一度は読んでみたい。最近テレビドラマ化された原作小説のまとめ
tinydrops
2016/04/04
テレビドラマとはまた違った楽しみ方が出来る本の世界。好きなドラマを小説でも味わってみませんか?
最近のものからちょっと懐かしいものまで、ドラマ化した人気小説を7つピックアップしました。
【あらすじ】
ファッション誌編集に憧れて出版社に入社した河野悦子の配属先は校閲部。希望の部署とはほど遠い部署にいながらも、ファッション誌編集部への異動に向けて奮闘するが…。
大人気ドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』の原作本。個性的なキャラクターたちが登場し、テンポ良く進むのであっという間に読み終わってしまいます。お仕事小説だけど、恋愛やミステリー要素もあったり…!?仕事に恋に、前向きに頑張る悦子の姿に、読後は「明日も頑張ろう」と明るい気持ちになりますよ。
【あらすじ】
半沢直樹はバブル期に大手銀行に入行し、今は大阪西支店融資課長である。支店長の命令で無理に融資の承認を取り付けた会社が倒産し、そのすべての責任を支店長は半沢に押し付けようとする…。融資課長・半沢直樹の意地と挑戦を描く痛快エンターテイメント。
「やられたらやり返す、倍返しだ!」の台詞でおなじみの大人気ドラマ『半沢直樹』の原作です。逆境にさらされながらも自身の信念を曲げない半沢の姿は働く人に勇気を与えてくれるはず。銀行内部の様子がリアルに描かれているのは、元銀行員の作者ならでは。
【あらすじ】
介護人であるキャシーはヘールシャムと呼ばれる施設で提供者と呼ばれる人たちの世話をしている。彼女もこの施設で育った提供者である。大人になったキャシーは施設で送った自身の奇妙な日々、固い絆で結ばれた親友トミーやルース、そして彼らが辿った皮肉な運命に思いを巡らせる…。
2016年に同名でドラマ化したこの作品。すでに映画化もされている話題作です。臓器提供をするためにつくられたクローンという残酷な運命を辿る登場人物たち。限られた時間と抗うことの出来ない運命の儚さや虚しさに心が打たれる衝撃の一冊。
【あらすじ】
京都・東本願寺の近くにある食堂には看板がない。鴨川流とこいしの親子2人で切り盛りするこの食堂では、もう一度食べたい料理の味を少ない手がかりから再現してくれるという。「”食”捜します」という一行広告だけを頼りに客はその食堂を訪れる…。
2016年にドラマ化された作品です。「鍋焼きうどん」「ビーフシチュー」など、話のタイトルが何とも美味しそう。様々な思い出や想いを抱えてやってくる6人のお客さんを巡る話はすべて、心が温まる、ほっとするものばかり。ゆっくり味わいながら読みたい一冊です。
【あらすじ】
洋食店「アリアケ」の3兄妹は、幼い頃流星群を見に出かけている間に両親を惨殺され、その復讐を誓う。時効が迫った14年後、生きるため詐欺を働く彼らが新たにターゲットにしたのは洋食チェーン店の御曹司。しかし、彼の父親があの事件の夜目撃した男に似ていることに気がついて…。
2008年にドラマ化された作品。3人で強く生きるしかなかった兄妹の絆、仇の息子に恋をしてしまう妹…最後までハラハラさせられるミステリー小説です。
【あらすじ】
大学時代の同級生で親友のナオミとカナコ。望まない職場で憂鬱な日々を送るナオミと、夫からのDVを受けて苦しむカナコ。追いつめられた2人は30歳を目前にしてカナコの夫を2人で殺害することを思いつく…。
2016年にドラマ化。カナコの夫を殺害し、完璧だと思われていた計画の穴がどんどん露呈していき追いつめられていく二人を、なぜだか応援してしまうような、読者まで共犯者にしてしまう緊張感が詰まった一冊。最後の一行まで目が離せませんよ。
【あらすじ】
富士の樹海に訪れた男の導き、命を賭けて結ばれた妻への遺言、前世の縁を信じる女性の黒い夢…。「心中」をめぐる7つの短編小説集。
2016年のスペシャルドラマでこの作品の中の「炎」がドラマ化されました。生と死、愛と死をまっすぐに見つめ、暗いテーマでありながら読後はあたたかい希望を感じられるような傑作です。
大体のストーリーは同じでも、原作とドラマでは違うところが多くあります。それを比べるのも面白いですよね。小説を読んで、好きな物語を二度楽しみましょう。
Copyright© 運営事務局