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日傘で遮光&遮熱!真夏でも快適?【選び方完全マニュアル】

日傘を選ぶときにデザイン以外で気を付けていることはありますか?遮光はもちろん、遮熱効果のある日傘もありますよ。色によって遮光が違うの?寿命はどのくらい?などのよくある疑問も解消します。賢く日傘を選べるような日傘の基本をご紹介します。

日傘を差すなら高機能なものを選びましょう

日傘を選ぶ時、デザインだけに気を取られていませんか?せっかく使うのなら機能がしっかりしている日傘を選びましょう。選ぶ基準になる日傘の基礎をご紹介します。

日傘の遮光効果はどのくらいあるの?

日傘の遮光はどの程度の効果があるがご存知ですか?購入時にチェックしたい点と一緒に日傘によっての遮光の違いを見ていきましょう。

遮光とは光をさえぎることです。日傘を選んでいるときに、「遮光率〇〇%」と表記されていますよね。他にも「UVカット」「完全遮光」などの表記を目にしたことがあると思います。それぞれの違いをご紹介します。

日傘の遮光の仕組み

紫外線を防ぐ方法には2種類あります。
①紫外線を吸収し、外に逃がす「紫外線吸収剤」。自動車のUVカットガラスに練りこまれているのはこちらのタイプです。
②紫外線を反射させる「紫外線反射剤」。

日傘を選ぶ際のチェックポイント2点

①遮光率をチェックする
遮光率は可視光線のカット率のことです。率が高いほど濃い影ができます。夏用の日傘を選ぶ際には必ずチェックしましょう。可視光線を防ぐことで、暑さがやわらぎます。

②UVカット率をチェックする
UVカット率は紫外線のカット率のことです。高ければ高いほど日焼けしにくいです。

「UVカット傘」は完全に遮光できない

「UVカット傘」のみの表記の日傘は、晴雨兼用で軽量で持ち運びが便利なものが多いです。紫外線反射剤を吹き付けたり、繊維に練り込まれて加工されています。加工か素材なのかをチェックしましょう。素材に練り込まれている日傘は長持ちします。

「UVカット傘」のみの表記で、カット率が表記されていない日傘は、気軽に購入できる価格なことが多いのですが、紫外線対策としての日傘に選ぶのはおすすめできません。繊維の隙間から紫外線が入り込むことが多いからです。

「遮光率99%」の日傘

遮光率といえばカーテンでも使用されていますよね。遮光1級の遮光率が99.99%とされています。遮光2級が99.80%~99.99%とされています。私の家では遮光2級のカーテンを使用しています。それでも日差しで窓枠の影がハッキリと写ります。

太陽の力は強く、1%でも止めることができません。しかし、日焼け止めと併用して使用するのであれば99%~99.99%カット率からの購入がおすすめできます。

高いけれど断然おすすめできる「完全遮光」

遮光率100%の日傘には「完全遮光」と表記されています。お値段はそれなりにしますが、遮光率99%の時のように太陽の光で影が見えることがありません。紫外線、赤外線、可視光線を100%カットしてくれます。

日傘の遮光以外にも、遮熱効果が気になる!

日傘の遮光率により遮熱が変わります。上記で上げた「UVカット傘」「遮光率99%」「完全遮光」の3つだと、涼しいと体感できる差は「UVカット傘」「遮光率99%」と「完全遮光」の間にあります。

「完全遮光」は日陰を歩いているような感覚があります。長時間の使用でも頭が暑いと感じることがないと好評です。クールダウンの効果があるので、熱中症予防として家族にプレゼントするのもいいですね。

日傘の色によって遮光率が違う?

白は光を反射して、黒は光を吸収する!なんてことを聞いたことがありますか?色によって遮光率が左右するのか、どれでも変わらないのかご紹介します。

「UVカット傘」「遮光率99%」の色選び

白と黒であれば遮光率・UVカット率、共に黒がおすすめです。白色の日傘は、紫外線を反射します。反射できなかった紫外線が生地を抜け、お肌にあたります。お肌にあたらなかった紫外線は道路にあたり、照り返しでお肌にあたったり、白色の日傘にあたってからお肌にあたります。

黒色は紫外線や赤外線、可視光線を吸収してくれます。しかし、道路からの照り返しを完全に防ぐことはできないので外出時には日焼け止めの併用が必要です。

色別の紫外線透過率です。
黒:1.67%
青:4.77%
ピンク:9.6%
白:19.37%

余談かもしれませんが、UVカット加工をしていない黒とUVカット加工をしてる白だと、UVカット加工している白の方が透過率は低いです。

「完全遮光」は色に左右される?

日傘の中でも「完全遮光」は特別です。完全遮光なので何色を選んでもOKです。ですが、道路からの照り返しを完全に防ぐことはできないので外出時には日焼け止めの併用が必要です。

「完全遮光」には隙間がない

「完全遮光」の日傘には、フィルムラミネート加工というフィルムを貼る加工がされています。隙間がなさそうな加工名ですよね。厚みが統一され、ムラがなく100%遮光してくれます。

「UVカット傘」「遮光率99%」の日傘は素材もチェック

洋服でも素材により遮光率が変化します。日傘も同じで生地の素材により遮光率が変化します。

生地の遮光の高さです。
ポリエステル>麻>綿
の順になります。「UVカット傘」「遮光率99%」を購入する際には素材もチェックするようにしましょう。

日傘の遮光効果の寿命はどのくらい?

摩擦などにより遮光率が低くなります。紫外線吸収剤を使用したUVカット傘は2~3年に1度買い替えましょう。この期間は目安になります。商品の説明書を読んで交換時期を把握しましょう。紫外線吸収剤を吹き付けてUVカットしている製品は、年々遮光率が低くなります。紫外線カットスプレーを使用して延命措置することも可能です。

「完全遮光」の日傘は、汚れや摩擦に強く生地が破れない限りは機能が低下することがない製品が多いです。長い年月使用できるならお得ですね。ファッション性より機能を重視する方には、「完全遮光」がおすすめです。

毎年売り切れ続出!大人気の完全遮光の日傘

夏には売り切れ続出「サンバリア100」

真冬の間は販売準備期間のため購入することができません。
・ロングの日傘(傘がとても大きいサイズ)
・ミドルの日傘(一般的な女性用の雨傘と同じサイズ)
・ドームの日傘(傘の部分がふんわりと丸く女性らしいデザイン)
・ショートの日傘(コンパクトな長傘)
・2段、3段の折りたたみ日傘(フリル付きのデザインもあります)
などの種類があります。

デザインは全体的に大人っぽく落ち着いた雰囲気です。実際に見たい場合は、神戸岡本のハンドインハンドさんで見て購入することができます。

修理の受付も可能です。私のおすすめは持ち運びも便利な3段折りの日傘です。小さくすると25cm程度の大きさになるので手持ちのバッグに入れておくことができ、買い物などの際にも邪魔になりません。

3層構造で小さな悩みも解消

3層構造の生地で作られています。2種類の紫外線A波、B波を100%カットしてくれます。生地が破れない限りUVカット率が下がることがありません。

3層の生地構造は紫外線だけではなく、赤外線と可視光線を全て100%カットしてくれます。可視光線がカットされるため、傘の下は涼しく真夏でも快適に過ごせます。色に関係なく日光を遮断してくれるので好きな色が選べます。色あせても遮光性能は変わりません。

サンバリア100の日傘の内側は全て黒で統一されています。地面や壁からの照り返しを吸収して、お肌にも目にも優しい作りになっています。

水洗いができる日傘

明るい色の日傘はすぐに汚れてしまいます。紫外線吸収剤や紫外線反射剤ではなく生地の構造で日光を遮断しているので水洗いが可能です。汚れてしまった時には、中性洗剤とスポンジで汚れが落とせます。水気をよく取り、陰干ししましょう。

アイロンがかけられる!

日傘についてしまったシワは、アイロンでのばします。135度程度の低温~中温で内側から当て布なしでアイロンをかければ新品のように綺麗な状態になります。

楽天日傘シェアトップ「芦屋ロサブラン」

わずか3年目で楽天でシェア上位ブランドとなった芦屋ロサブランの日傘はとても人気です。種類は、サンバリア100と同じです。傘の大きさがこちらの方が少し長い傾向があります。

地面や壁からの照り返しも防いでくれます。傘の裏にあるブラックラミネートが吸収し、顔や眼に反射することを防止します。

汚れたり摩擦で遮光性が落ちることがありません。生地が破れない限り使い続けられます。

高品質にこだわった日傘

晴雨兼用で夏に発生する突然の雨にも対応可能です。傘の骨には軽くてさびに強いカーボン素材が使用されています。開閉時に指を挟まないように安全ロクロが使用されています。

紫外線・太陽光線についておさらい

紫外線、可視光線ってなんだっけ?という方は、おさらいをしておきましょう。

紫外線・可視光線(目に見える光)・赤外線(目に見えない)を総じて太陽光線といいます。太陽から地上に届く光のことです。シミ・しわなどの原因の1つにもなりますが、うつ対策やガン予防にも太陽の光は欠かせない存在です。

ジリジリする暑さは赤外線

太陽光を浴びると熱を感じます。熱エネルギーは可視光線が40%、赤外線が50%です。とくに赤外線は熱を感じます。赤外線の特徴の1つに高い浸透力があるからです。皮膚に浸透し、体内に約15cm達すると言われ、体の奥から体を温め体温を上昇させます。

こたつの熱源としても利用されています。日陰を歩くと涼しいと感じたり、冬には寒いと感じるのは赤外線がカットされているからです。

防ぎたい紫外線

紫外線には、UV-C・UV-B・UV-Aの波長があります。UV-Cは波長が短く地上には届きません。

UV-Aは、紫外線の約9割を占めています。肌の奥に影響があります。肌に蓄積されるとシミやしわの原因になります。物質を透過しやすいので雲や窓ガラスを通り抜けます。曇りの日でも紫外線対策を推奨されるのはこのためです。UV-Aによってできたシワは、硬い皮膚にシワが深く刻まれているのが特徴です。

UV-Bは、紫外線の約1割と言われていますが、肌への影響力が強いです。肌が赤くなったり、黒く焼けます。他にもカーテンや車に置いたぬいぐるみが色あせを引き起こします。肌の表面の細胞を傷つけるので、皮膚ガンやシミの原因にもなります。

日焼け止めの表示の意味は覚えていますか?

①SPF:UV-Bに効きます。紫外線が肌にあたってから日焼けする(炎症)までの時間を遅らせてくれます。SPF30の日焼け止めで30倍遅らせることができます。日焼けに20分かかる方が、SPF30の日焼け止めを塗ると、600分に延長できます。

②PA:UV-Aを防ぎます。+→++++までの4段階で表記されます。UV-Aは冬も多く降り注いでいます。

③紫外線吸収剤or紫外線散乱剤:紫外線を防ぐ方法の2種類です。肌には紫外線散乱剤がおすすめですが、日焼け止めが白く顔が白浮きしてしまったり、伸ばしにくくて使いにくいことがあります。

賢く日傘を選んで夏の暑さをやわらげましょう

いかがでしたか?日傘を選ぶ際のポイントを思い出しながら、価格やデザインなど自分に合った日傘を選んでみてください。真夏の炎天下にうだる友達へのプレゼントにもおすすめです。

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