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二層式洗濯機が今でも愛用される理由、メリットとデメリット

昔から愛用されてきて、今なお愛用され続ける家電品の一つに二層式洗濯機があります。二層式の洗濯機を見たことがないという人も多いかもしれません。アナログっぽいこの洗濯機が今も愛用されているのはどういう理由からなのか、そのメリットとデメリットを探ってみます。

二層式洗濯機のしくみ

二層式洗濯機の使用方法は?

全自動洗濯機は水道栓を開いて洗剤と電源を入れると、自動的に洗濯ができてしまいます。でも二層式の洗濯機は洗濯槽と脱水槽に分かれていて、洗濯槽から脱水槽への洗濯物の移動は手動で行うという、とてもアナログな使用方法なのです。

二層式洗濯機の仕組みと使用方法

二層式洗濯機の仕組みと使用方法は、大体こんな感じです。意外と使いやすそうですよね?このような小型のものなら、女性の1人暮らしでも重宝です。

次に二層式洗濯機のメリットとデメリットをピックアップしてみます。今でも二層式を愛用する人が意外と多い理由がわかるかもしれませんよ。

二層式洗濯機のメリット

今でも愛用者が多い二層式洗濯機のメリット

今でも製造が続けられていて愛用者も多い二層式洗濯機の魅力、メリットはどこにあるのでしょうか?全自動よりも優れている点を考えてみましょう。

壊れにくくて長持ち

昔の日本の家屋は室内に洗濯機置き場がなく、洗濯機は屋外に置いて使用することが多かったのです。その時代の洗濯機はもちろん二層式なのですが、それでもあまり壊れることはなかったようです。

汚れ落ちに優れている

全自動洗濯機を使っていて、洗濯が終った服を見ていると「思ったように汚れが取れていない」と思うことがあります。二層式の場合は汚れ落ちに優れている点に加えて、汚れ具合によってすすぎの回数を多くしたり、水の量を調節できたりという調節が可能です。また洗濯しながら脱水ができるというのも強みです。

粉石けんの使用に向いている

粉石けんは合成洗剤よりも洗浄力が高く、おまけに肌にも環境にも優しいというすぐれものですが、溶けにくいというデメリットがあって全自動洗濯機では溶けきれずに残ってしまいます。でも撹拌力かが強い二層式だと粉石けんでの洗濯もできるので、粉石けん派には二層式洗濯機が人気です。

カビが発生しにくい

全自動洗濯機の場合はカビが発生しやすく、定期的に手入れをしなければなりません。二層式洗濯機は洗濯槽が二重になっていないので、まったくないというわけではないですが、黒かびは比較的発生しにくくなっています。手入れがラクなのはポイントが高いですね。

価格が安い

多くの人が二層式の一番のメリットにあげるのは、やはり価格が安いということでしょうか。全自動洗濯機の半分以下。多少の面倒くささに目をつぶって二層式を選ぶと、たくさんのメリットがありますよね。

二層式洗濯機は全自動と比べると、手動の部分が多くて面倒に感じることもありますが、慣れれば「洗濯をしている」という実感があり楽しく感じられます。壊れにくく、壊れても修理が簡単と言うのも大きなメリットです。年配の方の中には昔の洗濯機を今でも愛用しているという人もいることでしょう。

二層式洗濯機のデメリット

二層式が全自動よりも弱い面

全自動式の洗濯機が二層式に代わって普及したのにはいろいろな理由があり、その点が二層式のデメリットと考えられます。

手動でやることが多く面倒

水道の栓を開いて洗濯機を回し、すすぎが終ったら洗濯物を脱水槽に移動させて脱水をする、この作業がほとんど手動なので、洗濯をしている間は目を離せません。ボタン一つで洗濯が全て終るという全自動よりも、かなり時間と手間がかかります。

脱水できる量が少ない

二層式洗濯機は脱水槽が小さいために、どうしても脱水できる量が少なくなってしまいます。特に大きなものの脱水ができないという場合が出てきます。

冬は水が冷たくて辛い

二層式の洗濯機は手で濡れた洗濯物を触ることが多いので、寒い季節には水が冷たくて、毎日の洗濯が辛く感じてしまうことがあります。

音が大きい

二層式の洗濯機は、古いものでなくても音が大きいことが多く、深夜の洗濯には向いていません。全自動に比べると静音という点では開発が止まったままのようです。

二層式洗濯機のデメリットは少しの工夫で解消できるものもあります。住宅事情や個人の事情にもよりますが、メリットとデメリットを比べてみて、どちらを選択するのかを決めると良いでしょう。次に売れ筋の二層式洗濯機をいくつかご紹介します。

二層式洗濯機の売れ筋

ハイアール JW-W40E

4.0kg 店頭参考価格17500円
お手ごろ価格の二層式洗濯機です。ネットショップなどでは、もっと安い価格になる場合もあります。馴染みのないメーカーですが、設置スペースに余裕があれば2台目の洗濯機としてもおすすめです。

シービージャパン マイセカンドランドリー TOM-5

3.6kg 店頭参考価格10450円
電源と水道と排水がある場所なら、どこにでも設置できる超小型の二層式洗濯機です。泥だらけのユニフォーム、毛だらけのペット服など、通常の洗濯物とは分けて洗いたいものがあるときの2台目の洗濯機として重宝します。

ベルソス 極洗mini2

2.2kg 参考価格10180円
キャスター付で女性やお年よりも移動が簡単な超小型二層式洗濯機です。1人暮らしで部屋に洗濯機を設置するスペースがない方、事務所、オフィスなどでの雑巾、エプロン洗いに、1人暮らしの年配の方にと、大変重宝します。

アルミス 晴々 AHB-02

2.6kg 参考価格10500円
1人暮らしの方やオフィス、分けて洗いたいものがあるときなど、少量の洗濯時にとても便利な二層式洗濯機です。小さいので場所も取りません。

日立 青空 PS-45A

4.5kg 参考価格25000円
脱水槽に風を取り込んで脱水する方式で、効率よく脱水ができます。脱水槽はカビを寄せつけないプラスチック製。やっぱり二層式に限る!という人におすすめの洗濯機です。

AQUA AQW-N450

4.5kg 参考価格25500円
使い勝手の良い二層式洗濯機です。二層式派の方の買い替えにおすすめです。つけ置き荒いができます。脱水の音が静かだという評判です。

二層式の洗濯機は昔ながらの形ではありながら、超小型のものが出てきたり、脱水の音が静かになったりと、少しずつではありますが、進化をしています。

【まとめ】二層式洗濯機は、これからも愛用され続ける!

2台目としても1人暮らし用としても重宝

二層式洗濯機は場所を取らない物も多く、屋外に設置しても壊れにくいので、2台目の洗濯機としても、1人暮らし用としても大変重宝します。2台目として使用する場合は、汚れが激しいものやスニーカーなどを洗うのに使うと言う人が多いです。

二層式の洗濯機はオフィスでも利用されることが多いです。オフィスでは雑巾やユニフォーム、エプロンなどを洗濯するのに便利です。屋外の使用にも耐えるので、重宝します。こうして見てみると、昔から愛用しているから、という年配の人以外にも愛用者は多いので、まだまだ二層式の洗濯機は活躍し続けるのでしょう。

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