記事ID74532のサムネイル画像

小さくツヤのある葉がカワイイ☆観葉植物 シマトネリコを育てよう!

観葉植物やお庭のシンボルツリーとして人気のシマトネリコ。トネリコもシマトネリコも園芸業ではトネリコの名で流通していますが、実は別もの。シマトネリコは常緑高木で、トネリコは落葉高木なんです。今回は観葉植物や庭木で人気のシマトネリコをご紹介します。

観葉植物 トネリコとシマトネリコの違い

まずはトネリコとシマトネリコの違いから。
私たちがよく目にする「トネリコ」は「シマトネリコ」が多いようですよ。

トネリコ

日本原産種の落葉樹。
東北から中部地方にかけて自生しています。
トネリコは弾力性が高く、バットや建築資材などに使用されており、また樹皮は漢方薬として使われています。

名前の由来は、トネリコに付着するイボタロウムシから出る蝋を動きの悪くなった敷居の溝に塗って滑りを良くしたため、「戸に塗る木」(トーニーヌルキー)がなまって「トネリコ」と呼ばれるようになったと言われています。

ちなみに画像はイボタロウムシが作った蝋の巣です。

シマトネリコ

シマトネリコは夏になると小さくて白いカワイイ花を咲かせ、夏の終わりから秋にかけて小さな実を付ける常緑木です。
庭のシンボルツリーとして、また鉢植えにして、室内の観葉植物として楽しむ人が増えています。

シマトネリコは、軽やかな雰囲気とキラキラと光る小さな葉が特徴的な常緑樹です!
洋風・和風の建物どちらにもマッチする人気の高い樹木です。
もちろん、鉢植えの観葉植物としても楽しめますよ。

観葉植物シマトネリコの育て方

ここからは一般的に「トネリコ」と呼ばれている観葉植物シマトネリコの育て方を紹介ます。
人気の秘密は育てやすさにありますよ。

小さい葉はシルクジャスミンに良く似ています。
さわやかな感じがステキな観葉植物です。
寒さには強い方ですが、日差しを好みます。
明るい場所で管理してくださいね。

7月の下旬~8月頃に、こんな感じの花を咲かせます。
シマトネリコの花は、白色でやや細長い感じです。
お部屋にインテリアとしても最適な観葉植物です。

置き場所

シマトネリコは日当りの良い場所が好きです。
常に明るい場所に置いてあげれば、ずっと青々とした小さな葉を楽しむことができますよ。

とはいっても強い直射日光は要注意!
シマトネリコは直射日光を避けた、明るい日陰が好ましいです。
鉢植えの観葉植物として室内か、庭木なら半日陰の場所が良いです。

強い直射日光を浴びると観葉植物の葉は変色してしまいます。これを「葉焼け」といいます。
変色してすぐ枯れるということはありませんが、そのままにしておくと枯れるかもしれません。
葉焼けを起こしている場合は、その観葉植物を日差しの弱い場所に移動させてくださいね。

基本シマトネリコは屋外用の観葉植物ですが、室内で育てる場合は日当たりの良い場所を選びましょう。
冬場は霜や雪が避けられる場所が良いですよ。

水やり

シマトネリコは湿り気のある土を好み、乾燥を嫌う観葉植物です。なので夏場は注意してください。
だからといって土を湿りっぱなしにすると、根腐れの原因になります。
土が乾いていてから水を与えるようにしましょう。

夏場は観葉植物に朝と夕方の二回、水を与えなくてはならないかもしれません。
けれども、置き場所によるので土の状態を確認してから水を与えるようにしてください。

水を与える時には鉢底から水が染み出すくらいにしっかりやりましょう。
冬場でも染み出すくらいにやります。
冬場のシマトネリコへの水やりは間隔をあけてやります。

観葉植物をやたら大きな鉢に植えると、表面の土は乾いていても中に水が残っていて根腐れの原因になります。
その場合は、土に水が残っていないか割り箸を突っ込んでみて確認します。

肥料

生育期の春と秋に一回ずつ、観葉植物また庭木であるシマトネリコに緩効性化成肥料を与えましょう。
緩効性の化成肥料はゆっくり効いてくれるので便利ですよ。

観葉植物シマトネリコの植え替え

鉢植えにしている場合、2年に1回程度で植え替えをしましょう。
観葉植物用の土を使います。
古い土を半分ほど落とし、ひとまわり大きな鉢に植え替えます。

観葉植物シマトネリコの注意点

観葉植物シマトネリコは通常、半日陰か明るい日陰で管理するのが適しています。
地域によっては室内でも戸外でも育てられます。

寒さに弱い観葉植物?

シマトネリコの耐寒温度は0度程度で、観葉植物としては強い方です。
なので、地域によっては戸外で冬を越すことも可能です。
けれども、強い寒波が来た場合は枯れてしまいます。

シマトネリコは多少の寒さでは枯れませんが、霜が降りるような地域ならば室内に取り込む方が良いでしょう。
その場合は庭木にするのではなく、鉢植えにしておいた方がいいですね。

霜は外気温4度ぐらいで発生します。
霜は観葉植物の細胞を壊してしまうので、耐寒性のない観葉植物は枯れてしまいます。
なので庭木として育てたい場合は鉢植えにして移動可能にするか、軒下などの霜が当たらない場所で育ててくださいね。

葉が落ちた?!

寒さに当たって観葉植物の葉が落ちても、完全に枯れていなければ春に新芽が出ます。
ちゃんと世話しておきましょうね。

また観葉植物の葉が落ちる原因は寒さだけではありません。
寒さ以外にも根ぐされや病気、さらにはシマトネリコの場合、置き場所が変わっても落葉します。

観葉植物シマトネリコ まとめ

いかがでしたか?
初心者でも育てやすいトネリコは、色んな場所にマッチするのでコーディネートしやすい観葉植物です。
私もシンボルツリーとしてトネリコがほしくなりました。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
Have a nice day!

関連する記事

この記事に関する記事

この記事に関するキーワード

キーワードから記事を探す

TOPへ