実力派俳優・藤原竜也の演技力がすごい!その知られざる素顔とは?

実力派俳優、藤原竜也さん。その高い演技力から老若男女に愛されいます。ここではそんな藤原竜也さんの演技について、これまでの出演作から考えていき、気になる素顔にも迫っていきたいと思います。個性的で、他を圧倒する藤原竜也さんの演技。その秘密とは・・・?

藤原竜也のプロフィール

藤原 竜也(ふじわら たつや)

生年月日:1982年5月15日
出生地:埼玉県秩父市
身長:178cm
血液型:A型
蜷川幸雄演出の舞台「身毒丸」の新人オーディションでグランプリを獲得してデビュー。舞台・映画・ドラマと多方面で活躍する実力派俳優。

藤原竜也さんは遊びに来ていた池袋の街角で、ホリプロの女性社員から「身毒丸」主役オーディションのチラシを渡され応募したんだそう。実は、その時は第一次書類選考の段階で落とされていたのを、チラシを渡した女性社員が合格書類にこっそり紛れ込ませたことで、選考に残ったんだそうです。

舞台「身毒丸」

藤原竜也さんのデビュー作、舞台「身毒丸」。当時まだ15歳でした。

藤原竜也さんは「身毒丸」ロンドン公演千秋楽前日に、持病の腰痛が悪化。急遽代役が立てられることになりました。それを知った藤原さんは、蜷川さんに「舞台に立ちたい」と懇願し、それに蜷川さんが折れ、動くことすら出来ない状態で舞台に立つことになりました。

鬼気迫る演技

藤原さんはそれまでの公演を上回る鬼気迫る演技を見せ、蜷川さんは「あの千秋楽は一生忘れられない」と後に語りました。

藤原竜也さんは「身毒丸」で初舞台とは思えぬ存在感を披露。「天才新人現る!」と絶賛され、翌年には凱旋公演も行われました。

演技力が光る藤原竜也の出演作

主な出演作

藤原竜也さんの主な出演作品を、舞台・映画・ドラマ別に見ていきましょう。

舞台

・1997年、1998年、2002年、2008年「身毒丸」(演出:蜷川幸雄)-身毒丸
・2003年、2015年「ハムレット」(演出:蜷川幸雄)-ハムレット
・2004年-2005年「ロミオとジュリエット」(演出:蜷川幸雄)-ロミオ
・2006年「オレステス」(演出:蜷川幸雄)-オレステス
・2007年「ヴェニスの商人」(演出:グレゴリー・ドーラン)-バサーニオ
・2011年「ろくでなし啄木」(演出:三谷幸喜)-石川啄木
・2014年「ジュリアス・シーザー」(演出:蜷川幸雄)-アントニー
その他たくさんの舞台に出演しています。

2003年 舞台「ハムレット」

蜷川幸雄さん演出の舞台「ハムレット」。藤原竜也さんは21歳でハムレット役を演じました。

当時、「絶対に成功しない」「無謀」などと周囲の雑音が多かった中、公演されてみれば舞台は大成功。藤原竜也さんの演技は絶賛され、実力派俳優の地位を確固なものにしました。

2015年 舞台「ハムレット」

藤原竜也さんは、蜷川幸雄さんに「もう一度『ハムレット』の世界に入りたい」と直訴。2度目のハムレットを演じることになりました。

初公演の直前には、「蜷川さんとの集大成だと思っている。あらゆることに決着をつける時が来たのかもしれない」と語った藤原竜也さん。蜷川幸雄さんは翌年、肺炎による多臓器不全で亡くなりました。

映画

・2000年「バトル・ロワイヤル」-七原秋也
・2006年「デスノート」「デスノートthe Last name」-夜神月
・2009年「カイジ 人生逆転ゲーム」
 2011年「カイジ2 人生奪還ゲーム」-伊藤開司
・2013年「藁の楯」-清丸国秀
・2014年「るろうに剣心 京都大火編」「るろうに剣心 伝説の最期編」-志々雄真実
・2016年「僕だけがいない街」-藤沼悟
この他にもたくさんの映画に出演しています。

映画「カイジ 人生逆転ゲーム」

藤原竜也さんは、役作りのために10kgの減量をし、世界観を味わうために自腹でパチンコ店に行ったそうです。

この作品以降、「藁の楯」や「MONSTERZ モンスターズ」、「カイジ2 人生奪還ゲーム」など、クズ人間と言われる役や、悪役が増えたと言う藤原竜也さん。

映画「るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編」

この作品で藤原竜也さんは、”極悪人”志々雄真実として登場。

どの役も演技力の必要な難しい役でした。確かな演技力があるからこそ、一癖も二癖もある難役を演じきることができるんですね。

ドラマ

・2001年「新・星の金貨」-村岡一樹
・2004年 大河ドラマ「新撰組!」-沖田総司
・2010年「わが家の歴史」-手塚治虫
・2010年「おじいちゃんは25歳」-栗原稔
・2014年「ST 赤と白の捜査ファイル」-赤城左門
・2016年「そして、誰もいなくなった」-藤堂新一
などです。

主演ドラマ「ST 赤と白の捜査ファイル」

単発ドラマ「ST 警視庁科学特捜班」の続編。藤原竜也さんは、STの実質的リーダー・赤城左門を演じ、翌年には映画化もされました。

藤原さんは、撮影の前日に台本が上がっても、セリフを完璧に頭に入れてくるんだそうです。「竜也さんの集中力がすごい現場だった。それに私たちが『頑張ろう!』とついていけた』と、藤原さんの役者魂が共演者からも絶賛されていました。

放送中のドラマ「そして、誰もいなくなった」

現在放送中の日本テレビ系ドラマ「そして、誰もいなくなった」。藤原竜也さんは主人公の藤堂新一を演じます。

個人情報を管理する自身のパーソナル・ナンバーが何者かに奪われ、存在を乗っ取られた主人公の奮闘を描いた作品です。藤原さんの次第に追い込まれ、悩む中に漂う切なさを表現する演技は絶品です!

高い演技力を見せ付けた代表作「デスノート」

次第に追い詰められていく主人公といえば、映画「デスノート」で藤原竜也さんが演じた、夜神月がみなさんの印象にも残っているのではないでしょうか?

藤原竜也主演 映画「デスノート」

人気漫画「DEATH NOTE」を原作として、2006年公開されました。

名前を書かれた人間は死んでしまう、というデスノートを手にした主人公・夜神月。彼は世の中を変えるため、ノートの力で犯罪者たちを次々と葬り始めます。次第に人々から「キラ」と呼ばれ、崇拝するものが出現しはじめる一方、その男の正体を暴こうとする世界的名探偵L(エル)。天才同士の闘い、勝つのは死神の力を持つキラか、警察を動かすLか…

ダークヒーロー・夜神月

漫画のビジュアルとあまり似ていないことから、公開前は「イメージと違う」と言われていましたが、そんな前評判を一気に覆しました。

映画は「デスノート」「デスノート the Last name」共にメガヒットを飛ばし、藤原竜也さんのラストの迫真の演技は伝説的と囁かれるほどでした。

歪んだ正義

Lが自分に近づきつつあると知ってからの、狂気を放つ演技は必見!

藤原さんは追い詰められ、切羽詰まっていく人間の心の変化を見事に演じています。殺人をなんとも思っていない様子の月が印象的でした。

人気漫画の実写化は難しいと言われていますが、藤原竜也さんは絶対的な演技力で、見事世間の批判的な声を黙らせました。

藤原竜也の素顔とは?

さて、ここまで演技に焦点をあて紹介してきましたが、藤原竜也さん本人はどんな人なのでしょうか?

機械音痴

藤原竜也さんは、パソコンのキーボード入力すらままならない程の”機械音痴”なんだそうです。

メディア機器等々を上手に扱うことができず、スマホがこれだけ普及している今日でも、つい最近までガラケーを使っていたと言います。

なんとも可愛い一面。鬼気迫る演技とは裏腹に、実生活ではアタフタしている姿が目に浮かびます。

お酒の勢いで暴走

お酒が入ると、少しだけ暴走することもあるようです。

俳優の船越英一郎さんとの電話で、酔った勢いで「”英ちゃん”て呼んでいいですか?」と言い、横で会話を聞いていた宇梶剛さんに怒られてしまったそうです。藤原さんは、「後でしっかり謝りました」と話していました。

舞台挨拶を欠席

2014年公開の主演映画「サンブンノイチ」では、沖縄国際映画祭の舞台挨拶を欠席というハプニングがありました。

欠席の理由は、韓国の空港で迷子になり、舞台挨拶に間に合わなかったんだそうです。監督の品川ヒロシさんからは「あの男ね、天然なんです」と暴露されていました。

魅力的なギャップ

実生活では、お茶目な天然ぶりを見せているようですね。

そんなギャップも、藤原竜也さんが世間からも共演者からも愛される理由の1つなのでしょう。

藤原竜也の今後の演技力にも期待!

いかがでしたか?

藤原竜也さんは、この後も成長し続け、私たちに素敵な作品を見せてくれることでしょう。これからもその演技に注目していきたいですね。

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