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安全運転をしていたのに、大竹まことが巻き込まれた事故とは?

的を得た毒舌キャラでお茶の間を博している大竹まことさん。そんな大竹まことさんは実は過去にもらい事故に遭っていたって知っていましたか?根が真面目で自分に厳しい大竹まことさんは事故のショックから飲まず食わずの状態に。その事故とは一体どんなものだったのでしょうか?

毒舌キャラで人気の大竹まことを襲った事故とは?

的を得たその毒舌キャラで人気の大竹まことさん。いろんな番組のコメンテーターとして引っ張りだこの彼は、ご意見番としてのイメージも強いですよね。

しかし、そんな大竹まことさんを一時期見なくなった時期がありました。実は事故を起こし謹慎していたのです。

とはいえ大竹さんが危険運転をしたわけではありません。一体なぜ事故は起きたのでしょうか?今回は大竹まことさんが巻き込まれた事故についてご紹介します。

大竹まことのプロフィール

大竹まこと

本名:大竹真
生年月日:1949年5月22日
出身地:東京都
所属グループ:シティボーイズ
相方:きたろう、斉木しげる
事務所:ASH&Dコーポレーション

大竹まことさんは東京大学教育学部附属中学校・高等学校(現・東京大学教育学部附属中等教育学校)を卒業したインテリ。トーク番組でもその知識を生かした歯に衣着せぬ物言いでお茶の間で人気を博しています。

毒舌で皮肉を言わせたら天下一品、知識人で頭が良く、口が回るというイメージの大竹まことさん。そんな彼が巻き込まれた事故は誰にとってもとても悲しい結末となりました。

大竹まことの乗用車にバイクが衝突

事故が起こったのは今から20年前の1996年8月でした。事故には、自分が気をつけていても起きてしまう「もらい事故」というのがあって、大竹まことさんは、そのもらい事故に遭ってしまいます。

不幸にも青信号で交差点を走行中の大竹まことさんが運転する車にバイクが衝突。残念ながらバイクの運転手の男性は死亡、同乗していた女性は重傷。共に20代と若い2人だったそうです。

この事故のように、それがたとえもらい事故であったとしても、相手の方が亡くなられるような大事故だと、突っ込んで行った方も突っ込んでこられた方も、心身に受けた衝撃の大きさと痛みは計り知れず、考えただけでもいたたまれなくなりますね。

「頑張れ!頑張れ!」と励まし続けた大竹まことさん

大竹まことさんは衝突されてすぐ車を止め、救急車を呼びました。そして倒れているバイクに乗っていた2人に駆け寄り「頑張れ、頑張れ」と救急車が来るまで励ましたそうです。その姿を想像しただけで涙が出てきます。

この時の大竹まことさんは、自分の車にバイクがぶつかった瞬間と2人が投げ出された現場を目の当たりにして、何とか最悪の事態だけは免れて欲しいという神にもすがる思いで、2人を励まし続けていたのではないでしょうか。

若者2人には両親や家族がいるわけで、自分の娘や息子に置き換えて考えたら、よりいたたまれなかったと思います。

しかし、励ましの声もむなしく運転手の男性は死亡。女性も全身打撲と足を骨折する重傷。この結果を聞いた若者2人のご親族と、大竹まことさんの心中を察すると、ご家族はただただ黙って寄り添い、抱きしめてあげることくらいしかできなかったのではないでしょうか。

事故のショックでやつれ、レギュラーも降板

事故に遭った大竹まことさんはその責任感の強さから、飲まず食わずの状態が2日間続いたそうです。またレギュラー番組7本を全て降板、自宅謹慎します。毒舌を売りにし、憎まれ役をしていたのでバッシングも当然ありました。しかし、彼の運転に非はありません。

業務上過失致死、過失傷害容疑で書類送検されると報道もされましたが、警察はそれを否定。飲酒運転ではなく、信号も守っていたとの証言もあって「事故後の対応もしっかりしていた。事故の当事者としてするべきことはすべてやっている」との見解を所轄署は発表しています。

避けようのなかった事故であることはだれが見ても明らか。しかし傍からいくら「大竹さんは悪くない」と言われても、自分に責任が全くないとはどうしても思えなかったのでしょう。それだけ責任感が強く、事故に遭われた2人の若者やそのご家族のことを考えると、自分だけ生きていていいんだろうか?という罪悪感にさいなまれたのだと思います。

根が真面目な方なのでしょう。大竹まことさんは人間としてちゃんとされた方だから、事故の当事者としての対応もきっと完璧だったのだと思います。しかしだからと言って自分が許されるとは大竹まことさんは考えなかったようです。本当にとても不幸な事故でした。

そんな大竹まことの復帰を早めたものとは?

事故後「僕の仕事は横から出てきて(他人を)なぎ倒す事。これからどう頑張ればいいのかわからない」と大竹まことさんは語りました。しかしそんな彼を救ったのは彼にとっては意外な人達でした。

それは被害者の遺族の方々。テレビ局に「大竹さんの芸能活動を再開させてほしい」と連絡を入れたそうです。死亡した男性の母親は「よくしていただいた大竹さんに恨みなどありません」と大竹さんに対する想いを語りました。

大竹まことさんの復帰は早まり、事故から2週間経った8月23日にテレビの収録に参加、その後会見を開きます。ショックで食事をとれなかった顔はやつれて沈痛な面持ちだったそうです。そして小さな声で「亡くなった男性に心からご冥福をお祈りします。そしてご同乗の女性には一日も早い回復を願っています」と語りました。

きっと大竹まことさんの誠意が事故に遭われたご親族にもきちんと伝わったから、遺族は彼が仕事ができない状態を何とかしたかったのだと思います。心に負った傷は遺族も、大竹まことさんも、消えることはないでしょうが、そこに恨みがなかったことだけは確かと言えます。

関係者が語る大竹まことの素顔とは?

この事故でテレビや舞台でしか大竹まことさんを見ない方はその責任感の強さに驚いたかもしれません。「シティボーイズ」でもいかついキャラクターで、暴言を吐きセットを破壊して暴力をふるうといったアナーキーな役どころが人気でした。

しかし素の大竹さんを知る人は彼の本当の性格はその逆という事を知っていたようです。気が小さいけど責任感は強くまじめ。だからこそ警察からも落ち度はないとされたこの事故でも誠意を尽くしたのだと思います。

そしてそんな彼に事故関係者もテレビ関係者も寛容でした。それだけ大竹まことさんが自分自身に厳しく、真面目で責任感の強い方ということが痛いほどにわかったからなのでしょう。

事故から見えてきた「大竹まこと」という人間

いかがでしたか?

憎まれ役をやっていながら、本当は気が小さくて人一倍責任感が強く、真面目な性格の大竹まことさん。コントグループのメンバーや大勢の皆様方に支えられながら、これからも大竹まことさんならではのトークやショーを見せて下さいね。ご活躍を楽しみにしています。

そして亡くなられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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