《会社で使える美人言葉》“すごい”を上司に「丁寧に伝える」言い方知っていますか?

メールや手紙などで、ほんの一言添えてある言葉にほっこりしたり、その一言で印象がとても良くなった経験はありませんか?言葉にはその人の心が表れます。感謝の気持ちがもっと伝わりやすくなる表現や上手な謙遜の仕方などあなたも「美人言葉」を使ってみてはいかがでしょうか?

お礼の言葉や褒め言葉、ワンパターン化していませんか?

言葉遣いは心遣い

人と話すとき、メールを書くとき、あなたはどんな風に言葉を選んでいますか?
特に目上の方や、取引先などとのやり取りは、事務的なテンプレートやワンパターン化した表現が多いのではないでしょうか。

「ありがとう」の一言でも、様々な表現があります。
たった一語、いつもの言い回しを変えるだけでも、文章がぐっとカラフルに彩られていきます!
一言添えるだけで、印象がガラリと変わる、言葉の引き出しを増やしてみませんか?

「すごい」をより丁寧で奥ゆかしく

「すごい」と思った事を、強調する時に、日常では「超〇〇」という表現を使うことは、多いと思います。
しかし、それは砕けた表現であり、目上の方や取引先の相手には使う事ができません。

この「超」「すごい」を、もう少し丁寧に、奥ゆかしく表現する言葉をご紹介します!

誰もが気持ち良い言葉『心から』

「心から感激しました」
「心より、お礼を申し上げます」
「お目にかかるのを、心から待ち遠しく思っています」

真心からくる感情を、そのまま口にしているようで、相手も嬉しく感じてくれる表現です。

目上の方とお話するときは『いたく』

自分よりも年上の方や、目上の方とお話するときは、「いたく」という表現が適切です。

「先生のお話に、いたく感動いたしました」

すごく感動しました、と言うよりも、古風で優雅な印象を与えてくれます。

より嬉しさが増す表現は『ひとしお』

苦労や努力が報われ、嬉しさが増す様子を「ひとしお」と表します。

「苦労して作った作品が認められたときは、感動もひとしおです」

「ひとしお」は、漢字で書くと「一入」。
「入」というのは、もともと染め物の用語で、染料に何回浸すかという意味で使われていました。
染める回数によって、色が濃くなっていく様子を、嬉しさの程度が増す様子と重ねた、粋な表現なのです。

いつもより丁寧に「ありがとう」を伝える言葉

「ありがとう」という言葉は、人に不快感を与えない美しい日本語です。
より丁寧に、より感謝の思いを伝える表現をご紹介します!

目上の方には『ひとかたならぬ』

目上の方にお礼を申し上げる時には、「ひとかたならぬ」を使ってみましょう。

「ひとかたならぬお世話になりまして、大変感謝しております」

月並みに「大変」「非常に」と表現するよりも、丁寧でやわらかい印象を与える事ができます。

感謝の気持ちが真っ直ぐに伝わる『お力添え』

誰かに良くして頂いたり、助けて頂いたりしたときに使う「お力添え」という表現。

「お力添え頂きまして、ありがとうございました」
「〇〇さんのお力添えのおかげです」

「ご協力頂き」「お世話になる」などのよく使われる表現よりも、丁寧でより真心がこもっているように感じられます。

人を褒めるときに必ず喜ばれる言葉

「褒め上手は愛され上手」という言葉があります。
人を褒める事ができる人は、コミュニケーション能力が高く、周りからも愛される人が多いですね。

誰かを褒める時に、どんな相手でも必ず喜ばれる言葉をご紹介します!

相手の雰囲気全体を褒める『凛としている、凛々しい』

相手が持つ雰囲気全体を褒める表現で、服装や見た目だけを褒めるだけの言葉よりもずっと喜ばれます。
特に、初めて直接会ったときなどに使える表現です。

「お話はかねがね伺っていましたが、こんなに凛としていらっしゃる方とは」
「とても凛々しいですね」

凛としているあなたを、眩しく素敵に思っています、というニュアンスが伝わりますね。
立ち振る舞いが美しい方や、ハキハキとしている方にピッタリの褒め言葉です。

垢抜けた印象を与える『洗練』

「洗練」という表現は、垢抜けた印象を持たせてくれます。

「たたずまいが洗練されていらっしゃいますね」
「いつも洗練されたバッグをお持ちで、センスが光りますね」

こちらは、全体の雰囲気にも使いますが、バッグや洋服などのアイテムにも使える表現です。

趣味の話などを聞いた後には『造詣が深い』

さまざまな趣味のお話や、専門的なお話を聞いた後に使いたいのが、「造詣が深い」という表現。

「絵画に造詣が深いなんて、素敵ですね」

「お詳しいんですね」「すごいですね」と褒めるよりも、深い敬意が伝わり、相手も気持ちよく感じてくれる表現です。

日本人らしい「謙遜上手」は好感度アップ!

身なりや、外見を褒められ、どう答えたらよいのか困った経験はありませんか?
褒めてもらったことへの喜びは表現しつつ、上手に謙遜することは、相手にも好感を与えてくれます。

どんな相手にも使える魔法の言葉『恐れ入ります』

謙遜する言葉にも様々な表現がありますが、一番スタンダードでどんな相手にも使えるのが「恐れ入ります」という表現です。

「お褒めにあずかり、恐れ入ります」

どんなシチュエーションにも使う事ができる、美しい謙遜の表現です。

容姿を褒められた時には『おもはゆい』

嬉しい事があり、照れくさいような、思わず頬が赤らむような気持ちを「おもはゆい」と表現します。

「過分にお褒め頂き、おもはゆい思いでおります」

しっとりとした、古風な表現は、さらに女性を凛とみせてくれます。

相手を立てながら喜びを表現する『身に余る』

「身に余る」は、相手から頂いた好意や言葉が素晴らしく、もったいないほどです、という表現です。

「身に余るお言葉、大変嬉しく思います。ありがとうございます」

嬉しい気持ちと、光栄だと感じている様はしっかりと表現しながら、相手を立てる感謝の気持ちを述べられると良いですね。

言葉に彩りを持たせましょう

普段使っている言葉を、たった一語変えてみるだけでも、ずいぶんとニュアンスが変わってきます。
美しい言葉づかいを心がけて、美人言葉を使ってみましょう!

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