心理学専攻のワタシが伝授!《ストレスフリー》な生活を送る方法♡
ih-chn
2017/08/19
そこのあなた!人の話を聞くとき、「なんとなく」聞いていませんか?
社会生活を営む上で必要不可欠な‘‘コミュニケーション’’は、伝えることよりもむしろ聞くことの方が重要なのです。
もし、話の‘‘聞き方’’で人間関係が変わるのなら、試してみたいとは思いませんか?今回は、あなたの人間関係をより良くする《傾聴》についてご紹介します♡
日常の「きく」という行為には、3種類あります。
1つ目の「訊く」は=尋ねること。英語で言えば「ask」に近いニュアンスです。2つ目の「聞く」は音や声などが自然に耳に入ってくること。英語なら「hear」。
そして最後の「聴く」は、積極的に耳を傾けること。英語の「listen」に相当します。
【聴】には目、耳、心の文字が入っており、その文字のごとく「耳と目と心できく」のが‘‘傾聴’’です。
【耳できく】 相手の言葉によるメッセージに最後まで耳を傾け、理解する
【目できく】 相手の言葉以外の行動(姿勢、表情、しぐさ、声の調子など)に注意を払う
【心できく】 相手の言葉の背後にある感情も受け止め、共感を示す
傾聴というとカウンセラーなど特殊な職業のためのスキルのように思われますが、そんなことはありません。
経済産業省が‘‘職場や地域社会の中で多様な人々と共に仕事をする上で必要な基礎的な能力’’として提言している『社会人基礎力』の要素にも、‘‘傾聴力’’が含まれています。
傾聴できるようになると、相手の考えや気持ちを的確に読み取れるようになるため、【信頼関係】を築きやすくなります。
また、相手の求めることを理解することで【営業力・交渉力の向上】を図れちゃいます♡
まず何よりも、相手(話し手)を今まで以上に深く理解できることが、メリットとして挙げられます。
ただ聞くのではなく、注意を払って、丁寧に耳を傾ける。自分の思い込みや判断は横に置き、自分が訊きたいことを訊くのではなく、相手が伝えたいことを受容的・共感的に聴く。
それだけで相手は自己重要感が高まり、今まで以上に心を開いてくれるのです。深いレベルの話が聴けたら、あなたはより深く相手を理解できるでしょう。
誰しも、自分の話を最後まで一生懸命に聴いてくれる人のことを悪くは思いません。傾聴は「話の聞き方」だけでなく、「人とのかかわり方」でもあるのです。
傾聴できれば‘‘絶対的な信頼感’’を抱いてもらえるので、相手とより良い関係を築き上げることができます♡
1人だと思考がまとまらなくても、口に出していたらいつの間にか頭の中が整理されて、改めて自分の思いに気が付いた、という人は少なくないはず。
話し手である相手の思考が整理されると、次に取るべき行動が明確になり、具体的に動けるようになります。これは心理的にも肯定的な変化を生み出しますよね。
それを見ていた聴き手(自分)は、より深く相手を理解・共感できるようになるのです。理解できればより良いサポートを考えられますから、相手からの信頼も手に入れられます♡
【傾聴をする前の準備】
①思考や感情をリセット:深呼吸を10回行います。
②意図の設定:相手に対してどのように接するか、その姿勢を決めます。
(例)心に寄り添いながら・否定せずに受け止めながら・感謝しながら、など。
③マイナスな感情を解消:相手の話を聞く準備は整っているか確認します。
④相手の感情と自分の感情を切り離す:自分の心理状態がブレる・感情移入する、などがないように意識しましょう♡
傾聴をする際には【私はあなたの話に好奇心があり、集中して聴きたいと思っている】という姿勢・態度を忘れないでくださいね♡
話を聴く時は【相手に対し90°の位置】に座ると、相手は緊張や威圧感を感じにくく、リラックスして話せます。
人の話を聞く時についやりがちなことといえば、アドバイス・説得・同情・否定や批判・無反応。
傾聴をする際、絶対にやってはいけません。
話し手(相手)の言葉をそのまま受け止める・理解することに注力しましょう。
聴き手(自分)が何かを話す時には、話し手(相手)の声の抑揚・スピードやテンポ・呼吸などをシンクロさせましょう。これを「ペーシング」と呼び、相手と自分の間に一体感が生まれます。
また、相槌を打つときには相手の言ったことを反復する。「バックトラッキング」と呼ばれるオウム返しをすることで、相手は「自分のことを理解しようとしてくれている」と感じられるのです。
相手の言葉をそのまま受け止めるというのは、案外難しいもの。思い込みで判断してしまったり、自分の都合の良いように受け止めてしまうことがほとんどです。
しかし、《傾聴》ができるようになれば、相手だけでなく自分への理解も深まるはず。
《傾聴》する力を手にして、より良い人間関係を手に入れましょう♡
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