記事ID81653のサムネイル画像

【着物の着付け】詳しい図解と動画で簡単セルフ着物デビュー

着物の着付けというと、難しいというイメージがありますよね。しかし、昔の日本人は毎日、誰だって自分で着ていたのです。あなたにだって、出来ないはずがありません。やり方さえわかれば、簡単に着られますよ。そこで今回は、着物の着付けを詳しい図解と動画でお伝えします。

着物の着付け…できたら素敵だけど難しそう

最近は安くて可愛い、アンティーク着物が、じわじわブームで、着物を着てお出かけ♪なんて、憧れますよね。

自分で着られるようになれば、ぐっと着物が身近になります。

いざという時にも、自分で着られると、とても便利ですよね。

今回はそんな着物の着付けを分かりやすく説明していきます。

着物の着付け~準備編~

用意するもの

・着物
・長襦袢
・肌着
・裾除け
・衿芯
・帯締め
・帯
・帯揚げ
・帯板
・帯枕
・タオル
・腰ひも(3本)
・伊達締め(2個)
・足袋

着物の着付け~準備編~①
最初に足袋を履きます。
後から履いても良いのですが、着物を着なれていない方は、
足袋を履いている時に、着物が着崩れることがあるので、
最初に履くことをおすすめします。

着物の着付け~準備編~②
肌着を着ます。
肌着には、ワンピースタイプ、スリップタイプ、セパレートタイプなどがあるので、
お好きなものを選んでくださいね。

着物の着付け~準備編~③
補正をします。
補正用のグッズがなければ、タオルを腰に巻いてください。
ウエストのくびれは、なくしてしまいましょう。

着物の着付け~長襦袢編~

着物の着付け~長襦袢編~①

長襦袢を羽織って、衣紋(首の後ろの部分)を
首からこぶし1個分程度、後ろに引っ張ります。

着物の着付け~長襦袢編~②

下前(右見頃)をシワにならないように、なで下ろします。
襟がゆがまないように、注意してください。

着物の着付け~長襦袢編~③

上前(左見頃)を下前にかぶせます。
襟の開き具合が、左右対称になるように整えてください。

着物の着付け~長襦袢編~④

腰ひもを結びます。
後ろに回して、前で結び目を作ります。
結んだ先のヒモは、ひもの脇側に入れてください。

着物の着付け~長襦袢編~⑤

腰ひもの上に、伊達締めを結んでください。
腰ひもを同様て、結んだ先は脇側にはさんで、すっきりさせてください。

着物の着付け~長襦袢編~【動画】

図解で説明したところを動画で復習できます。
実際に見て、理解を深めてくださいね。

着物の着付け~着物編~

着物の着付け~着物編~①

着物を羽織り、袖を通したら、
左右の襟が同じ位置になるように合わせます。

衿の後ろは、長襦袢と同様に開け、
前に引っ張りすぎないように注意してください。

着物の着付け~着物編~②

背丈に合わせて、着物の着丈を決めます。
衿の下の方を持って、着物の裾を思い切って持ち上げます。
その後、床すれすれの長さになるように、下ろしていきます。

着物の着付け~着物編~③

上前(左見頃)の裾の位置を決めます。
前身頃の縦の切り替えの縫い目が、
右足の親指くらいにくるように、合わせてください。

着物の着付け~着物編~④

②の状態で、右見頃を右に引っ張っておいてから、
閉じていた左見頃を開きます。その後、右見頃を閉じます。

着物の着付け~着物編~⑤

③に、開いていた左見頃をかぶせて、
左手でそのままウエスト右側をずれないように、押さえます。
右手で、ひもを持ちます。

着物の着付け~着物編~⑥

ひもを腰に巻いて、前で結びます。
紐の先は、脇側に入れて、出てこないようにしてください。

着物の着付け~着物編~⑦

おはしよりの部分を綺麗に整えたら、次は、衿を整えます。
長襦袢の衿が均等な幅で見えるように、整えてください。

着物の着付け~着物編~⑧

ひもを結びます。
強く結びすぎると、後から気分が悪くなるので、
着崩れを防ぐ程度の強さで結んでください。

着物の着付け~着物編~⑨

たるんでいる部分や、しわがあったら、
脇側に向けて伸ばしていき、脇でタックのように折ります。

着物の着付け~着物編~⑩

⑨のひもの上に、伊達締めを結んでください。
腰ひもを同様て、結んだ先は脇側にはさんで、すっきりさせてください。

着物の着付け~着物編~【動画】

図解で説明したところを動画で復習できます。
実際に見て、理解を深めてくださいね。着物の着付け動画

着物の着付け~帯結び編~

名古屋帯で練習してみましょう

着物着付けの初心者さんにオススメなのが、名古屋帯です。
画像のように、片方の端が半分に折ってあるのが特徴です。

折ってある方の先を「手先」、折っていない方の先を「たれ」と呼びます。

名古屋帯の結び方は、こちらの動画をご覧ください。

着付け初心者さんには、少し難しいかもしれませんが、何度か練習したら、
手が自然に動くようになるので、あきらめずに挑戦してみてくださいね。

作り帯という手もあります

やはり、着付け初心者さんには、
どうしても、帯結びが難しい!という場合もありますよね。

実は、腰に巻きつけるだけで、結ばなくてもOKな、作り帯を使うという手もあります。

簡単な上に、軽くて付け心地も良いので、着物を着なれていない方にもおススメです。

着物、自分で着られそうな気がしませんか?

どんな着物でも、基本の着方は同じです。

着付けのしかたをマスターすれば、
今後、どんな着物でも自分で着られるようになりますよ。

最初は難しいかもしれませんが、ぜひトライしてみてくださいね。

関連する記事

この記事に関する記事

この記事に関するキーワード

キーワードから記事を探す

アクセスランキング

最近アクセス数の多い人気の記事

TOPへ