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若い女性の着物や浴衣に黒をデザインすると落ち着いた色合いに

着物や浴衣に黒い色だなんて、嫌だなと思っていませんか?着物のデザインの一部に黒を取り入れると、とてもスパイスが効いた色合いになります。着物の模様においては、黒は白や赤と対照的な色となっています。この夏、黒がデザインされた浴衣や着物にチャレンジしてみましょう。

黒がデザインされた着物は和の美が表現されてとてもシック

振袖、卒業式、結婚式のお呼ばれなど、日本女性はまだ和服を着る機会に恵まれています。こちらの着物は鮮やかな赤に黒がとても映えて落ち着いた雰囲気ですね。

こちらは相武紗季さんの凛とした黒の着物姿。黒い生地に白の小さな花模様が美しいですね。帯の白さとも黒い生地が対照的です。

(中略)なぜファッションや車などで、黒はかっこいい!という感情や、高級感をいだかせるのでしょうか?それは、黒が圧倒的な強さを持っているからです。

出典:http://sour-psy.com

艶やかな色彩の中に存在する黒は、全体を引き締める効果があります。華やかな色合いの洋服でも黒いストッキングに黒いヒールで、体のラインをきりっと強く高級に見せることができますね。

卒業式で人気の袴。襟元から袖まで、淡いイエローに赤の花模様ですが、白い粉雪がちらりと舞う黒い袴とブーツとで、全体がスタイリッシュに。

こちらは上半身が黒く、振袖や着物の下半身が明るいものの、黒の効果でとてもシックにまとまっています。黒は大人の色ですね。

黒髪に黄色の花かんざし、また赤い着物に金色の帯だけでも華やかなのですが、この帯の中に黒い色が織り交ぜてあるのがまた美しいですね。

着物の柄に見られる黒は日本の伝統的な色

着物の柄には牡丹、桜、松、鶴、桜や扇など、日本の伝統を象徴するものがデザインされますが、この華やかな柄の中にも鶴の首元や尾の部分に黒が織り込まれています。

昔から、縁起が良いと言われてきた「松竹梅」のうち、松を大振りにとり、また赤と白の牡丹の花が描かれた扇が潔く見えるのは、バックが黒だからこそでしょう。

漆黒の中に、金色の松を微細に描き、純白の清らかさを象徴するかのような鶴が華やかに飛び立つこの着物の柄の意匠は、初々しい振袖にもよく使われるそうです。

日本の花として、女王のように咲き誇る牡丹を大胆に取り入れたデザインが着物の柄として格式高さを醸し出すのも、黒を背景に用いているためでしょう。

デザインの中に黒が織り交ぜられた着物用小物

着物の柄が、全体に白や、和風の美しい「黄色」である山吹色ような明るさであっても、こうした黒を用いたべっ甲かんざしなどで髪を留めるのはとてもシックですね。

草履やバックは洋服と同じで着物の装いや格に合わせ選びます。(中略)バッグは礼装の場合は佐賀錦や綴などのほか、あらかじめセットで販売されているものもあります。普段着には名物裂を用いたバックをはじめとして、巾着型、かご、手提げ型、風呂敷など着物との調和を考え選びます。

出典:http://www.kimonoclub.info

和装の場合も、日本の伝統的なファッションです。そこで、草履、バッグなどの小物にも様々な格式や、着用する際の状況に合わせた様々な美しいデザインがあるので、それらを選ぶ楽しみもひとしおですね。

こちらは、漆黒の艶の中に紅い小花と花弁の大きな白い花を散りばめたバッグと草履です。やはり着物を着る際に全体が調和するよう、よく意匠が練られています。

純白の生地にバラエティー溢れる色とりどりの花や鶴などがデザインされている場合、そうした着物には、品ある装いとして、黒に白い植物柄が映えるバッグがおしゃれですね。

お友達とのお茶会などで装う着物のお供として、バッグよりも気軽な小物入れ、巾着があります。やはり色を抑えた紅色と黒のコントラストが大人の女性に合いますね。

瑞々しい青に、愛らしい桃色から花開く白い花がデザインされた着物に、赤い紐の巾着が似合います。黒髪だからこそ、落ち着いた装いの着物になるとも思われます。

着物姿のヘアスタイルにも黒とのバランスを

ローラさんはロングの金髪を緩く後ろにまとめ、白い花飾りをつけていますが、その明るい色彩が、黒を大胆に取り入れた着物の柄とよくマッチしています。

黒髪を長く垂らし、松林に鶴の意匠で、堂々たる友禅の振袖姿。着物全体がこれほど黒で統一され、帯も金色ですと、豪華さに圧倒されますね。

伝統的な日本髪風に結い上げた黒髪に、愛らしい小花のかんざしが素敵です。この黒髪と、着物の赤い色とのコントラストも美しいものですね。

黒には金色の、赤には黒の植物紋様が一際映え、大人の落ち着きを魅せています。この鮮やかな装いに、高く巻き上げた洋風のヘアアレンジが新鮮です。

艶やかな着物に黒がミックスされたコーデで彼氏と一緒に

女性は明るい白地に、赤や青の花柄、そして金色に近い帯ですが、黒の品ある小さなバッグが全体に落ち着きを魅せています。彼氏の着物姿も頼もしいですね。

花柄の円形デザインが可愛い彼女の着物に羽織られたショール。そのベージュ色に、彼の羽織るショールの落ち着いた黒が引き立ち、好感がもてるカップルですね。

彼女は黒を基調とした中にやはり対照的に映える白の花模様、そしてゆったりとした打ち掛け風で、重厚感ある着物です。彼氏も紋付袴に、黒い羽織。大変品高い装いですね。

京都を訪れる外国人のお客様も、着物はとってもお似合いです。カップルで着用したレンタルの控えめな着物ですが、小物のバッグが黒でお揃い。微笑ましいですね。

【まとめ】着物に黒は素敵な差し色ー着物のおしゃれの大事な心得!

いかがでしたか?黒という色は、引き締まった高級感と魅力を醸し出す素敵な色彩です。着物でおしゃれをしたい時にはアイデアとして黒をどんどん活用してみましょう。

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