子供に夢を届ける☆絵本作家って?絵本作家になるにはどうすれば?
たかあみ
2015/12/23
2016/12/07 更新
師走になると、なんとなく気分が慌ただしくなりますね。気ぜわしいときこそ、ひとりでゆっくり本を読む時間も大事です。今回は、仕事やプライベートで疲れている人におすすめの女性作家と、その作品をまとめてみました。読書でひと息入れて、明日への力をチャージしましょう!
オシャレに彩りを
12月は飲み会の予定も多く、年末に向けてソワソワして落ち着かない気分になってきます。そんなときは、意識してひとりでゆっくり休む時間を作りましょう。
今回は、ひとりの時間におすすめしたい女性作家と、その作品についてまとめました。
1988年にコバルト・ノベル大賞を受賞し作家デビュー。その後スランプに悩まされるが、2005年には『対岸の彼女』で直木賞を受賞。2008年本屋大賞の『八日目の蝉』は、井上真央主演で映画化もされている。
『なくしたものたちの王国』
角田光代
¥724(税込)
人生には、いつのまにかなくしてしまったものがたくさんある。大切にしていたぬいぐるみに、お気に入りの傘、初めてできた友達。カラフルなイラストに彩られた作品集は、プレゼントにもぴったり。
あたたかくて、優しい気持ちになれる本でした。
気付かない間になくしてしまった大事ななにか。
あの時、この世の終わりかと思うくらいに本当に悲しくて寂しかったけれど、そうではなく、いつかまた必ず会えるんだとほっとしました。
Amazonカスタマーレビューより
古本屋でのアルバイトを経て、WEB上で読書エッセイの連載を始める。『風が強く吹いている』で本屋大賞、『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞を受賞。映画化された作品もヒットに恵まれている。
『舟を編む』
三浦しをん
¥670(税込)
玄武書房に勤める馬締光也は、まじめ過ぎて営業部で変人扱いされていた。辞書編集部に異動するやいなや、めきめきと頭角を現す馬締だったが、新しい辞書は完成するのか、恋は成就するのか―。これを読めば、仕事をしている自分が好きになるはず。
言葉の持つ力。傷つけるためではなく誰かを守り、誰かに伝え誰かとつながりあうための力。(『舟を編む』三浦しをんp203)
Thu, 01 Dec 2016 07:38:59 GMT
1987年、『キッチン』で海燕新人文学賞を受賞。1989年には、『TSUGUMI』で山本周五郎賞を受賞。著作は30か国以上で翻訳され、海外にもファンが多い。ゆるキャラをモチーフにした長編小説『ふなふな船橋』では、軽いタッチの中に根源的なテーマを表現している。
『デッドエンドの思い出』
よしもとばなな
¥525(税込)
「幸せってどういう感じなの?」婚約者に裏切られた私は、飲食店の雇われ店長である西山君にふとたずねた。つらい日々が続いたとしても、幸せはふいに顔を出す。心の中の宝物に再び光を与えてくれる、珠玉の短編集。
2007年、『聖職者』で小説家としてデビュー。2008年には、『告白』が週刊文春ミステリーベスト10第1位、さらに本屋大賞を受賞。ドロドロした女の執念を描き、ドラマ・映画化された作品が大ヒット。いま最も注目されている女性作家のひとりと言える。
『告白』
湊かなえ
¥669(税込)
ホームルームで担任の女教師は、衝撃的な「告白」を始める。娘の溺死は、事故でなく殺人だということ。犯人はクラスの中にいるはずだということ。学校というありふれた場所で起きた事件の顛末やいかに。淡々とした語り口に引き込まれる、唯一無二の傑作。
『娘はこのクラスの生徒に殺されたのです。』担任女性教師の驚愕の“告白”から始まり、語り手が異なる6つの章で構成される物語。ラストは誰も救われない予想外、衝撃の結末だった。犯人の生徒2人に対する復讐劇があんな形に帰結するとは…
読書メーターより
1987年『草之丞の話』で「小さな童話」大賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞を受賞。どこか不器用なキャラクターを描くのが得意で、繊細な文体の中にアイロニーがかいま見える。小説のほか、詩作や海外絵本の翻訳も手がけている。
『思いわずらうことなく愉しく生きよ』
江國香織
¥700(税込)
犬山家の三姉妹、長女・麻子(36)は、夫のDVに悩む日々。次女・治子(34)は、恋人とマンション同棲中。外資系企業で活躍するも、どこか満たされない。いっぽう三女・育子(29)は、肉体関係と友情が人とつながる手段だとわりきっていた。現代人の心のひずみを切りとった恋愛小説。
江國さんの本の中ではいちばん感動しました。
軽い気持ちで読み始めたら、ちょっと驚くくらいにリアルでした。小説にもかかわらずリアルというより、小説だからこそリアルという感じです。
夫婦間の家庭内暴力のモチーフが出てきます。この問題については、ノンフィクションで読んでも全くピンと来なかったのに、この小説を読んで初めて「こういう事だったのか」と納得が行きました。フィクションというのは不思議だと思います。
男性にも、普段小説を読まない人にも勧めたい一冊です。時間の無駄にはならないと思います。
Amazonカスタマーレビューより
職場と家の往復ばかりの毎日では、疲れて誰しも心がトゲトゲしてしまうもの。ひと休みして、小説の世界に浸る時間も大切です。
素敵な女性作家の作品を味わううちに、気づかなかった心の傷もいつしか癒えていくことでしょう……。
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