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初心者でもチャレンジ!お家で手軽にできる定番ハーブの育て方まとめ

様々な効果を持つとされるハーブは、料理だけでなくアレンジメントやクラフトにも大活躍。しかも元々の性質が丈夫なものが多いのでハーブを育てるのが初めての方でも安心なのです。今回はハーブの育て方をまとめましたので、育て方の参考にしてみて下さいね。

ハーブとは?

ハーブは私たちの生活の中に様々な形で根付いています。
例えば料理のスパイスやお茶、保存料など身の回りに溢れていますよね。

ハーブは古代エジプトでは、ミイラの防腐剤として使われていたという記録もあるんです。
なので人間との関わりが長くて深い植物です。

ハーブとは、香りや味、刺激性があり、食用や薬用、虫除けに使われる植物のことです。
ハーブはみな「自生」していており、野生のままのみずみずしい力にあふれた植物たちです。

ハーブは「香辛料」とも呼ばれています。
この中で茎、葉、花を利用するものを「ハーブ」、それ以外の部位を利用するものを「スパイス」と定義しています。

それでは、お家で手軽に出来るハーブの育て方を見ていきましょう。

お家で手軽に出来るハーブの育て方①

ミント

■ハーブの用途
料理やデザート、紅茶に混ぜたり、用途は幅広いハーブです。ミントと言っても様々な種類があるので苗を購入するときは、用途とそれぞれの葉っぱの香りを確かめて、好みのミントを探してみてくださいね。

ハーブの育て方:苗編

ミントは育て方も簡単で繁殖力が強く、品種間で交ざりやすいハーブです。
植え場所は、半日陰くらいの方が適しています。
株間は20cm以上あけましょう。苗からの成長は早いので、鉢植えの場合は年に1回、植え替えるのが理想です。

ハーブの育て方:種編

発芽温度は20℃前後なので、温度さえキープできれば、一年中タネまきができます。
種からの育て方には少し時間がかかり、発芽までは一ヶ月近くかかります。発芽するまで、土を乾かさないように注意しましょう。

ハーブの育て方:注意点

ミントの育て方で注意したい病気が「さび病」です。さび病は、葉が黄変し茶色の斑点が見えるのが特徴です。菌による病気なので、発生した場合は株を処分し同じ場所にミント類を植えないようにしましょう。

お家で手軽に出来るハーブの育て方②

バジル

■ハーブの用途
お馴染みのパスタやピザに添えるのはもちろん、オイルやビネガーに漬けて風味を楽しむことも出来ます。

ハーブの育て方:苗編

バジルの苗の育て方は、遅霜の心配がなくなってから日当たりが良く水はけの良い場所に植えてあげましょう。株間は20cmほどあけます。
バジルは生育が旺盛なので肥土や栄養が不可欠です。

ハーブの育て方:種編

バジルは種の発芽率も良いので、ハーブ初心者さんでも安心!
寒さに弱いので種のまき時は、4月下旬~6月。発芽適温が20℃以上。
湿り気のある肥えた土と光を好みます。給水は腰水で、適温であれば2~3日くらいで発芽します。

ハーブの育て方:注意点

バジルの育て方で注意する病気は、急に枝先がしおれて腐ったようになる「軟腐病」。こちらも細菌によるものなので、苗を処分し植えていた鉢土も新しくしましょう。
バジルは口に入れるものなのでアブラムシやアオムシがついた時は、捕殺するか噴射ノズルで吹き飛ばしましょう。

お家で手軽に出来るハーブの育て方③

タイム

■ハーブの用途
タイムは料理の香りづけ、香料、薬用、ガーデンと、幅広く利用できます。

ハーブの育て方:苗編

タイムの苗の育て方は日当たり・水はけ・風通しのよい場所に植えます。酸性の土を嫌いますので、苦土石灰で酸度調整するか鉢植えで育てる場合は、市販のハーブ用培養土を使うと便利で簡単です。

ハーブの育て方:種編

種は盛夏を避け春か秋にまき、草丈10cmぐらいになったら定植させましょう。種が非常に細かいので、種まき後は覆土しないで、軽く手で押さえるようにして落ち着かせます。
育て方の注意点は水をあげ過ぎないことです。

ハーブの育て方:注意点

ハーブにアブラムシがついたり乾燥して風通しが悪いと、うどんこ病が発生することがあります。
この2点には殺菌殺虫剤「アーリーセーフ」がおススメです。

お家で手軽に出来るハーブの育て方④

ラベンダー

■ハーブの用途
ハーブの女王とも言われるラベンダー。
ハーブティー、エッセンシャルオイルのほか、入浴剤、観賞用、切り花、ドライフラワー等々、とても身近なハーブです。

ハーブの育て方:苗編

ラベンダーは種からの育て方が難しいので、苗を購入して育てる方が良いでしょう。植え場所は日当たりと風通し、水はけの良いところで、乾かし気味に管理します。また、酸性の土はダメ。
梅雨時の高温多湿には弱いので注意しましょう。

ハーブの育て方:種編

種からの育て方は少し難しく、初期成長がたいへん遅く、定植までに時間がかかります。
種を植えるのは春。直まき、あるいはまき床にばらまきにし、草丈10cm程に成長したら10~30cmほど間隔をあけて植えつけます。

ハーブの育て方:注意点

ハーブが葉や茎が白い粉に覆われ、生育を阻害しする「ウドンコ病」に気を付けましょう。風通しの悪い環境で出やすいので風通しのよい環境で育てるようにし、発生が見られたら早めに殺菌剤を散布します。

お家で手軽に出来るハーブの育て方⑤

ローズマリー

■ハーブの用途
ローズマリーはその落ち着いた香りを生かして、ローションや入浴剤、ポプリに多く利用されます。また、肉や魚などのにおい消しや、香りづけにも向いています。

ハーブの育て方:苗編

苗からの育て方なら、数ヵ月でお料理に使い始めることができ簡単です。
高温多湿が苦手なので、日あたり、水はけ、風通しの良い場所を選びましょう。
水はけのよい培養土がおすすめ。

ハーブの育て方:種編

ローズマリーの種は発芽までに一ヶ月ほど時間がかかる上に、発芽率も他のハーブに比べると少ないです。
種は春か秋にまき、草丈10cmぐらいのときに定植します。根が細く、やや弱いため、植えつけ時は根を傷めないように注意しましょう。

ハーブの育て方:注意点

ローズマリーは酸性の土が苦手なので、種まきの1週間くらい前までに苦土石灰で酸度調整しておきましょう。育て方の注意点は土を湿潤な状態にしてしまうと枯れこんでしまいますので、水のやりすぎには注意しましょう。

お家で手軽に出来るハーブの育て方まとめ

いかがでしたか?
育てるのも簡単で用途が幅広いハーブは家庭の強い味方になること間違いなし!?
育てているだけでも虫よけの効果があるなど、魅力が満載のハーブ。ぜひ栽培にチャレンジしてみて下さい!

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