
そしてスポーン!と後ろに抜けて行ったのである。
結局、この夜はこれ以外何もなく済んだのですが・・・。
稲川淳二さんの生き人形、これからが本番です。
聞けば、新しく手に入れる人形と一緒にお芝居をやるという企画の事だった。
前野さんという人はこの道ではかなり著名な職人で、評判の良い人形師の人だった。
今回のそのお芝居も大勢の有能なスタッフ、魅力的な俳優や女優、
声優を用意した大掛かりな物になるとの事。
以前から演劇や戯曲等に興味があった稲川さんは、
親しい前野さんからの頼み事ということもあって快く承諾した。
前野さんが今回使用する人形についての説明を始めた。
話しによるとその少女人形は、身長が125cm、かなり大きい。
普通の子供とさほど変わらない大きさで重量もある。
よって操作は黒子さんに扮する男性が3人がかりで動かすのだ。
黒子Aは頭と両腕、Bは胴体、Cは両足。といった具合の役割である。
この人形が、稲川淳二さんのいう生き人形なのだそうです。
これが、稲川淳二の生き人形。
まるで生きているかのようです。
稲川さんも変な事は考えないようにと思い、その人形について前野さんと色々な話をしていた。すると前野さんが、思い出したように不思議な顔をして稲川さんにこんな事を言って来たのだ。
「でもね~、稲川ちゃん。この人形ちょっとおかしいんだよ。
見てみな、ほら、右手と右足がねじれちゃうんだよ」
人形であるから操作しやすいように、
関節の部分は丈夫な糸で連結してはいるが隙間は十分に空けてあるはずなのに、である。しかも放っておけばダラ~ン、となって自然にまっすぐになるはずなのだが
右手と右足だけがまったくいう事をきかないのだ。
稲川淳二さんの生き人形は、この辺りの精密な描写が不気味ですね。
この人形を作った人形師に、直してもらうよう頼もうとしますが・・・。
「おかしいんだよ、稲川ちゃん。人形を作ってくれた先生なんだけどさ」
「うん、どうしたの?」
「行方不明なんだって」
「え?何それ?」
「うん、こっちから先生のところにはどうしても連絡がつかないから、
色々な人に聞いてみたんだよね。そしたら’あの人今は行方不明なんだって’
って言うんだよ」
更には、前野さんの家庭に不幸があったり、スタッフが何人もケガをしたり・・・。
稲川淳二さん曰く、生き人形の呪いではないかと・・・。
生き人形は右手と右足がねじれていましたよね・・・。
稲川淳二さんも、これには戦慄。
「稲川、おかしいよ…」
「何が?」
「黒子さんの衣装を着た出演者は何人居る?」
「えーと、そうだなあ。少女人形3人、少年人形3人、
それと舞台監督さんだから全部で7人だろ?」
「…8人居るんだ」
やがて稲川さんがスタート位置に付き、
ホワイトスポットが稲川さんに当たり舞台が始まった。
その瞬間。
パーン!
という乾いた音と共に少女人形の右手が割れたのである。
中からは骨組みが見えていた。舞台も佳境に入り、
ある役者さんがその少女人形を棺桶に入れて引っ張るというシーンでの事である。
棺桶は丈夫な木で作られた物で重さが8kgもある。
しかし大の大人が二人掛りでも持ち上がらないというほどの重さでもない。
しかし、持ちあがらない。まったくビクともしないのだ。
生き人形の呪いか、相次ぐ怪現象が発生。
稲川淳二さんたちは、劇を中止せざるを得なくなります。
そんな事があってしばらく経った頃。稲川さん達が
行なったこの公演で不吉な出来事が多発しているという事を
知った東京にあるTV局の人間が、
「その怖い話を、TVで紹介するみたいな、そういう番組をやらせてくれないか?」
と、稲川さんに連絡してきたのである
ですが、スタッフの周囲に不幸が次々と起こります。
稲川淳二さんは、生き人形との関連性について言及します。
そして収録の日、TV局に着いた稲川さんが楽屋で
休んでいると前野さんが例の人形を大事そうに抱えて到着した。
その人形を見たとき、稲川さんはある事に気が付いた。
人形の髪が伸びているのである。
そして、稲川淳二さんとともに生き人形はテレビ番組で放映されることとなったのですが・・・
人形が映った瞬間に背後に下げてあった幕を天井につないでいる何本ものヒモが
スパッ!!!
と音を立てて一斉に切れ、幕が床に落ちてきたのだ。
1本1本、プツンプツンと切れるのではなく、同時に切れたのである。
天井に設置してある照明が落ちてきたのだ。
照明一基とはいえ、一つ一つは大変な重さである。
それ故落ちてきたらこれほど危険な物は無いため、
絶対に落ちないように鎖で何重にもつなぎ、固定してあるのだ。
落とそうにもなかなか落ちない物なのである。それが落ちてきてしまった。
さらに、照明が落ちてきた地点とは離れた場所にあったカメラが壊れてしまったのだ。
そして、この時スタジオに居たスタッフが一人、後日亡くなったそうだ。原因は不明。
こうして、稲川淳二さんの提案により、生き人形は永久に封印されることとなったのです。
以上、稲川淳二さんの生き人形に関する情報でした!
稲川淳二さんの生き人形、とてつもない怖さでしたね!
夜中にこれを見ている皆さん、後ろに誰か立っていませんか・・・?
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