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楽しみ方は色々!バラを鉢植えで楽しむためにまとめてみました!

今回はバラを鉢植えで楽しむために色々紹介していきます!苗の選び方から鉢の選び方、初心者でも育てやすい品種など初心者でもバラを楽しむコツをまとめてみました!バラは地植えと考えて諦めていませんか?鉢で育てても十分に楽しめますよ!

バラを鉢植えで楽しむ~苗の選び方~

新苗

冬に接ぎ木されたものが春4~5月頃に販売されているものです。
価格は安いのですが、1年も経っていないので、バラの花が咲くまでには1~2年ほどかかります。

新苗の選び方①

バラの葉をよく見てみましょう。2つのポイントを踏まえて選びます。
①葉の緑色が濃くて、葉がたくさんついているものを選ぶ。
②黒い斑点が出ていたり、黄色い葉があるものは避ける。

大苗と違い、病気の有無を確認できるので、株選びの失敗を避けることができます。

新苗の選び方②

バラの枝や台木のチェックポイントは3つ

①節と節の間が間のびしていなくて、それなりの長さに成長しているものを選ぶ。
②台木の太さは太すぎず細すぎず、直径約1cmぐらいのものを選ぶ。
③台木から伸びた枝と台木の太さがほぼそろっているものを選ぶ。

台木というのは、主にノイバラの1年生苗のことで、この台木に園芸品種の枝がつぎ木されたものが新苗として販売されます。

大苗

新苗を春頃に土に植えて育てた上で、秋から冬に堀り上げた苗のことを大苗と呼びます。10~3月頃に販売されています。根を張って株が充実していますが、その分地植えでも鉢植えでも新しい土に根付くのが新苗より難しいというデメリットもあります。なお、土から掘り上げたばかりの苗は「裸苗」と呼ばれます。

大苗の選び方のポイントの基本
①太い枝がある
②株元が太い
③切り口の木質部リングが大きい(中心の髄が小さい)
④枝に縦じまがある(木っぽい)

品種によっては当てはめづらい項目もありますが、基本は上記のポイントを押さえましょう!

1.5年生夏越し長尺苗

1年生新苗を大きめのポットに植え付け、ひと夏を生産者が育成した苗です。
根と土が馴染んでいるので、植え付け後の生長も良いのが特徴です。
鉢への植え替えも強いので、初心者にはおすすめのバラ苗です。

バラを鉢植えで楽しむ~鉢の選び方~

バラの鉢の選び方について紹介していきます!

選ぶ前に

まず、バラは生育状態にもよりますが、1年あるいは2年に一度、植え替えが必要になります。この際に、あまり重すぎる鉢や高すぎる鉢などを選んでしまうと、植え替え時に苦労するかもしれません。気を付けましょう。

プラスチック製の鉢

軽く価格も手ごろなものが多いのが特徴の鉢です。あまり安すぎるものは別ですが、比較的壊れにくいので、長く使用することができます。

ただし、見た目が安っぽい物もあり、デザイン性はいまちな時も…。通気性が悪く土が乾きにくくなるので、根腐れの心配もあります。熱伝導率が高く、夏は高温に、冬は低温になりやすいデメリットもあります。

バラ用のプラスチック製の鉢は、厚く作られており熱伝導率を悪くしていたり、スリットが入っていて通気性を良くしていたりと工夫されています。購入時はバラ用の鉢にすると良いでしょう。
また、通気性、保水性などは土である程度コントロールできるので、そこで調整をしてみてもいいかもしれませんね。

素焼き・テラコッタ

熱伝導率が悪いので、夏に高温になりすぎず、冬に低温になりにくいのが特徴の鉢です。また、通気性も良いのでバラ向きな鉢と言えるでしょう。
値段も安い物から高いものまで様々、デザインの各種あるので選び放題です。

ただし、重く壊れやすいデメリットがあります。特に重いものは植え替え時に苦労することになってしまうので、たくさんのバラを鉢で管理するときはよく考えたほうがいいかもしれません。

テラコッタ

オシャレなデザインと形も豊富なため人気のある鉢です。小さいものでもかなりの重量になるので、取り扱うときは腰を痛めないよう気を付けたいですね。

木製の鉢

水はけがよいので通気性が良いのが特徴の鉢です。自然素材なのでおしゃれ感もありますが、そのまま土を入れて使用する腐ってしまい、壊れてしまいます。

鉢カバーなどに使用するのがおすすめです。

鉢の大きさ

バラの鉢のサイズは一般的に8号以上と言われています。つるバラの品種を鉢植えにする場合は10号サイズ以上が望ましいようです。
品種によって生育に適した土の量が異なるので、失敗したくない方は購入する品種を決めてから鉢の検討を行っても良いかもしれません。

水やりの頻度で鉢を選ぼう

小さい鉢だと、水やりの回数は増えるため管理が大変になります。大きい鉢だと乾燥しにくくなるため水やりの回数は減ります。

一見、大きい鉢のほうが良さそうに思えるかもしれませんが、鉢が大きすぎると根の生育が遅くなるため、バラの生育も遅くなります。
根が回らない程度の小さい鉢だと、バラは元気に生育します。

バラ苗を購入したら

新苗で買ったバラは4号鉢に植わっていることが多いので、根が回っている場合は6号鉢へ植え替えます。
大苗で買ったバラは6号鉢に植わっていることが多いので、そのまま6号鉢で育てて、8月に葉が黄色く変色するようならば、8号鉢に鉢増ししましょう。特に根が回っていないようなら、そのまま6号鉢で育てていきます。

鉢選びのコツ

スリットがある鉢だと根が回りにくくバラ苗は元気に生育してくれます。また、角鉢も同様に根が回りにくいのでおすすめです。並べた時に統一感が出るのもいいですね。

管理がどのくらいの頻度で出来るかに合わせて鉢選びをすると失敗はなさそうです。

バラを鉢植えで楽しむ~植え替え~

ここではバラの植え替えについて紹介していきます!

バラの植え替えは定期的に

バラが生育していくと鉢全体に根が回り根詰まりを起こします。バラの生育に影響します。また土の中に病害虫がいることもあるので、1年に1回あるいは2年に1回は植え替えを行いましょう。

植え替えの時期

バラが休眠期に入る12~1月頃が時期的には適しています。
一つ大きいサイズの鉢を用意しましょう。植え替え前に葉っぱを手でむしり取っておき、芽を切り取っておきます。

基本的な植え替え方と同じで、新しい土と肥料、水やりをしっかり行います。植え替える前に古い土と古い根をできるだけとって軽くしてあげましょう。白くて健康的な根が残るようにするのがポイントです。

素敵にフラワーライフ 「バラの剪定と植え替え」

植え替えの前に行うバラの剪定についても解説している動画です。初心者でもわかりやすいので一度見てみるといいと思います!

バラを鉢植えで楽しむ~ミニバラ~

ギフトで人気のミニバラ

最近はギフト等で人気のある鉢植えのミニバラですが、実は意外と難しいんです。
ギフト用に鉢花として売られていたり、寄せ植えの材料になっているミニバラは、温室で育てて花を咲かせていることもあるので、環境が変わると弱ってしまうこともあります。

そんなミニバラを長く楽しむためには、すぐに植え替えを行うことです。もらった鉢の土はピートモス主体の土を使っていることが多く、過湿になりやすい一方、いったん乾燥させてしまうと水をはじいてしまいます。水やりの見極めが大変難しいため、すぐに枯らしてしまう要因にもなっているようです。

ひと回り大きな鉢に、新しい土で植え替えて、根が伸び伸びと生長する環境を作ってあげましょう。植え替え後は半日陰に1~2週間程度置いて休ませます。

Vol.5 ミニバラ ~生育上のトラブルと対処法・花数の増やし方~

こちらはミニバラのトラブル対処法を紹介している動画になります。ミニバラにはトラブルがつきものなので、参考になると思います。そのほか、花数の増やし方も紹介されています。

バラを鉢植えで楽しむ~まとめ~

どんな品種でも楽しめる

バラの品種によっては鉢植えが不向きなものもあるようですが、基本的にはどの品種も鉢植えで楽しめますよ!
初心者が始めるなら、病害虫に強い品種がおすすめです。

いかがでしたか?

今回はバラを鉢植えで楽しむコツを紹介してきました。苗の選び方から鉢の選び方、植え替えのコツなど、バラの管理は大変ですが、手間をかければかけただけ綺麗な花が咲きます。つる性のバラも鉢植えで育てることができます!地植えできないからと諦める前に鉢植えでチャレンジしてみませんか?

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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