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    【ハリーポッターシリーズ】主人公・ハリーポッターを掘り下げる!!

    世界を席巻する勢いで大人気のハリーポッターシリーズ。今回はハリーポッターシリーズの主人公、ハリーポッターに注目。主人公・ハリーポッターの人物像や半生、彼の能力や映画の後はどうなったのか!?など、ゴシップっぽい情報も交えて、主人公のハリーに迫ります。

    世界中で大人気の壮大ファンタジー『ハリーポッター』

    ハリーポッターとは?

    1997年にJ・K・ローリングにより発表された『ハリーポッターと賢者の石』を第一作とする、子供向けファンタジー小説。全7作で、1作につき1年経過し、キャラクターたちの成長を描いている。
    当初児童文学として発表されたものの、その枠を超え子どもから大人まで全ての世代に愛される大人気シリーズとなった。

    孤児で、従兄弟等にいじめられているハリー・ポッター少年は、11歳の誕生日に自分が魔法使いであることを知る。
    ホグワーツ魔法魔術学校へ入学し、いままで知らなかった魔法界に触れ、亡き両親の知人をはじめとした多くの人々との出会いを通じて成長する。
    そして、両親を殺害したヴォルデモート卿と自分との不思議な因縁を知り、対決していくこととなる。

    出典:https://ja.wikipedia.org

    主人公のハリーポッターだけでなく、周囲の成長も描く

    初めてホグワーツへ行く汽車の中で、生涯の友となるロン、ハーマイオニーと出会うハリーポッター。本作は主人公のハリーポッターだけでなく、ロンやハーマイオニー、その他魅力あるキャラクターの成長も描いている。

    ハリーポッターシリーズは日本のみならず、現在世界各国で刊行されている。
    日本では全シリーズを通して松岡佑子が翻訳、静山社から刊行されている。
    書店でハリーポッターの小説を探す場合は、文庫やハードカバーの小説が並んでいる棚ではなく、児童書の棚を探してみてほしい。

    主人公・ハリーポッターとはどんな少年?

    続けて、主人公・ハリーポッターに焦点をあて、ご紹介していきたいと思います。

    ハリーポッターは、メガネにボサボサ頭、稲妻の形をした傷を持つ少年。1980年7月31日、ゴドリックの谷に住む魔法族のポッター家に、長男として生まれました。ところが両親はハリーポッターが赤ん坊の頃に他界、母親の妹である叔母の家に預けられ、育ちました。

    ダーズリー一家で育ったハリーポッター

    ところが叔母の家であるダーズリー一家では、ハリーポッターはお世辞にも可愛がられていたとは言えない不遇な環境で育てられていました。

    自室は階段下の物置、従兄弟のダドリー・ダーズリーにはいじめられていました。
    ダドリーの母で、ハリーポッターとは血縁であるはずの叔母ペチュニア・ダーズリーも大変な魔法嫌いの為、魔法使いである姉の子であるハリーポッターを可愛がらず、ダドリーの父バーノン・ダーズリーも、ハリーポッターを厄介者として扱っていたのです。
    ハリーは同じ年齢の子どもよりも背が低く痩せ細り、いつもヨレヨレの服を着て生活していました。

    やがて、ハリーポッターに転機が訪れる

    11歳の誕生日を迎えた日、ハリーポッターにホグワーツから魔法学校への入学案内の手紙が届きます。伯母・伯父は反対しますが、ハグリッドと言うひげもじゃの大男がハリーを迎えに現れて半ば強引にハリーを連れ出します。

    ハグリッドのおかげで、ハリーポッターは無事ホグワーツへと入学することができました。また、両親が居ない事、ダーズリー一家での扱いで自分には何も持ち物が無いと思っていたハリーポッターですが、両親が彼を深く愛し、莫大な遺産を残してくれていた事を知るのです。

    ハリーポッターとヘドウィグ

    ハグリッドは彼をダーズリー一家から連れ出したあと、誕生日プレゼントとしてハリーポッターに白い梟をプレゼントしてくれました。ハリーポッターの物語に欠かせない存在となる、ヘドウィグとの出会いです。

    ロン、ハーマイオニーとの出会い

    ホグワーツ入学とともにハリーポッターにとって大きな転機となったのは、親友であるロン、ハーマイオニーとの出会いでしょう。
    彼らは常にハリーポッターを助け、また彼らのおかげでハリーポッターは孤独な休日を過ごすことは無くなったのです。

    親友と共に成長していくハリーポッター

    ホグワーツでの生活は、魔法使いとしてではなく普通の人間として育ったハリーポッターには何もかもが目新しく、興味を引くことばかりです。もちろん楽しい事ばかりではありませんが、ハリーポッターは親友と共に勉学に励み、冒険をし、魔法使いとして、また人間として大きく成長していくのです。

    主人公・ハリーポッターと対の存在、ヴォルデモート

    不遇なダーズリー一家での生活から一転、ホグワーツへ入学し、心身ともに充実した生活を送る事となったハリーポッター。ところが平和なだけの学校生活とは行かず、さまざまな苦難が主人公・ハリーポッターを襲います。
    その苦難の中で最も大きい、最も重要な物としてヴォルデモートの存在が挙げられます。ヴォルデモートは主人公であるハリーポッターの人生における最も大きな障害として、彼の前に立ちはだかるのです。

    主人公の最大の敵役であるヴォルデモート

    ヴォルデモートは魔法界を震撼させる最も恐ろしい闇の魔法使いです。
    その性格は邪悪で残忍、自らの目的を遂げるためなら手段を選ばない、まさに悪の魔法使い。
    彼は所謂『純血統主義』で、『マグル』と呼ばれている普通の人間を嫌悪しており、マグル生まれの魔法使いや、マグルとの混血の魔法使いを粛清すべく、容赦なくその力をふるいます。

    実は、主人公ハリーポッターの両親を殺害したのは、この邪悪な魔法使い・ヴォルデモートだったのです。ヴォルデモートはその邪悪かつ強力な力をふるい、『死喰い人』と呼ばれる彼を支持するやはり邪悪な手下達と共に、英国魔法界を席巻。暗黒時代を築きました。

    予言の子、ハリーポッター

    英国魔法界はヴォルデモートを恐れ、やがて彼の名前は口にするのも避けられるようになります。
    1979年ごろ、彼は手下から『ヴォルデモートを滅ぼす可能性のある予言の子が出現する』と予言された事を告げられます。予言された人物は将来ポッター家に産まれる子供だと考えたヴォルデモートはポッター家を狙うようになります。

    ポッター家を襲撃したヴォルデモート。しかし、主人公・ハリーポッターに放った『死の呪い』は、ハリーを守ろうとした母リリー・ポッターの命がけの魔法によりヴォルデモート自身に跳ね返り、ヴォルデモートは肉体を失ってしまいます。
    主人公ハリーポッターの特徴の一つ、額の稲妻型の傷はこの時についた物です。これにより、主人公であるハリーポッターとヴォルデモートの因縁はさらに深い物となります。

    ホグワーツ学生時代のヴォルデモート

    元々のヴォルデモートは、『トム・マールヴォロ・リドル』と言う名の、写真のような美しい青年でした。彼は孤児院で愛情を受けず育ちましたが、他者を力でねじ伏せ得る才能を自覚していきます。
    やがてホグワーツに入学。スリザリン寮に属し、成績優秀な模範生であった彼は謙虚な優等生を演じつつも、後の悪行の動機である『純血主義』にのめりこんでゆきます。
    ところが、自分の父親がマグルである事を知った彼は、それが最大のコンプレックスとなります。
    さらに父がホグワーツ創立者サラザール・スリザリンの末裔である母を捨てた事を知った彼は、父と父方の祖父母を殺害。その後、コンプレックスであるトム・リドル名前を捨てたのでした。

    対峙するヴォルデモートと、主人公ハリーポッター

    禁呪とも言える魔法の使用、また度重なる肉体改造の影響で彼の外見は見る影もないほど醜く変貌してしまう。
    鼻は削げ、瞳は赤く、肌は青白い。その姿は偶然にも、彼が学生時代属していたスリザリンの象徴である蛇に酷似している。

    皮肉にも、ヴォルデモートの存在が主人公ハリーポッター自身のルーツを知るきっかけとなります。主人公ハリーポッターがホグワーツへ在籍している間の7年間は、ヴォルデモートとの戦いの7年間でもあるのです。

    【ネタバレ注意!】主人公・ハリーポッターの過酷な運命

    ヴォルデモートに両親を殺害された、主人公ハリーポッター。
    両親が亡くなり、英国魔法界を恐怖に陥れる程の邪悪な魔法使いとの戦いを宿命づけられた彼の人生はすでに過酷な物と言えます。
    しかし、物語が進むにつれてさらに過酷な運命が主人公を襲うのでした。

    大量殺人の極悪人に命を狙われる主人公

    『ハリーポッターとアズカバンの囚人』では、アズカバンと呼ばれる牢獄に投獄されていた大量殺人の極悪人シリウス・ブラックが脱獄し、主人公であるハリー命を狙う…と言う恐怖に晒されます。
    現実にはシリウス・ブラックは冤罪で投獄されており、彼の親友であったジェームズ・ポッターの子、ハリーの身を守るために脱獄したのでした。

    シリウスは主人公に、一緒に暮らす提案をします。喜ぶハリーポッター。
    ところがシリウスは追われる身なので、すぐにその提案を実現させるわけには行きませんでした。
    ハリーやダンブルドアに助けられ、シリウス・ブラックは逃亡します。

    シリウス・ブラックの死

    逃亡後もシリウスは色々な形で主人公ハリーポッターを助けます。
    ハリーポッターはシリウスに対し、彼がまるで父親であるかのように親しみを抱くのでした。
    ところが、シリウスは死喰い人との戦闘の果てに命を落としてしまうのでした。

    さらに児童所とは思えないほど追い討ちをかけるように過酷な運命が主人公ハリーポッターを襲います。

    恩師ダンブルドアの死

    主人公ハリーポッターの恩師であるダンブルドアまでもが命を落とす事に。
    ダンブルドアの死後、ハリーポッターはダンブルドアの遺志を継いで、とある過酷な試練へと乗り出すことになるのでした。

    死の秘宝・分霊箱の探索

    赤子であるハリーポッターを襲った際に身体を失ったヴォルデモートは、なんと自身の魂を分けて隠していたのでした。その分霊箱を全て探し出し、破壊しないことにはヴォルデモートを完全に滅することができないため、主人公は親友のロンとハーマイオニーとともに、分霊箱を探す旅へ出る事になったのです。

    その旅は、3人にとってとても過酷な物となりました。
    身体は傷つき、疲れ果て、精神もが侵され、ボロボロに打ちのめされて行ったのです。

    ヴォルデモートとの死闘、そして……

    いよいよヴォルデモートとの決闘の時。
    ヴォルデモートは、最強の杖である『ニワトコの杖』を手に入れており、主人公を亡き者にしようと襲いかかります。多数の犠牲、ホグワーツに横たわる沢山の遺体、すすり泣く声……。主人公は悲劇を絵に描いたような惨状を間の当たりにします。

    そして、熾烈な戦いの末、ヴォルデモートは倒され……

    過酷な戦いを勝ち抜いたハリーポッターのその後は?

    熾烈な戦いを終えた後、ハリーポッターはホグワーツに復学せずに、ロンや、同じホグワーツの学友でありヴォルデモートとの戦いを共に戦い抜いたネビルと共に魔法省に入省、闇祓いとなります。ハリーはロンの妹であるジニーと結婚、2男1女をもうけます。ロンはハーマイオニーと結婚し、1男1女をもうけます。

    ハリーポッターシリーズの続編が作られるかどうかは不明ですが、2016年にロンドンで舞台『Harry Potter and the Cursed Child』が上演予定です。また、日本でも大公表のUSJアトラクション『ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター』が2016年にはユニバーサル・スタジオ・ハリウッドにもオープン予定です。まだまだこれからもハリーポッターワールドで楽しむ事ができそうです。

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