Mamedaihuku
2017/02/13
節約をしているつもりで、なかなかお金が貯まらない。特にあれこれ買っているわけでもないし、贅沢な生活はしていないはずなのに…これは元々その人が持つ、“脳のクセ”が原因です。
脳は日常生活では極力エネルギーを使わないように楽な方を選ぼうとする習性があります。売り手側はそこに狙いをつけ。様々な戦力で消費者の購買意欲を刺激し、買わせようとしているのです。
ここでは、無駄遣いの多い人が持つ“脳のクセ”をご紹介していきます。まずは自分のクセを把握することからはじめましょう。そしたら、お金の貯まらない原因が見えてくるかもしれません。
浪費を促す、脳のクセは10パターンあります!
中には「その考え分かる…」と共感するものもきっとあるはず。
まずは自分のタイプをみきわめる事が大切になります。下の10項目から自分に似ものを探してみましょう。もしかしたら、複数当てはまる可能性も!その人は気づいていないだけで、これまでたくさんの無駄遣いをしてきたかもしれませんので要注意です!
物を選ぶ際に店頭でオススメされているものや、“売れているもの”にはつい目がいってしまいます。
「売れ筋No.1」や「口コミ第1位」の言葉があると、安心感からかついついそれを選んでしまうという人も多いはず。
それは、目立つ商品が良い商品だという錯覚を起こしてしまっています。目立つことで他の特性が引きずられて見えてしまう、「ハロー効果」の格好の餌食になってしまっています…。
みんなが「良いというもの=良い商品」という概念を取っ払いましょう。価値はそれぞれ違います。対象を見るときに、一歩引いた消費者目線が大切になります。
「3個買うともうひとつおまけ♪」「5000円以上は送料無料!」などの“無料”を手に入れつために、わざわざいらないものを買ってしま方いませんか?後、送料無料まで1000円だから、なんか適当に買おうかな…と。
送料よりも支払った金額の方が多いことに気づいていますか?
無料でなにかを得したとしても、払っているお金は多くなっています。“無料”という言葉が感覚を鈍らせているだけ。
無料にできるということはそれなりの理由があります。送料を払ってでも欲しいものでなければ買う必要はありません。本当にそれは必要な出費かきちんと考えましょう。
いつもはお洋服1着に1万を出すことためらうのに、2万円の50パーセントオフだと聞くと、とっても安く思えてしまう。しかも、割引額が大きいとより安く感じる…という感覚はみなさんありますよね。
それは脳みそが、最初の値段で価値を判断するクセがついてしまっているから。
割引額に惑わされないで!よく考えましょう、元の値段でもあなたはその商品を買っていましたか?自分にとって、それだけ値段を払うだけの価値があるのか考えましょう。
本当にその服可愛いですか?
遊びや飲み会の誘いを断れずに、つい浪費してしまうという方。
行く必要性がないのであれば、きっぱり断るクセをつけてください。
金銭感覚は周りの人間から多く影響を受けます。お金の使い方が荒い人と共に過ごすと、その水準にあなたも自然と寄っていってしまいます。
生活レベル以上の出費をしてしまっていたり。
「節約中」ということをきちんと伝えられることも大切です。出費が多そうなお誘いは、はっきりとお断りする勇気を!
これまで続けてきた趣味や集めてきたコレクションに対して、ここでやめたらいままで使っきたお金が無駄になると思ってやめ切れない。それとても無駄なことだと気付いて!!
これは、積み上げた投資を無駄だと考えたくない故に行ってしまう「コンコルド効果」による錯覚です。
損なのでは?と少しでも考えた瞬間にやめましょう。意地をはっても損が増えていくだけです!欲しくもないものが溜まっていっても、用途がないのならそれはただのゴミですよ!
「今日はポイント10倍だからなにか買わなきゃ!」とか「あと少しでポイントがたまるから何か追加で購入しようかな…」という考えは捨てて!
人はゴールが見えるとヒートアップするもの。ポイントカードもあと少し!とゴールが見えるとつい頑張ってしまったり。
もはや、ポイントを買うためにお金を払っているようなものですね。
貯まりきる直前が要注意!この買い物は本当に必要なもの?それとも、ポイントのため?と自問自答をする習慣を付けてください。
女子が大好きな「限定品」。「限定品」と言われるとトキメク気持ちも分かります。コンビニでも、じゃがりこの期間限定商品を見ると思わず買ってしまいますよね!
「限定品」「残り1点」「閉店セール」などの限定性があると気になってしまいます。最後の選択を迫られたら、限定的な方を選んでしまうという人もいるはず。
これは「これを逃したらもう手に入らないかも!」と勝手に思い込んでしまう、「心理的リアクタンス」という現象です。希少性の高いものほど、貴重に思えてしまいます。
購買意欲をあおる表現には惑わされないでください。
ショップでお洋服の試着をした時や、コスメカウンターで店員さんとお話して商品をオススメされた後、なんだか断りずらいな…と感じます。
脳は実際に触れるとそのものに対して愛着がわきます。これを「愛着変化効果」と呼び、脳の錯覚です。
ペットショップでただ見に来ただけなのに、実際に動物をだっこをすると、ついつい引き取ってしまう人がいるのもこのせい。
試着後にそのお洋服を欲しくなるのは脳の錯覚なのです。
店員さんの親切なサービスや対応に申し訳なく思う必要はありません。冷静に判断を下しましょう。
コンビニでのちょっとしたお菓子を買ってしまったり、高額のお買い物でも分割でいくらと提示されるとつい契約してしまったり、と少額なものに鈍感な人がいます。
後々、総額を知ってお驚く結果に…クレジットカードのリボ払いもこの感覚ですね。「月1万円だしな」と考えていると、何年払う羽目になるか分かりません。
1回の金額ではなく総額で考えるようにしましょう。
コンビニでお菓子を買う時も、毎日200円使えば月に6000円の出費になるなと考えるクセをつけることが重要。
塵も積もれば山となります、そのお菓子ではなく6000円のディナーを食べたほうが有意義ではないですか?
安いものを購入した時に、それが粗悪品だった場合「これ安かったからしょうがないか」「まぁこんなもんだよな。値段通りだな。」と考えてしまう人は要注意。
安さに気を取られて、価値を見失いがちです。
「安かったからすぐダメになっても、しょうがないか。」と納得させ、あたかも失敗を予測していたかのように考えるのはダメージを軽減するための脳のクセです。
「やっぱりか」ではなく、「どうしてこれを買ったのだろう?」「この買い物はなんで失敗したのだろう?」と考えるように心がけましょう。
お買い物は、周りの評価ではなく、自分自身の生活のプラスになるかどうかで購入を判断しましょう。
いくら人気のものであっても、購入後に自分に対しての価値が見出せないのであれば、それは不要なものです。あなたの生活の中では価値がないもの。
自分の生活を良くするものを選ぶ!という強い信念を持って、お金と上手に付き合って行ってください。
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