あなたが言われたいプロポーズの言葉は?言われたいプロポーズ特集
はんままま
2016/03/02
みんなのプロポーズを聞いてみると、頑張ってサプライズを計画した彼もいれば、意外とはっきりとしたプロポーズをしていないカップルもいるみたい。
今回は心がほっこりするような、みんなのリアルなプロポーズを集めてみました。
美波さんの場合、大晦日、年を越した瞬間に、一人暮らしの自宅のコタツでプロポーズされたそう。
家族の絆を感じる、暖かいエピソードがこちらです。
遠距離恋愛を2年ほど続け、彼から「今年の年越しは一緒に過ごそう!」と提案されました。
お互い「いつか結婚したい」とは思っていましたが、お金に余裕も無い為、婚約指輪はいらないと伝えていました。その為、どこかこのままズルズルいくんだろうと思っていたんです。
年越しをコタツの中で一緒に祝い、そろそろ寝ようかと照明を薄暗くした時、彼が「あ、そういえば美波(私)のお母さんから預かっておいたものがある」と言って、小さな箱を出してきました。
お母さんといつの間に会っていたんだということにも驚きましたが、その箱を開けた瞬間、もっと驚きました。
それは、いつも冗談で、「頂戴!」とおねだりしても、なかなかくれなかった母の宝物であり、父が母へプロポーズする際に、「おじいちゃん、おばあちゃんになっても一緒に笑っていたい」と言って贈った婚約指輪だったからです。
そして彼は「おじいちゃん、おばあちゃんになっても一緒に笑っていたい。結婚して下さい。」と恥ずかしそうに伝えてくれました。
いつか父と母の様な夫婦になりたいと思っていた私にとって、その言葉は他のどの言葉よりも感動的でした。指輪は父と母が、プロポーズをすると報告した彼に、こっそり渡してくれていたのだそうです。でも、一言も父のプロポーズの言葉は教えていないそうです。
父と母が、私の幸せを願い、サプライズで彼に引き継いでくれた2人の宝物に、私は今も支えられています。
そして、偶然にも一致したプロポーズの言葉に、きっとこの人とであれば、私も父と母の様な夫婦になって、おじいちゃんおばあちゃんになっても笑い合えるんだろうなと確信しています。
akoさんの場合、2度のプロポーズがあったんだとか。
2度目のプロポーズは、ドラマみたいな、とても素敵なエピソードです。
付き合い始めの頃、2人で交換日記をしていました。
2人とも三日坊主なので、すぐ書かなくなってしまい、そのまま引き出しの奥底に…。
それから付き合って1年、2年経つにつれ、結婚を意識するようになりました。
ただ向こうのタイミングもあるだろうと結婚の話は出せずにいました。
私の祖母と母と姉の結婚記念日は4月29日。
彼もそれは知っていたのでその日になると私もプロポーズを期待するようになっていました。
同棲を始めた3年目。友人とご飯を食べて帰宅すると、私の後をついてウロウロしている彼。
換気扇の下で雑誌を読みながら「こんな家具いいね~」なんて話をしていたら、「あのさ、結婚しようか」と彼。
いろんなシチュエーションを想像していただけに、突然のプロポーズに「ここで?!」と、驚きと喜びに笑ってしまいました。
「指輪も花束も用意できなかったけど、今日どうしても言いたくて。」日付を見たら、4月29日だったのです。
「また改めてきちんとプロポーズさせてください」と言ってくれた彼の気遣いと勇気に、感謝でいっぱいでした。
入籍日は半年後の彼の誕生日に決めて、その後は顔合わせや、式場を決めたりバタバタした毎日が続きました。
入籍日を3日後に控えた夜。
仕事を終えて帰ると、ランプが灯ったテーブルの上に昔2人でしていた交換日記が置いてありました。
3年ぶりに開いてみると、色んな思い出が蘇って微笑ましくも照れくさい。
何ページかしか続かなかった日記だけど、1日1日、大切な思い出がそこにありました。
日記が書き終わった残りのページを開くと白紙だった日記に、なにやらメッセージが書き足してありました。
「1989年1月」「産まれてきてくれてありがとう」「出会ってくれてありがとう」
「俺の友達と仲良くしてくれてありがとう」「いろんなところ行ったね」「喧嘩しなかったね」
「プロポーズ、きちんとできなくてごめんね」「これからも大切にします」
何ページにもわたって、心に響く言葉が一言一言書き足してありました。
そして最後の1ページをひらくと「結婚してください」との文字。
涙が止まりませんでした。後ろを振り返ると、「結婚してください」と、ひざまずいて指輪を開いている彼。
「ありがとう…。」
涙でにじんでなのか、指輪のダイヤのせいか目の前がキラキラしてて忘れられない1日になりました。
もう交換日記をすることはなくなりましたが、今では家に帰ってお互いに1日あったことを話す毎日です。
murmurさんは子連れだったため、彼との結婚を諦めていたみたい。
そんな彼女に不意打ちでプロポーズ。
子どもへの気遣いが、彼の優しさと愛を感じるエピソードです。
彼は、最初から子供がいる女性とは付き合わないと断言していて
「ずっと友達でいるんだろうな」と思っていた。
お互いいい歳で、会えばご飯食べていろんな話をして…「付きあっているのかな?」みたいな感じだった。
私には8歳になる男の子がいた。わかっていながら、彼の事が好きでたまらなかった。
そんな時ホワイトデーのお返しにクッキーをもらい付き合う事に。
すごく嬉しかった。でも、結婚はないなぁと。子供がいる女性とは結婚しないって言ってたし。
山登りが好きな彼。子供と一緒に登るのは2回目で「今回の山はちょっと大変だよ」と言われていた。
確かに大変だった。岩がゴロゴロしていて、頂上の遠さに嘆きながら頑張った。
でも登った時の爽快感は今でも忘れはしない。
子供も疲れたはずなのに、登った後のはしゃぎっぷりといったら。
晴れわたる空の上にいるような場所でご飯を食べてゆっくりしていた。
彼は子供を呼んで、「僕の子どもになって下さい」と。子供は喜んで「うん」とうなづく。
そして「ママと結婚していい?」と訊かれ「いいよ〜」。
そして彼は私の手をとり、「許可もらったから。結婚しよう!」と。
「何?」
私は驚きと何が起こっているのかわからずにいた。
今結婚って…
子供を受け入れるのは難しいと言っていた彼が…。
涙が止まらず、子供と抱き合い、彼が私たちを包んでくれた。
力強い彼の腕の中で彼についていこう。みんなで幸せになろう、そう心に決めた日だ。
のりぴーさんの場合、5年以上付き合った彼とのドライブデート中、渋滞にはまり、喧嘩になりかけたその時、プロポーズされたんだとか。
ちょっぴり失敗した彼がなんだか可愛くて、思わずくすっと微笑んでしまうエピソードです。
とにかく嘘がバレやすい、サプライズ演出に向いてない彼(笑)。
私を喜ばせようと計画してくれるのはいいものの、やたらソワソワ、鼻息が粗い、何かぎこちない、そんな彼の動作でいつも「何かあるな」と分かってしまう私。
そんなカワイイ彼と交際を重ねて6年が経とうとしていたある日、買い物好きな私たちは久しぶりにレンタカーを借りて横浜から御殿場のアウトレットに行きました。
行きは高速を使ったのに帰りは一般道にこだわる彼。しかもわざわざ海沿いを走りたがります。怪しい。けれど反対せずに彼の言う道を帰り始めました。が、普段運転しない私たちは知らなかったのです…
休日の上り道路の夕方がこんなにも渋滞するとは。だんだんレンタカーの返却時間が迫り苛立つ私。「なんでこんな道を選択したの!」と怒ってしまいました。
彼は大きい体を小さくして悲しそうに「今日、湘南の海でプロポーズするつもりだったんだ」とポツリ。そしてそのまま渋滞するどこかの道の車内でプロポーズ(笑)。
お互い不本意でしたが、逆に忘れられない(笑)
大切な思い出を覚えておいてくれるのって嬉しいですよね。
300円の指輪にそれ以上の価値を付けてくれる、優しいエピソードです。
付き合いだして3年半で結婚を申し込まれました。
「一生一緒にいよう」と指輪を渡されて。
でも、その指輪はダイヤなどの宝石ではありません。
付き合い初めてまだ手も繋がなかった時期に水族館へ行きました。そこで今の夫に300円のイルカの指輪を買ってもらいました。おもちゃの指輪だけど18歳の純粋な私は凄く嬉しくて何度も「ありがとう」を言った記憶があります。そしてプロポーズの時に貰った指輪も同じイルカの指輪。夫は1人で当時行った水族館へ行って同じものを探して渡してくれました。あの時300円の指輪で大喜びしていた私が可愛かったからと・・・。
ああ、懐かしいなあ。あの水族館まだあるかなあ・・。
最後に、筆者自身のエピソードをご紹介します。
4歳年下の彼が計画して、富士山で一緒に流れ星を見に行きました。
流れ星を見ながらの、ロマンティックだけどちょっと恥ずかしいエピソードがこちらです。
人生で一度も流れ星を見た事がないと言っていた私を、彼が富士山へ連れて行ってくれました。
富士山の5合目まで車で行き、2人で登山口からたくさんの流れ星を見ました。
流れ星を見ながら、彼がずっと大事にしていた富士山での経験を話してくれました。
そして、いつか結婚したいと思う人がいたら、その人とここで結婚の約束をしたいと思ってたという話しをした時に、初めて私は「まさか?!」とビックリ。
そして、彼から「結婚してくれますか?」とプロポーズされました。
ビックリして「はい」と返事をすると、彼が立ち上がって「流れ星って持って帰れるんだよ」と言い始め、ジャンプして星を取るような仕草をし始めました。
私は何やってんだろう?と思いながら、手の中に入れられた“流れ星”をみると手の中には何もない。笑
私も一度やらされて、もちろん流れ星は取れるわけもなく。
3度目、彼が流れ星を取る仕草をし、私の手に押し込め、手を開くと…また何もない!
「何やってんのー?」とハグをすると、彼が焦り出し、スマホのライトで地面を探し始める彼。落ちていたのは、婚約指輪でした。
ちゃんと受け取れなくて、「ごめん」な気持ちでしたが、彼からの気持ちがたくさん伝わるプロポーズでした。
“十人十色”というほどに、それぞれ素敵なプロポーズでしたね。
サプライズ派でも、ナチュラル派でも、大事なのは彼からの心。
心が伝われば、どんなプロポーズでも嬉しいものです。
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