sakurayuzu
2016/08/05
クリスマスは好きだけど、街ゆくカップルを見るとなんだか切なくなってしまう……。そんな経験はないでしょうか。
20代後半にさしかかると、つらい恋を思い出してしまうことも多いはず。そこで今回は、そんなオトナ女子におすすめの恋愛小説をランキング形式でお届けします!
『八月のクリスマス』
オ・スンウク
¥637(税込)
ソウルで小さな写真館を営むジョンウォンは、写真の現像を頼みにきた美しい女性タリムと出会う。タリムも彼に惹かれていくが、ジョンウォンに残された時間はわずかだった。思いを伝えられないまま、ついにジョンウォンが入院する日がやってきて……。
映画で泣き。本で泣き。韓国の素晴らしさを知りました。
ドラマチック過ぎる事もなく、主役のジョンウォンとタリムの目線で描かれています。映画よりもっともっと感情が入ってしまいました。
余命の宣告をされた人は本当はこんなふうになるのかな・・・。ほんとささやかな幸せと、人を愛するって優しい気持ちになれるのだと思いました。
Amazonカスタマーレビューより
『ふがいない僕は空を見た』
窪美澄
¥594(税込)
どこにでもいそうな高校生の卓巳は、人妻の里美とマンションで会い、体の関係を続けている。ベビー用品を見る里美の姿を見つけて動揺する卓巳だったが、里美は不妊治療に悩んでいた。しかし、やがて夫に不倫がバレて、ネットや学校に2人の写真がバラまかれてしまう。
ふがいない僕は空を見た読みました 完璧な人なんて居なくて、それぞれやっかいなものを抱えているんだなって感じた セイタカアワダチソウの空の話が好きです
Fri, 02 Dec 2016 14:59:29 GMT
『朗読者』
ベルンハルト・シュリンク
¥594(税込)
15歳の「ぼく」は、年上の女性ハンナと出会い、恋に落ちた。彼女はなぜか、ぼくにいつも本の朗読をせがんだ。しかし、ある日突然ハンナは僕の前から消えてしまう。大学生になったぼくは、思いもよらないところでハンナの姿を見つける。そして、ハンナのために『オデュッセイア』を朗読するのだった……。
ベルンハルト・シュリンクの「朗読者」を読んだ。心のなかの特別な場所に住む特別な人。その人は誰よりも近しく、同時に遠い。その「遠さ」が、非常に印象的な小説だった。
Wed, 27 May 2015 03:12:48 GMT
『君の膵臓をたべたい』
住野よる
¥1,512(税込)
僕が病院で偶然ひろった本のタイトルは「共病文庫」。それは、クラスメイトの山内桜良が綴った秘密の日記帳だった。人との関わりを避けていた僕だったが、桜良の意外な一面を知り、何かが変わっていく。生きることの意味や、人との出会いについて考えさせられる感動のベストセラー。
「生きるってのはね、きっと誰かと心を通わせること、そのものを指して生きるって呼ぶんだよ。自分たった一人じゃ、自分がいるってわからない。そういう人と私の関係が、他の人じゃない私が生きてるってことだと思う。」という部分も心に残った。残された人生、周囲の人と心通わせて生き、遺される人たちにもつながりを築く、素晴らしいなと素直に思った。泣けました。
Amazonカスタマーレビューより
『ベッドタイムアイズ・指の戯れ・ジェシーの背骨』
山田詠美
¥637(税込)
「彼女、可愛いとは言えないね。まあまあってとこじゃない?」ココは愛するリックの息子、ジェシーにそう言い放たれる。恋愛には慣れているはずのココだったが、11歳の悪魔ジェシーに翻弄されていく。男と女の狂おしい愛をつめこんだ、極上のラブストーリー。
オリエンタルの女性ココと飲んだくれの恋人リック、そして彼の息子のジェシーが繰り広げる、ゆがんでいながらもせつない愛情。それほど長くない作品の中で、これほど感情移入できる作品はかつてなかったように思います。
Amazonレビューより
恋愛って、楽しいこともあるけどつらい思い出もつきもの。それだけに、次の恋を始めるのが怖くなってしまうこともありますよね。
甘くてちょっとほろ苦い恋愛小説を読んで、誰かを好きになったときの気持ちを思い出してみませんか?
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