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2016/08/16
「ひらめき」とは、もともと脳に蓄積されている情報同士が、新たな関連で結びつくことで起こる現象。
現代社会は、とにかく情報をインプットする機会が多いです。
自分が無意識のうちに、つけっぱなしのテレビや、ながら読みしているSNSからも情報は入ってきます。
しかしインプットしても、情報を整理整頓する時間がなければ、その情報がひらめきに結びつくことはありません。
その整理整頓は、実は「ぼんやり」している時間に行われるのです!
資料を読んだり、詳しい人に聞いたりして、役立ちそうな情報を脳にインプットしていきます。
そのとき脳では、注意する、集中する、覚えるなど外の世界に働きかけるときに使われる「実行系ネットワーク」が使われています。
胃が食べ物を消化するときのように、脳の中で情報を消化します。
読んだり聞いたりするインプットはストップしましょう。
周りのものをちゃんと見るのではなく、ぼーっと輪郭をなぞったり、そのものがまるでないかのように空気を見ているようなイメージです。
うまくぼんやり出来ないときには、ゆっくり深呼吸をしてみたり、立ち上がって伸びをするなど身体の内側に意識を向けてみて。
ぼんやりモードの時は、「メタ認知」と呼ばれる、自分から離れて自分を見ているような現象が起こります。
「自分はこんなこと考えているな」とまるで自分のことではないかのように思える状態です。
メタ認知を呼び込むために、頭に浮かんだことを種類などに分けず、とにかくすべて紙に書き出し、「見える化」することが重要です。
なんとなく紙に書いているうちに、思い出そうとしているわけではないのに、それに関することがぶわーっと浮かんできます。
この現象が起きたらひらめくサイン!
一見無関係そうなことでも、あとからすごく大事なことに結びついてくることも。
ひらめいた考えを脳にキープしておけるのは4分半と言われています。
忘れないうちに、すぐメモを取りましょう!
【カフェで】
カフェはぼんやりするのにもってこいのスポット。
注意してほしいのは、初めて入る店は選ばないこと。
初めて見るインテリアやメニューの情報を脳に入れることになり、実行系ネットワークが優位に働いてしまいます。また、初めて触れる空気感に緊張してしまいます。
馴染みのある店のお気に入りの席に座り、心身ともにリラックスすることがひらめきの近道です。
【ものをざっくり見る】
人間の身体はすごいのです。
視覚からの情報を遮断すると思考がストップして、脳がぼんやりするモードにチェンジ!
しかし、現代社会は広告やパソコンなどで、自分が意識していなくても情報が入ってきます。
そこで実践してほしいのが、目の焦点をはずし、ざっくりとものを見ること。
ものを見るのではなく、空気を見るような、遠い目をするトレーニングをしましょう。
【水回りで自分と向き合う】
アイデアは、自分と向き合うことで生まれます。
そのためには、自分の内側を見つめることです。
自分の内側と簡単に向き合える場所、それは水回り。
洗顔や入浴、トイレでは自分の肌に触れることで、自分の存在を確かに感じ、内側に目を向けやすいです。
浴室の照明を落とすなどして視覚から入る情報を絞ったり、ゆっくり時間をとることでひらめきが起こりやすくなります。
【十分な睡眠の確保】
実は、最も良質なぼんやりタイムは、布団に入り徐々に意識が遠くなっていくタイミング!
睡眠不足な人はこのタイミングを飛ばして深い睡眠に入ってしまうため、ぼんやりのゴールデンタイムを逃してしまいます。
しっかり睡眠をとることが、ひらめきを生む秘訣です。
【90分仕事をしたら、席を立つ】
長時間だらだらと仕事を続けると、眠くなりますし効率がとても悪いです。
人間が知的作業を維持できる限界は90分と言われています。
90分間情報をたくさんインプットしたら、その情報を整理するぼんやり時間が必要。
どれだけ気分がノっていても90分仕事をしたら席を立ちましょう。
【きゅっと締めて歩く】
歩くことは、手っ取り早く、かつ効率的にぼんやりできます。
ただ注意すべきなのは、情報をインプットするモードに入らないようにすること。
自分の内側に意識を向けるために、お尻をきゅっと締め、身体の軸をしっかりと固定しましょう。
歩くことのほかにも、水泳やヨガなど自分の内側を見つめざるを得ない運動がおすすめです。
【単純作業の家事をする】
毎日やる単純作業は、インプットからぼんやりモードに入りやすいです。
アイロンがけや洗濯物たたみ、お風呂掃除など単純で集中しやすい作業がおすすめ。
大事なのは、単純作業と並行した「ながら作業」にならないこと。
ひとつのことに無心になることでひらめきが生まれやすくなります。
【音楽やテレビを流しっぱなしにしない】
自分で思っているよりも、人は無意識のうちに情報をインプットしているもの。つい流しっぱなしにしがちな音楽やテレビから受け取る情報は膨大な量なのです。
ですから、五感から入る情報を自分でしっかり管理することが大事。
自分ではぼんやりしているつもりでも、音楽やテレビを流しっぱなしではひらめくことができません。
【人と話す】
ひらめきは、新しい情報と脳内の記憶が結びついて起こります。
その記憶をコントロールするためには、人との会話が重要です。
言葉にすることで溢れかえる情報が圧縮され、新しい語彙を知ることでより効率的に脳内が整理されます。
【ひらめくまでの傾向を把握する】
ひらめいたら、それまでの状況を振り返りましょう。
例えば、すごく晴れている日で、会社に行く前に近所の猫と戯れていたら、とか、朝起きてすぐ窓を開け深呼吸をしていたら、など。
いくつかのストックの中で、共通点を探し、その状況を意識的に作ることでひらめきやすくなります。
人生を変えてしまうようなすばらしいひらめきへのヒントは、何気ない日常に潜んでいるもの。
ひらめきが起こりやすい環境を意識的に作り出せば、あなたが心の奥底に隠している大きな夢が叶うかもしれません!
人知れず直観力を鍛えて、素敵な人生を掴みましょう♡
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