2017年トレンドの《アビスカラー》って知ってる？知らないあなたには話題の◯○が必須！？
2017/05/07
Topicks公式
2015/09/18 更新
- スペルガ(13)
仕事やプライベートでも問題が？大人のアスペルガーが増えている！
学生時代は『少し変わった人』で済むアスペルガー症候群。しかし大人になり、社会に出るとアスペルガーの症状に悩まされる人は多いです。原因が自分でも分からないと、余計に辛いですよね。そんな”大人アスペルガー”について、詳しく調べてみました。
目次
[表示する]
アスペルガー症候群は、発達障害の一種として、世間に認知されつつあります。しかし、その理解が充分進んでいるとは言い難いようです。
現在は特に、環境的に独り立ちした”大人アスペルガー”が問題になっているようです。子供と違い、誰かが助言や保護をしてくれる訳ではないので、余計に悩みが深くなってしまうようです。
そんな大人アスペルガー、主にどのような症状・悩みが出るのでしょうか？
アスペルガー症候群患者は、その『個性』ゆえに苦しんでいる人も多いようです。
他人には理解されにくいからこそ、１人で抱え込んでしまいがちですよね。
空気感・相手の気持ちを読むのが苦手！
仕事の対人関係において、非常に重要なことですが、アスペルガーの人はとても苦手です。
アスペルガーの人は、相手の気持ちを察することが苦手なので、
悪気もなく、相手を傷付けるようなことを言ってしまいます。
人と会話していても、視線をあまり合わせず、手振り、身振りの表現が乏しく、人の表情や態度、身振りなどから相手の気持ちを汲み取ったり、その場の雰囲気や空気を読んだりすることが不得手です。
場の空気を乱したり、相手を傷付けてしまうこともしばしば。
しかし、本人は何が悪いのか分かりません。
アスペルガーは相手の気持ちを読み取ることが苦手です。
加えて、ルールや応用を効かすことが難しいため、に大人になると周囲とのトラブルが頻発するようです。
複雑なケースはＮＧ！
細かい調整、暗黙のルール、曖昧な表現など、具体的でない指示にはうまく対応できません。
細かい調整や、複数の物事に対応するのが苦手なアスペルガー。
大人になると求められるこのスキルが低いために、職場でのトラブルや悩みに繋がることも。
特定の事に異常な興味を示す
アスペルガーの人は、興味が非常に偏っていることも特徴です。
しかし、興味の範囲は狭いです。
アスペルガーの『一点集中』が上手く働けば、大きな成果を出す人もいます。
しかしこの興味やこだわりが、悪い方向に働いてしまう人の方が多いようです。
会話の裏が読めない
皮肉や冗談など、言葉の裏側にある意味を理解することができません。
そのため、表面だけをすくって会話をしてしまいます。
社会人になると抽象的な表現が頻繁につかわれるようになります。例えば「そこはうまくお願いします」などというと、アスペルガー症候群の人は、「そこ」とは？「うまく」とは？といちいち悩んでしまいます。
皮肉や冗談が通じないため、常識の分からない変な人、というレッテルを貼られてしまうことも。
額面通りにしか言葉を理解できないので、会話がつながらないこともしばしばです。
上司が間違いを指摘するために「よくこんなすごいことができるね」などと皮肉をこめて言ってもアスペルガー症候群の人は「私はすごいことをしたのか」と文字通りに受け取ってしまい、逆に素直に喜んでしまうなんてこともあります。
職場では曖昧な言動が使われることが多いので、アスペルガーの人は苦労が絶えないようです。
大人ならではの悩みですよね。
交渉ごとは苦手
複雑なやりとりが必要となる交渉ごと。
アスペルガーの人にとって、特に苦手な仕事と言えます。
交渉ごとが多いような仕事は、アスペルガー症候群の人がもっとも苦手とする分野です。
それは、アスペルガー症候群の人が持っている社会性の障害、コミュニケーション能力の障害、想像力の欠如などがスムーズな人間関係を作りにくくするからです。
職場によっては交渉ごとがある仕事もあります。
大人アスペルガーは対人関係が苦手なため、交渉担当になっても上手くいかないケースが見られるようです。
２つのことを同時進行するのは苦手
仕事をする上では当たり前とも言えるマルチタスク。
しかし、アスペルガーの人にとっては非常に困難です。
大人になれば当然求められる『マルチタスク』。
しかし大人アスペルガーの場合、脳の特性上、スムーズに対象するのは難しいようです。
たとえば、話を聞きながらメモをとる、電話をしながら書類を見るなど、特に難しいことではありません。
しかしアスペルガー症候群の人の場合は、話を聞くときには「聞くことに」集中するため、同時にメモを取ることには困難を感じてしまいます。その結果、何をしたらよいかわからなくなってしまいます。
予定外の事に弱い
急な変更などが入ると、非常に混乱します。
予定外のことに上手く対処することができないのも、アスペルガーの特徴です。
想像力を働かせることが苦手なアスペルガー。
ちょっとした予定の変更も、大きな混乱を招くことにつながります。
これも脳内のある部分の働きが弱いために起こる、大人アスペルガーの症状。
いくら周囲から指摘されても、すぐに改善することは難しそうです。
この特徴も大人になって働き始めてから、目立つケースが多いようです。
悪気がないのに怒られたり嫌われたり、大人のアスペルガーは非常に難しいです。
子供の頃は「変わった子」「独創的な子」などで済んでいたものが、大人になって社会へ出ると、なかなかそうも行かなくなります。
特に、多くの人が働く会社で働きくということは、チームワークや会話など、柔軟な対応力が問われます。アスペルガー症候群の人はそもそも会話のキャッチボールが苦手な上、相手の気持ちを汲むことも苦手ですから、仕事に不可欠な対人関係でトラブルを抱えてしまうことが多いのです。
礼儀知らず
一見無礼にも見えてしまい、仕事上でトラブルになることもしばしば。
しかし、本人に悪気はないのです。
アスペルガー症候群の人は言葉の使い分けが不得意なため、目上の人に馴れ馴れしく話したり、近しい人に他人行儀な話し方をしたりします。それが非常に不自然で礼儀知らずに見え、周囲から嫌われる原因にもなってしまいます。
失敗しても謝れない
自分が正しいと思っているので、謝ることができません。
上司からしたら、非常識だし生意気だと思われてしまうかもしれませんね。
アスペルガー症候群の特徴として、自分が納得するまでは行動しない、という傾向があります。また、自分の考えを主張することが多く、自身もあるため、時には相手の意見を間違っていると主張することも。
そのため、理屈っぽく、失敗しても反省しない人、というイメージを持たれてしまうのです。
遅刻しがち
決まった時間に起きる、というような、
自分の意志で何かを行うことが苦手です。
自分の意見を主張することは得意でも、自分の意思で行動するのは苦手なのもアスペルガー症候群の特徴です。そのため、毎朝決まった時間に起きることができず、遅刻気味になります。
遅刻が多いと、社会人としてだらしない人と思われてしまうため、マイナス評価につながります。
女性のアスペルガーには、男性とは異なる症状もあります。
それ故に苦労も多いのだとか...
ここまで、大人のアスペルガーについてご紹介してきましたが、
その症状のほとんどは、男性によく見られるものです。
実は、女性の症状はさらに分かりにくいのだとか。
その分、余計にアスペルガーだと分からず、悩みが深くなってしまうようです。
では、具体的にどのような症状があるのでしょうか？
社会性の欠如が現れにくい
アスペルガーと言うと、会話が噛み合わなかったり、不自然な言動が目立ったりしますが、
女性の場合はそれが現れにくいと言います。
と言うのも、女性の方が男性に比べて社会性やコミュニケーション能力が育ちやすいからです。
一見すると普通の人に見えてしまうため、かえって悩みが深い女性のアスペルガー。
男性ならば幼児期から会話のズレなどで現れる症状が発見されず、アスペルガーだと分かるまで苦労を重ねることになります。
子供っぽさが抜けない
しかし、思春期を迎える頃には、徐々に会話についていけなくなったり、不用意な発言で相手を怒らせてしまったりします。
また、周りの子がオシャレに大人っぽくなっていくのに比べて、子供っぽい服装をしているためにかわかわれることもあるようです。
一人だけ服装が子供っぽい、会話のすれ違いが目立つ、など、徐々に周囲との違いに気付きます。
そのことで、自分は周りと違うのだと悩んでしまうようです。
検査をしても結果が出ない
女性の場合、目の合いにくさや感覚過敏は見受けられるものの、
ごっこ遊びの他、アスペルガー症候群の典型的な症状が現れません。
そのため、検査を受けてもアスペルガーだと診断されない場合があるようです。
周りと何かが違っているのに、病気だと診断されない。
そのために、さらに悩んでしまうケースが多いようです。
大人として、世の中に適応できないために...
アスペルガーの人は一見変わった行動をとるため、理解を得にくかったり、誤解を受けやすかったりします。
さらに、悪気がなくても失礼な言動をしてしまうため、知らず知らずのうちに嫌われてしまいます。
社会人として備わっているべき、様々な能力。
しかし、アスペルガーの人には苦手なことが多すぎて、うまくこなすことができません。
そんな、さまざまな誤解を受け、中傷され、心の傷が深くなっていった人たちは、
うつ病
不安障害
強迫性障害
といった別の病気を発症してしまうことがあります。
アスペルガーが元で、周囲と上手くやっていけない結果、二次的に引き起こされてしまう病気を『二次障害』と言います。
このような状況になればますます本人も苦しみますので、周囲の大人や専門機関のサポートが重要になってきます。
社会に出て働く大人だからこそ、苦労の多い大人アスペルガー。
それを治療するには、一体どうしたらよいのでしょうか？
これまでご紹介したように、大人アスペルガーは周囲から理解を得られないことで、
非常に大きなストレスを抱えることになります。
その結果、自分はダメな人間だと思ってしまったり、うつ病などの精神的な病にかかってしまったりします。
では、そんなアスペルガーを治療するためには、どうしたらよいのでしょうか？
療育による治療
療育とは、アスペルガーが苦手とする社会性を培うためのトレーニングです。
たとえば、相手の気持ちを分かるようになる練習や、急な予定の変更にも対応できるよう、
社会的に必要となる行動規範を学ぶことでアスペルガーの症状をカバーしようというものです。
社会性の欠如が特徴でもあるアスペルガー。
それは生まれ持ったものなので変えようがありませんが、足りない部分を補うことはできます。
少しでも社会に馴染めるよう、根気強く治療を続けることが大切です。
薬による治療
薬による治療は、アスペルガーの症状を緩和するものではありません。
ただし、アスペルガーによって引き起こさる二次障害（うつ病など）の症状を緩和するためには役立ちます。
つまり、アスペルガーそのものというよりは、今より苦しまないよう、補助的に行う治療法です。
二次障害を抑えるだけでも、今よりかなり楽になるのではないでしょうか。
周囲のサポートを受ける
アスペルガーを治療する上で何より大切なのは、周囲の理解を得ることです。
周りがアスペルガーの症状をきちんと理解し、温かく受け入れてくれて始めて、
治療に専念することができますよね。
曖昧な指示をしないとか、予定が変わる場合には事前に知らせるなど、できることはいくつもあります。少しずつ、前に進んで行きましょう。
アスペルガーを温かく受け入れてくれる環境こそが、
アスペルガーに悩む人にとって、何よりも大切なものですよね。
大人アスペルガーの症状を持つ人が同じ職場にいると、対人関係や予想外の出来事への対応で困るケースがあります。
そんな時に大人として、どのように接することが本人や周囲のためになるのでしょうか？
訂正を無理強いしない
アスペルガーの特性は、生まれつきのもので、本人の意思や努力で変わるものではありません。
脳機能の偏りによるものだということを、周囲にきちんと理解してもらうことが大切です。
アスペルガーの人に、性格のことをとやかく言っても仕方がありません。
本人のワガママではなく病気ですから、かえってストレスを与えることになってしまいます。
大人アスペルガーの症状を持っている人に『普通』を求めても、対応は難しいでしょう。
１人の大人として、その『個性』を認めてあげることが接し方の基本になるようです。
メモを有効活用する
アスペルガーの人は、耳からの情報収集は苦手な傾向にあります。
ですから、言葉だけでなく、メモなどを使って視覚的に、分かりやすく伝えるようにしましょう。
アスペルガー症候群の人は、耳からの情報より視覚的な情報のほうが理解しやすい傾向があるので、作業手順やスケジュールがひと目で分かるような図にするなどの工夫をすると、より伝わりやすくなります。
言葉ではなく、図のような形に残る物が良いみたいです。
大人の世界では言葉で終わるケースも多いですが、ひと手間掛ければ周囲の大人より
仕事をしてくれる事もあるようです。
指示は１度に１つ
１度に多くのことを伝えてしまうと、混乱してしまって対処できません。
指示は１つずつ、丁寧に伝えるようにしましょう。
職場で働いていたら複数の指示を受けるケースは多いですよね。しかし周囲の人と一線を引いて考える必要がありそうです。
声で威嚇しない
アスペルガー特有の言動は、本人の悪気ではなく、病気のせいです。
ワガママや非常識というわけではないので、言葉で罵倒しないようにしてください。
ますます追い詰めることになってしまいます。
アスペルガー症候群の人は大声を聞くと、不安や恐怖を強く感じることがあります。怒鳴りつけたところで本人は怯えて混乱するだけで、その言動がおさまることはありません。
アスペルガーの人にありがちな、非常識な行動や無遠慮な言葉。
『大人としてありえない！』と思って、怒鳴りつけてもますます症状は悪化してしまいます。
何よりもまず、落ち着いて指導することが重要です。
アスペルガーは、個人の努力だけではどうにもできません。
周囲が温かく見守り、手助けすることがとても重要なのです。
大人アスペルガーの記事、いかがでしたか？
子供や学生時代と違って、曖昧な指示や対人関係の多い大人の世界で苦労するケースが多いようです。
アスペルガーの症状は脳の特性と言っても良いので、表面的なことでは治りません。
それよりも、環境や方向性が整えば凄い活躍をする可能性を秘めている、本人の適性を考えることが重要かもしれません。
周囲や本人がお互い、その特性と上手く向き合っていくことが大切ですね。
