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リメイクやデコにぴったり!カッティングシートで飾る作り方

ノリ付きビニールシートのカッティングシートは、最近どんどん進化して色や柄がおしゃれになりました。簡単で楽しいカッティングシートを使ったリメイク家具の作り方、便利な黒板の作り方、そしてシャープなステッカーの作り方などをご紹介!

カッティングシートとは?

カッティングシートとは、糊のついた塩化ビニル樹脂のシートで、ビニールの大きなシールみたいなものです。丈夫で好きな形に切り抜くことができ、ガラス・鉄・木材など、いろんな物に貼ることができます。

カッティングシートはホームセンターや通販で売っていますが、実は100均でも販売しているんです! セリアではリメイクシート、ダイソーではインテリアシートなどの商品名で、大きさは45cm幅90cm長が多いようです。

カッティングシートでの作り方①家具のリメイク

では最初に、平らで貼りやすいものからカッティングシート貼りを手がけてみましょう。これは子供さんが長く使って、天板がボロくなった小さな机です。作り方は、まずよく拭いてきれいにしてから、天板の大きさに合わせてシートを切り、貼るだけ! カッティングシートの裏には目盛りがついているため切りやすく、ノリも最初からついているので簡単です。

ただ、きれいに貼るポイントはいくつかあります。まず、カッティングシートを貼り付ける面の汚れをできるだけ取っておくことが大事。無水エタノール(アルコール)で拭くといいですが、この除菌アルコールスプレーも使えます。

作り方で次に大事なのは、カッティングシートはふつう巻いた形で売っていますから巻きぐせがついています。それで、できれば使う前日に広げて、座布団のような軽い重しを置いておくと、くせが取れて貼りやすくなります。

カッティングシートでの作り方②くずかごに貼る

次に、ちょっとむずかしい筒型の容器にカッティングシートを貼ってみましょう。これはふつうのプラスチックのゴミ入れで、底にいくにつれて細くなっています。

ゴミ入れの形に合わせて切ったカッティングシートを、タオルなどでこすりながら空気が入らないようにして貼っていきます。このとき、カッティングシートの裏紙を一度にはがさず、少しずつはがしてはタオルで押さえるという作り方にしてください。

底に貼るカッティングシート部分は、縦に切れ目を入れて放射状に重ねていきます。少し手で伸ばしながらやると、きれいに貼れます。

これがカッティングシートを貼りおわったところ。上の縁も折り返して貼りましたが、中側にカッティングシートが入り込むのがいやな場合は、上下とも縁のラインでカットしてください。

カッティングシートでの作り方③丸いテーブルに貼る

子供がお絵かき用にしていた傷だらけの丸テーブルを、木目柄のカッティングシートでリメイクする作り方です。まずテーブルを分解して、ほこりや汚れをきれいに掃除します。それから天板と脚をシートの裏に並べ、切っていきます。天板は裏側への折り込み部分を1~2cm入れたうえ、必ず余分を5cmぐらい取って切って下さい。

 天板の大きさに合わせて切ったカッティングシートを仮置きします。丸まって扱いにくいようなら、裏返しに一回巻いて、巻きグセをやわらげましょう。木目方向に気をつけて、貼る位置を決めます。

カッティングシートの裏紙を少しだけ、5cm~10cmほど剥がし、裏紙を軽く折ります。剥がした部分を天板に貼り、布を巻いたスキージーで真ん中から外へと空気を抜きながら貼っていきます。スキージー(へら)の先に布を巻くのは、カッティングシートに引っかき傷をつけないためです。
その後、裏紙を持って少しずつ引っ張って剥がしながら、スキージーを真ん中から外へ動かしつづけて貼ります。いきなり全部の裏紙を剥がさないでくださいね。しわがよったり歪んだりして、非常に扱いにくくなりますから。
そして貼り終わったら、少したっぷりめに残して、要らないシートをカットします。

 天板の丸い縁では、カッティングシートにドライヤーを当ててやわらかくし、手で伸ばすようにしながら指で押さえて貼っていきます。裏面も端から1~2cmは、シワを作らないようにドライヤーで伸ばして、指で圧着します。

天板の端から2cmぐらい残して、カッティングシートをカッターでぐるっと切り取ります。天板の縁にカッターを持つ手の中指を当てて、その指をガイドにカッターを動かしていくと、楽に切れます。
テーブルの脚にも同じカッティングシートを貼って組み立てなおせば、ボロボロのテーブルがまるで新品みたいになりました!

カッティングシートでの作り方④黒板の作り方

100均のセリアやダイソーでは、貼るだけで黒板になるカッティングシート、黒板シートを売っています。これが便利ですぐれもの☆ どんな使い方ができるか、見てみましょう!

これは黒板シートを冷蔵庫の上部にはりつけた作り方。ホワイトボードやマグネットを取り付けているお宅は多いですが、上の全面をメモスペースにしちゃったというのはすごい♪

これは実用的なカレンダーの作り方! ダンボールか薄いベニヤ板に黒板シートを貼って、白いマーカーで日付の枠と曜日を書き入れます。そして日付はチョークで書けば、毎月書き直して万年カレンダーとして使えますね☆

これも素敵な作り方のアイデアです。黒板シートをつなげて壁に貼って目盛りをつけ、お子さんの身長が測れるようにしてあります。横に計った日付など書いておくと、思い出の壁になりますね。ただ、黒板シートは粘着力が強いので、後できれいにはがせなくなるおそれがあり、貼る場所には充分注意してください。

黒板シートには残念ながら磁力はありません。それなら同じ100均のホワイトボードにくっつけて、マグネット黒板を作っちゃおう! いうグッドアイデア。弱点を補い合う、いい作り方ですね~。

黒板シートをふくめてカッティングシートのいい点は、模様を自由に切りぬけるところ! 自分オリジナルのロゴを作ったり、こんなふうに果物のかたちに切り抜いて、ミニ黒板を作ったりできるのが、楽しいですね♪

DIY 自作カッティングステッカー を作ってみる。

カッティングシートを使ったステッカーの作り方です。すごく詳しくてわかりやすい! 作り方のコツを惜しみなく教えてくれています。それにしても、根気の要る作業ですね~。

カッティングシートでの作り方⑤貼りなおせる作り方

卓上用ゴミ箱に、黒いカッティングシートを貼ろうと思います。でも丸いので、少しむずかしそう……。そんなとき、いい作り方があります。水貼りです!

貼り付けるものが濡らしても大丈夫なら、水貼りという作り方が使えます。霧吹きに水と中性洗剤2~3滴を入れてよく振り混ぜ、卓上ゴミ箱にまんべんなく吹き付けます。

カッティングシートの裏紙をはがして、こちらもまんべんなく霧吹きで水をかけます。水をつける作り方の場合、小さなものなら先に裏紙をすべてはがしても大丈夫です。シワが寄っても貼りなおせますから。

水で濡らした卓上ゴミ箱とカッティングシートを軽く貼り合せます。円筒形のものに貼るときは縦より横をきちんと合わせるようにしてください。ずれてきたら、はがして修正できる便利な作り方です。

ぴったりカッティングシートを貼り付けたら、タオルなどを使って、カッティングシートとゴミ箱の間にある水分を押し出します。せっかくきれいに貼ったカッティングシートが動かないよう、静かに撫でて水気を切りましょう。これで作り方完成ですが、完全に水分が取れるのは数日後になりますから、それまであまり動かさないようにしてください。

簡単!カッティングシートの貼り方【水貼り編】

カッティングシートを水貼りする方法を実演しています。水で濡らす作り方だと貼りなおしできるようになるので、安心して貼れますね。

カッティングシートを使うリメイクの作り方・まとめ

カッティングシートは前から車のステッカーやお店のロゴなどに、幅広く使われてきました。それが家庭にも入ってきて、いろんな作り方・使い方が新しく出てきたわけで、インテリアの可能性を広げる楽しい素材です。といっても図工で使うノリ付きシールと同じようなものなので、簡単手軽に使えるのがいいところ。皆さんの工夫ですてきな作り方をどんどん開発していってください♪
ただひとつだけご注意は、防炎ではないふつうの塩ビ素材なので、キッチンの壁に貼るのは少し危険かも。キッチン専用のシートがあり、模様もけっこう豊富ですから、そちらを使うのをオススメします。

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