マスクの肌荒れに悩む人が急増中!マスク選びのポイントと注意点は?
yumacchi
2017/06/12
花粉症は、花粉が原因で起こるアレルギー反応です。
アレルギーを起こしやすい代表的な花粉はスギ、ヒノキ、シラカバ、コナラなどの木本花粉。イネ科、キク科、アサ科などの草本花粉です。木本花粉は春、草本花粉は秋を中心に症状が出ます。
【花粉症になるきっかけがある】
人は花粉が体内に入ると、それを異物とし、それに対抗するための抗体をつくります。
花粉症の人は花粉症になる前にその元となる花粉に接触し抗体をつくっているのです。
つまり初めて花粉に接触した人はその段階ではまだ花粉症にはなりません。
その作られた抗体が鼻や目の粘膜にある肥満細胞と結合します。それがきっかけとなって、その後花粉が入ってくるたびに抗体が付着した肥満細胞が増え続け、ある一定の量になると、コップから水があふれるかのようにヒスタミンやロイコトリエンなどの化学伝達物質を放出します。この物質はアレルギーにおける即時型反応を引き起こします。くしゃみや鼻水、目のかゆみなどがその症状のひとつです。
【花粉症はいつから増えた?】
現在日本では4人に1人が花粉症であると言われ、春の訪れとともにやってくるスギ花粉に悩まされる人はその中のおよそ70%を占めているそうです。春になると街にはマスク姿の人がたくさん。一昔前にはマスクをつけている人なんてあまり見られませんでした。花粉症っていつぐらいから増えたのでしょうか。
日本でスギ花粉症が確認されたのは1963年、それが正式に発表されたのが東京オリンピックのあった1964年なんだそうです。その後スギ花粉症は徐々に増加し1976年から1979年ごろには、花粉の大飛散で花粉症の人が増え、社会問題にまでなっています。
【花粉を飛ばすのに30年】
そもそも1950年代、戦後の復興などのために伐採され少なくなった木材資源を増やすために多くのスギが植林されました。スギは20年~30年で花粉を飛ばすようになります。それで1976年から1979年ごろに花粉症が増加したのですね、戦後間もなく植えたものがちょうどその頃花粉を飛ばしたのでしょう。
現在、花粉の多い杉を減らし花粉の少ないものに替えて行こうという取り組みが行われています。東京都などでも伐採した杉の買い取りや花粉の少ない木への植林や保育の費用の負担などの取り組みが行われていて、花粉の少ない森づくりへの募金なども募っています。
【無花粉のスギがある】
1992年、富山県農林水産総合技術センター森林研究所は全く花粉を飛ばさない無花粉スギを発見しました。この無花粉スギをもとにして交配、品種改良の結果、2004年に無花粉スギ新品種「はるよこい」が誕生。現在も無花粉スギの品種改良は継続されています。花粉症の人たちには喜ばしい発見ですしこれからもさらなる研究が続くことを期待しています。
これだけ多くの人が花粉症に悩まされているのですが病院にて花粉症の治療をしている方は少ないといいます。筆者は20年以上の花粉症持ちですが実際のところ病院で治療してもらったことはなく、マスクや鼻炎薬ぐらいしかしていません。つらいですがこの時期が通り過ぎるのを待つだけです。皆さんは何をされていますか?
対策として最も多いのは「普通のマスクをすること」(59.0%)で、2013年以降に半数を超えて、2015年には6割近くにまで達した。
その一方で、「花粉用マスク」の割合は、2010年以降2割弱のまま変わらない。
「普通のマスク」に次いで高い対策は、「医者処方の飲み薬」「市販の目薬」「医者処方の目薬」。
皆さん花粉症の方でも普通のマスクをするという方が多いようですね。では普通のマスクと花粉症用のマスクはどういった違いがあるのでしょうか。
【普通のマスク】
多くの方がされているおなじみの不繊布のマスク。鼻のうえにワイヤーが入っていて鼻の形に添って曲げて使うものですよね。ぴったりフィットとまではいきませんが息苦しさもなく、百均などでも置いていて毎日取り換えるにはコストがおさえられるのが魅力です。
【花粉症用のマスクとは】
形状は立体成型になっているものもありますが、普通の不織布のマスクと何が違うの?というものもあります。違いは素材が三層構造になっていたり隙間の無い作りになっていたりさまざまです。
実際のところ、普通のマスクも花粉症用マスクも素材自体はほとんどのマスクで95%以上の花粉を除去できているそうです。問題はマスクをした時の隙間があるかないかなんです。
普通のマスクでも花粉症用のマスクでもピッタリフィットするマスクであることが重要だそうです。
人の顔の大きさや形はさまざまですよね、同じ形状のマスクでも人によっては隙間ができてしまったり耳が痛くなったり・・・自分の顔に合ったマスクを見つけて花粉症対策をしっかりしましょう。そしてマスクもつけ方によってその効果が発揮できない場合があります。ここでマスクの正しいつけ方を見ていきましょう。
マスクの正しいつけ方
どんなにいいマスクを付けていても正しいつけかたをしてなくては花粉は防げません。マスクの正しいつけ方を丁寧に説明されている動画です。ご参考にどうぞ!
ユニチャーム 超立体マスク
人気の商品ですね、花粉はもちろん風邪予防やPM2.5対策に使っている方も多いと思います。超立体マスクは三層構造の高密度フィルタで花粉やウイルスを99%カットします。立体の構造が鼻、頬、顎にしっかりフィットするので花粉の侵入を防いでくれます。
コーワ 三次元 高密着マスク
三次元マスクは超細密フィルターで様々な汚染空気から守ってくれます。花粉症用には「花粉ダブルブロックマスク」があり、花粉の侵入にくわえて花粉の付着も抑えてくれる優れたマスクです。大きさも普通サイズと少し小さめの女性サイズもあります。
白十字 ファミリーマスク
風邪、花粉用のプリーツタイプのマスクですが、プリーツの細かいこと!7段プリーツで鼻から顎までドームのようにやさしく顔を包むので付け心地はとってもいいです。普通サイズと女性用、キッズ用(5段プリーツ)があります。
ビーエヌ ひもなしマスク
テレビでも話題になっているひもなしマスク。
耳のひもが無いので耳が痛くなりません。止めるテープの部分は医療用にも使われる安全のシリコン粘着剤なので安心ですね。
ビーエヌ 幼児用ひもなしマスク
1歳から5歳児向けのものや6歳から10歳向けのひもなしマスクもあります。耳に引っかけるのを嫌がるお子さんでも安心してつけられますね。まだ花粉症ではないお子さんも小さいころからたくさん花粉を吸いこんでしまうと花粉症を発症する時期が早くなってしまいますので予防しておくのは重要です。
特に自転車の前に乗せているお子さんを見かけますが風を正面から受けてしまい花粉や埃など吸い込みやすいのでこのようなマスクがあるといいですね。
(株)白元 快適ガードプロ
眼鏡をしてる方、「マスクをするとレンズが曇る」のが悩みの方も多いと思います。そんな方にこのノーズクッション付きのマスク。クッションが隙間にフィットして息漏れを防ぐので眼鏡が曇りません。
ダチョウ抗体マスク® ダチョウ力
このマスクに使われているダチョウ抗体フィルターは花粉アレルゲンはもちろんインフルエンザや鳥インフルエンザなどさまざまなウイルスからのリスクが低減するといわれてます。花粉対策にもそうですがPM2.5対策や、海外旅行時のウィルス感染予防などにも普通のマスクのフィルターでは心配というかたにいいのではないでしょうか。
バイオインターナショナル ノーズマスクピット
鼻の中に入れるマスクです。マスクをすると化粧が崩れる、眼鏡が曇る、仕事上マスクができない、特に接客などされている方はとても重宝します。マラソンやスポーツ時にもいいですよね。鼻に何かを入れるのは抵抗があるかもしれませんが、外側に向く色が黒なので陰になって気にして覗き込まない限り見えません。
多機能マスク FURAHA【ふらは】
洗えるオシャレなマスクです。内側に付属の特殊フィルターを入れて使います。花粉や黄砂、ウィルス、PM2.5対策にいいですね。フィルターは20枚付属しており、別売りで30枚づつ購入できます。大きめのサイズを選ぶとお顔がすっぽり入るので、花粉の季節がすぎたらフィルターをつけずに紫外線対策に使われている方も多いようです。
花粉症の方にとってマスクは欠かせないアイテムです。マスクをしていても100%花粉の症状が治まるわけではないですが、この先もずっと花粉症と付き合っていかなくてはならないので自分にあったマスクが見つかるといいなと思います。
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