ポメたん
2016/06/19
思い出してみてください。最後に泣いたのはいつでしょう?
子どもの頃はよく泣いていたけれど、思春期に差し掛かると人前で泣くのが恥ずかしくなりますよね。大人になれば「泣いたって仕方ない」と、自分の辛い気持ちを誤魔化すことも増えます。
しかし《泣く》ことは、私たちを辛い毎日から引き上げてくれる驚きの効果があるのです。
「泣いたって状況は変わらない。泣いている時間などない」と行き急ごうとしているそこのあなた、ちょっと手を止めてください。
《泣く》ことで一晩寝るのと同じくらい精神的にリラックスできる、という事実をご存知でしょうか?
人は本能的に《泣く》ことで、ストレスを発散しようとする機能が備わっているようです。
自分で自覚している悩みのほかに、自分では意識していなかったところでの悩みに対してストレスを抱えている場合も多くあります。
どうしても「泣けない」というのなら、今回著者が激推しする《泣ける本》を読んで、ひとりきり大きな声で泣いてみませんか?
ブラック企業にこき使われ心身ともに疲弊した主人公・隆が、無意識に線路に飛び込もうとするところを「ヤマモト」と名乗る関西弁の男に助けられる場面から始まる、【ちょっと今から仕事やめてくる】。
筆者もつい先日読み終えたのですが、中盤から溢れる涙が止まりませんでした。現代社会に蔓延る風潮が描かれており、隆の仕事に対する思いに共感する人も多いはず。
隆は謎に包まれたヤマモトと過ごすうちに、本来人間はどう生きるべきか、何を大切にするべきかを考えるようになります。彼らの姿に、私自身も勇気づけられた読者の1人です。
ちょっと今から仕事やめてくる 5/27から福士蒼汰君、工藤阿須加君主演で映画も開始。 仕事、会社に悩んだら読んでみよう。幸せはどこにでも転がっており、生きていれば何とかなる。人の幸せは人それぞれ、人生は半分は自分のため、もう半分は自分を思ってくれる人の為に。pic.twitter.com/P2iadV9Zxj
Mon, 08 May 2017 15:47:01 GMT
「ちょっと今から仕事やめてくる」は良書でした。「人生に逃げ道があっても良い、生きてさえいればなんとでもなる」というメッセージがしみじみと伝わってきました。悩めるあなたにオススメの一冊!
Sun, 23 Apr 2017 02:23:26 GMT
福士蒼汰さんと小松菜奈さんで映画化されたことでも話題になった【ぼくは明日、昨日のきみとデートする】。筆者も軽い気持ちで観に行きましたが、案の定大号泣。その原作となった本とは?
主人公が運命的な一目惚れをした彼女は、なんと自分の未来がわかるのだと言う。奇跡のような日々が、悲しくも愛おしいSFラブストーリーです。
彼女の秘密を知った時、泣きながら必ず読み返すでしょう。張り巡らされた伏線に鳥肌が立つこと間違いなし。
はじめましての日がさよならの日であり、
さよならの日がはじめましての日である二人。
それは上りと下りの列車の束の間のバッティングの様に、
それが過ぎれば上り列車は下り列車が見てきた景色を、
下り列車は上り列車が見てきた景色を、
未来の景色としてなぞって行くだけ。
そして満月から新月へと向かう様に、
互いが未来へと向かう程、
相手の中では自分に対する想い出や存在認識までもが消えて行ってしまう。
正直この物語は本当にせつなくて辛い物語だと思う。
互いに好きという気持ちが強ければ強いほど辛いだろう。
パラドックスのやるせなさ、その言葉に尽きる物語です。
とにかくタイトルのインパクトがすごい【君の膵臓をたべたい】。著者自身、受験前日の気分転換に読み始めたらページをめくる手も溢れる涙も止まらなかった1冊です。
物語の展開や美しさも素晴らしいですが、何よりも文体に惹かれて購入した、という人が続出しています。
目を引くタイトル、最後まで明かされない《僕》の名前、今までの「選択」を間違っていなかったと思える文章。「うわははっ」という彼女の笑い声が、今にも聞こえてきそうです。
買おうか迷ってるなら買った方がいい
ほんとうに考えさせられた。
どんな関係だろうと、自分がこの人に会うために生きてきたと思えればそれでいいんだって。
まあ読んでみたらわかります!
私は誰の膵臓が食べたいだろうかと、
最後、泣きながら一気に読破しました。
きっと一生考えながら生きていくんだろうな。そう思わせてくれる作品でした。だいすきです。
自分の思い通りにはいかない人生。「人生はそういうものだ」と割り切りたくても、すべてを「仕方ない」と諦めるのは悲しいし、上手くいかない物事にストレスは溜まる一方。
今夜は《泣ける本》を読んで、思いっきり泣いてみませんか?きっと涙が心に溜まったもやもやを洗い流してくれるでしょう♡
Copyright© 運営事務局