hanako225
2017/05/10
週末はお家でゆっくり映画鑑賞はいかが?
大人女子にピッタリな、少し切ないラブストーリーをご紹介します!
2011年に公開され今も尚、根強い人気を誇る『ワン・デイ 23年のラブストーリー』。
エマとデクスター、2人の23年間を“7月15日”だけに焦点を当てて紡ぐ物語。
ヨーロッパ映画らしい切ない脚本と、控えめながらオシャレで繊細な演出が大人女子の心をくすぐる作品です!
真面目でしっかり者のエマと、自由奔放で恋多き男デクスターの出会いは、1988年7月15日。
大学の卒業式で出会い、その時すでにお互いに惹かれ合う2人。
エマのアパートまで行くものの、結局ベッドで添い寝するまでの関係にしかなりませんでした。
可能性に溢れた若い2人は、「友達」でいることを選択し、別々の人生を歩んでゆく。
そして23年の時を経て、幸せを掴んだ2人に運命の日がやってきます。
衝撃的なクライマックスは、涙なしには見られない作品です。
「プラダを着た悪魔」のアンドレア・サックス役や「アリスインワンダーランド」の白の女王役で有名な女優アン・ハサウェイ。
20代の垢抜けない野暮ったさの残るエマから、30代で洗練されたフェミニンな雰囲気溢れる女性に成長し、40代でナチュラルなロハステイストに変化していきます。
エマの生き方そのものを映したような、ファッションにも注目です!
出会った日に「友達」でいるという選択をしてしまった2人。
どうしても自分たちの心に素直になることができず、どこかで「友達を超えてしまったら、うまくいかなくなってしまうのではないか」という想いが伝わってきます。
この気持ちなんとなくわかる気がしませんか?
少し異性として惹かれてるけれど、友達を超えたら仲良しではいられない…。
そんな2人の大人にも、子供にもなりきれない気持ちが、共感を呼ぶのかもしれません!
この映画は“7月15日”だけに焦点が当てられ、ストーリーが進みます。
20代のエマは小説家を目指しますが、全く芽が出ません。
数々の「諦め」を経験し、自分の身の丈に合った生活を送ろうと前を向こうとします。
それとは対照的に、デクスターは煌びやかなテレビの仕事を始め、地位も名誉も女も手に入れて絶好調!
自分の才能に悩み苦しみながら、好きでもない仕事、好きでもない彼氏と共に生活するエマ、唯一心許せるデクスターはすっかり時の人に。
自分だけが取り残されてしまったような虚無感と、エマの心の葛藤が20代女子の心に響きます!
エマが葛藤を繰り返している間、華やかな人生を送るデクスター。
しかし、そんな時期は長くは続きません!ついにアルバイトを始めるまでに…。
一方エマは、一度は諦めていた「小説家」としての才能をここに来てやっと、認められるようになります。
そんな中、デクスターは離婚。
仕事も家庭も失ったデクスターは、自分にはやはりエマしかいないと気付き、エマの元へ。
しかし、エマはもう別の人と、新たな人生を歩み始めていました。
何もかもを失ってしまったデクスター、自業自得と言ってしまえばそれまでですが、エマはデクスターを見放しませんでした。
やっと2人がお互いに素直になり、長年の愛を確かめ合うシーンは感動的です!
前情報なく見ていると、「よくあるハッピーエンドの恋愛映画」だと思うはずです。
そろそろエンディングかな?と思った頃、この映画には衝撃的なクライマックスが用意されているんです!
衝撃的なクライマックスは必然かの如く、淡々とあっけらかんと描かれています。
この演出が、人生の儚さを表しているのかもしれません。
凛とした強さと、たまに人間らしい弱さを持っているエマ。
20代の女性は、自分と重なる部分があるのではないでしょうか?
是非、「ワン・デイ 23年のラブストーリー」を観てみて下さいね!
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