travelist
2019/02/20
狭い、汚い、絶対シャワーとトイレ別の方がいいと思っているそこのあなた。でも使い方を知ればもっと快適なバスタイムにすることも出来るんですよ。ユニットバスの使い方をしっかり知って身構えなくてもいいようになりましょう。これを読めば、ホテルに泊まる時ユニットバスで戸惑ってしまう事が無くなりますよ!
ユニットバスとは周りの壁・天井・床が一体になっているお風呂のことを指します。工場であらかじめ防水性の高い素材を使い、壁・天井・床・浴槽などを成型しておき、搬入した後に組み立てられるもので、バスやトイレや洗面台が一緒、一緒じゃないということは、ユニットバスかどうかの判断材料にはなりません。
実はトイレとお風呂が同じ部屋にあるからユニットバスというわけではないんですね。ちなみに最近よく耳にする“システムバス”はユニットバスと同じものらしいです。ユニットバスと言われればビジネスホテルを想像してしまいますし、システムバスと言われればリフォームできれいになったお風呂を想像しちゃいますけどね…
2点ユニットバスは、「周りの壁・天井・床が一体になっているお風呂」そしてさらに「洗面台」があるものです。
3点ユニットバスは、「周りの壁・天井・床が一体になっているお風呂」そして「洗面台+トイレ」があるものです。
普段私達が想像するのはこの、2点ユニットバスと3点ユニットバスなんですね。一人暮らしの賃貸はこの3点ユニットバスなんですね。
実はこの「ユニットバス」は日本で生まれたんですよ。
元々シャワーとトイレが一緒になっているのは欧米のスタイルじゃないの?と思った方。確かにそうです。
しかしさっき見たように、 ユニットバス≠トイレとお風呂が同じ部屋 で、 ユニットバス=搬入して組み立てる ものですよね。
1964年の東京オリンピックに向けて急ピッチで宿泊用のホテルが作られていました。なんと17ヶ月という工事期間で終わらせなければならなかったようで無謀も無謀ですよね。しかも1044室もあり、従来の工法ではとてもじゃないけど間に合わない…
失業時代が終わり、今度は逆に高度成長時代のため労働力を確保できません。少ない人手でなんとかオリンピックまでには間に合わせたい、そう思って考え出されたのがユニットバスなんです。研究が重ねられ、高層階の建物に用いても大丈夫なように、軽量化がされていき発明されました。工場でパーツを作って持ってきてから組み立てればいいので簡単ですよね。その発明のおかげで無事に東京オリンピックに間に合いました。
そんなに昔に作られたユニットバスがいまだに使用され、進化を重ねより快適になっていると知ればユニットバスへの愛着も増しますね。
では実際の使い方を見てみましょう。
ユニットバスはゆっくりする場所というよりは、シャワーを浴びるための場所と考える方も多くいることでしょう。でも快適に浸かっている方も結構いますよ。
浸かりたい方は以下の使い方を参考にしてみてください。
使い方
1. カーテンは湯船の外に出してお湯を張ります。
2. お湯がたまったら入りましょう!お湯にゆっくりつかります。
3. 体が温まったら、そのまま湯船のお湯で洗顔を済ませます。
4. 立ち上がって湯船の栓を抜きます。少しずつ抜けていきます。
5. シャワーカーテンは閉めて、シャワーで洗髪。
6. 次にタオルにボディーソープを付けて体を洗います。寒ければシャワーは出しっぱなしで。
7. 全てを洗い流しすすぎで完了。
ユニットバスはお湯を溜めて浸かってから体を洗うんですね。
日本人の感覚だと洗ってから湯船に浸かりますが、ユニットバスでは浸かってから洗うのが主流らしいです。
湯船にお湯を張って、そこで体を洗い、そのままそこに浸かるという意見も…
気にならないならばそれでもいいんじゃないでしょうか。みなさんいろいろな自分に合った使い方を見つけられているようですね。
ホテルの客室内はスリッパを利用しますが、ユニットバスを利用するときは「ユニットバスの前でスリッパを脱ぐのか」、「ユニットバスの中でスリッパを脱ぐのか」迷います。スリッパを脱ぐ場所の正解はユニットバスの中になります。ユニットバスの中にある洗面台やトイレはスリッパを履いたまま使用し、浴室を利用する時のみ衣類を脱ぐ時にスリッパも脱ぎます。
そうなんですね。初耳です。たしかにスリッパってどこで脱げばいいか迷ってしまいます。
シャワーカーテンはトイレや洗面所部分へ水が飛び散らない為に付けます。それ以外にもユニットバスの保温性が上がり暖かい、洗面台にドライヤーなどの濡らしてはいけないものも置けるようになります。
では使い方を見てみましょう。
正しい使い方はシャワーカーテンを浴室の内側に垂らすんだそうです。そうするとより一層お湯がトイレの方に飛び散らなくなり、トイレの床や、トイレットペーパーが湿気でボロボロになるのを防いでくれます。
でも湯船にお湯を張って浸かる時は外に出してくださいね。
カビが生えやすくなるから外に垂らす、シャワーカーテンが体に貼りつくのが嫌なので外に垂らす、また別に圧迫感を感じるから少しカーテンを開ける、シャワーカーテンは使わないという意見もちらほら…
なので自分の好きな使い方でいいと思いますが自己責任でお願いします。
自分の後にお風呂に入る人がいるときは、どうするにせよ床を水浸しにしないよう気を付けてくださいね。
どうでしたか?ユニットバスの使い方を見てみました。シャワーカーテンの使い方もこれでバッチリですよね。絶対こうしないといけないわけではないので、利用するうちに合う使い方を探してみるのもいいかもしれませんね。これで次からのホテルへのお泊まりも楽しくなるはず!
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