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サボテンに水のあげすぎはNG!なのに水の上で育てられるってホント?

サボテンといえば、誰でも手軽に育てることができる植物として有名ですよね。ところがサボテンは水のやり方を間違えるとあっという間に枯れてしまうんです。失敗しない水やりの仕方をご紹介しますね。そして、サボテンを水の上で育てる方法があるというんですが、その方法とは?

サボテンはとっても丈夫!だけど・・・

サボテンといえば砂漠に生えることでおなじみ、トゲトゲの植物ですよね。厳しい環境でも育つことができることから、丈夫で長持ち、ガーデニング初心者でも簡単に育てることができる植物として人気です。

小さなサボテンをお部屋にたくさん飾ってインテリアとして楽しんでいる方もたくさんいます。日当たりの良い窓際に置いておけば、生き生きと育ってくれます。

ところがインターネットやSNSで「サボテンが枯れてしまった」とか「サボテンが腐ってしまった」という報告をたびたび目にします。なぜこのようになってしまうのでしょう?

サボテン枯れた…

Fri, 08 Apr 2016 15:13:28 GMT

うぅひっく。・゜・(ノД`)・゜・。 可愛がってたサボテンが枯れた

Sat, 02 Apr 2016 04:32:28 GMT

サボテンが枯れた

Wed, 30 Mar 2016 22:00:19 GMT

サボテンが枯れてしまう原因には、環境やサボテンの置き場所などさまざまな原因があげられます。なかでも一番多い原因は、「水のあげすぎ」です。

実はサボテンというのはとても手間がかかる植物だったのです。特に水やりの仕方を間違えていると、うまく成長できないだけでなく、根腐れを起こしたり枯れてしまうのです。

大切なサボテンを枯らしてしまう前に、正しい水やりの仕方を覚えておきましょう。
サボテンの水やりには、正しいタイミングと適切な水の量があるのです。

サボテンを枯らせないための水やり

大切なサボテン、ついつい毎日たっぷりと水をあげたくなります。確かに毎日たくさん水をあげる必要があるときもあります。しかし、いつもたくさんの水を必要としているわけではありません。

水をたくさんあげるべき時期

サボテンには、水がたくさん必要な時期があります。
成長期にあたる、4月・5月と9月・10月の4ヶ月間はたっぷりの水が必要になります。

サボテンは乾燥にはきわめて強いです。でも生長期にはたくさん水分を必要とします

出典:http://a-t-g.jp

乾燥地帯で生まれたサボテンにも、水を必要とするときがあります。水をあげすぎるのも良くありませんが、逆に水やりをしなさすぎるのも枯れる原因です。

成長期には「サボテンの鉢の底から水が溢れてくるくらい、たっぷりと水やり」をしてください。
ただし水をあげるタイミングは、鉢の土が乾いてからです。いつも土が水に濡れていると水はけが悪くなり、サボテンの根が腐ってしまいます。

水があまり必要ではない時期

夏の暑い季節、サボテンは生長がゆっくりになります。
7月・8月の2ヶ月間は水をあまり必要としません。水やりのタイミングに注意してください。

暑いときはつい水をたっぷりあげたくなってしまいますが、実はサボテンは暑いときほど水を必要としないのです。
この2ヶ月の間は、サボテンの土を確認して「乾いていたら、3日後を目安に水やり」を行ってください。

生育が緩慢になる7月、8月は表土が乾いて3日後に水やり。

出典:http://a-t-g.jp

土は、表面が乾いていても中が湿っていることがあります。土を確認して表面が乾いていたとしても、3日ほど水をあげなくても大丈夫です。

水をほとんど必要としない時期

寒い冬の間、サボテンはほとんど生長しません。
12月~2月までの3ヶ月間は、水やりは思い出してからやればOKくらいに思っていてください。

冬の間の水やりのポイントは2つ。

①凍ってしまう心配があるときは水をやらない。
②基本的には1ヶ月に1回程度の水やりでOK

冬の間はこの2つを守ってサボテンの水やりを行いましょう。

サボテンは簡単だから適当に育てていても大丈夫!と思われがちです。しかし水やりにはこのように気を使ってあげる必要があります。

サボテンは水の上で育てられる

サボテンには水のあげすぎは厳禁!ということが分かったばかりなのに、サボテンは水の上で育てられるというのです。どういうことでしょうか?

これは「水耕栽培」といいます。
サボテンをはじめ、いろいろな植物を水に浮かべて育てる方法です。野菜を水で育てる工場が取り上げられてから、誰でも簡単にマネできるということで人気になりました。

しかし、こんなにずっと水に漬かりっぱなしでサボテンは大丈夫なのでしょうか?土で育てるときでさえ水やりに気をつけないと枯れてしまうというのに・・・。

しかし、土壌栽培で水をあげすぎるのと水耕栽培は全く違います。
水耕栽培をすれば、根は必要な分だけ水を吸収するので腐ることはありません。

出典:http://www.copiapoa.jp

土の中で育てる場合と水の中で育てる場合では大きな違いがあります。
サボテンが必要な分だけ水を吸収するようになるのが水耕栽培の特徴です。

サボテンの水耕栽培にチャレンジ!

サボテンを水耕栽培するときには、土で育った根とは違う新しい根を出させる必要があります。
まずは鉢の中からサボテンを抜きます。そして、根に付いた土を水で洗い流しましょう。

次に、サボテンの根を根元から切り落します。こんなことして大丈夫!?と思うかもしれませんが、新しい根を出すためには今までの根を切る必要があるのです。

あとはお好きな容器に水をいれ、サボテンを入れておきます。すると2週間ほどで新しい根が生えてきます。サボテンはもともと肥料を必要としない植物です。水に肥料を入れる必要はありませんが、もし大きく育てたい場合は液体肥料を溶かしておくと良いかもしれません。

サボテンが水の中に落ちてしまわないように、容器の大きさを考えてあげればどんなものに入れても大丈夫です。
このように、インテリアの一部として水耕栽培を楽しんでみてください!

大事なサボテンを枯らせないために。

どんな植物を育てるときにも、水やりは一番気をつかうところです。
「サボテンも育てられない私はダメだ!」なんて言うまえに、まずはここでご紹介した水やりの方法を実践してみてください。

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