【岡田准一】小説の映画化でオファー殺到！魅力をまとめてみました！
2021/12/09
斎藤 葵
エンタメ42155
『永遠の0』（えいえんのゼロ）は、百田尚樹による日本の小説、またそれを原作とした漫画・映画。
放送作家である百田の作家デビュー作であり、執筆にあたっては第二次世界大戦で出征した著者の父親や親族が影響を与えている。当初原稿を持ち込んだ多くの出版社には認められず、縁あって2006年にサブカルチャー系の太田出版から書き下ろしで発表された。
戦時中の天才パイロットである宮部久蔵を主人公とした、第2次世界大戦が背景のヒューマンストーリー。
大学生の佐伯健太郎と、出版社に勤める姉の慶子は、亡くなった祖母・松乃の四十九日から暫くした頃、祖父・賢一郎から彼が自分たちの実の祖父ではないことを知らされる。
第二次世界大戦後、松乃は二人の母・清子を連れて賢一郎と再婚しており、実の祖父は終戦間際に特攻で戦死した海軍航空兵だと判明するが…？
小説「永遠の0」
2009年に講談社文庫から文庫化。その後徐々に話題を呼び、2012年10月の『オリコン“本”ランキング文庫部門』で歴代13作目のミリオンヒット作となった。
2013年8月付けで、湊かなえ著『告白』（2010年・双葉社）の254.4万部を超えて文庫部門1位を記録し、同年12月には文庫版の販売部数300万部を突破。歴代のタイトルで300万部超えは、オリコンの書籍全部門を通し、コミック部門の『ONE PIECE』（51巻から70巻までの計20作で獲得）に続いて史上2例目となる。
小説「永遠の0」への感想
私は読むスピードがとても遅いのですが、この作品は一気に読めました。読み終わって数日経ちますが、まだ、次の本に手が伸びません。いまだに余韻に浸っています。40代後半の私ですが、人生観が変わりそうなほどの衝撃を受けました。
読後、生まれて初めて靖国に出向いてみた。
彼らの残した「遺書の行間」をせめて受け止めたいと思ったのだが、とても受け止められるものではなかった。
ただ、ただ涙して彼らの冥福を祈ることしかできなかった。
生きるとは、過酷なものである。
それは戦争のあるなしには関係がない。どう生きるか。どんな生き方を選ぶか。
清々しさと凛とした魂に満ちている作品。
実話かどうかは定かではありませんが、小説「永遠の0」を読んだ人たちの感想は様々です。戦争を知ること、興味を持つきっかけとして読むには最良な作品かもしれません。考えさせられた小説だとの声も見られます。
その一方では、文章の稚拙さが目立つとの声もあり、また坂井三郎氏の「大空のサムライ」という小説に酷似しているという意見も多く見られました。
まだ特攻の生き残りやご遺族がご存命な時代なのに、もう「特攻」を「感動もののエンターテイメント」にしているような……不謹慎な？感じがします。
私自身も「永遠の0」は読みましたが、登場人物（特に現代の）の幼稚さ？が目立つ気がして読み進めながら何とも微妙な気分に陥りました。もしも本当に「大空のサムライ」からの引用が多いということなのであれば、戦時中のシーンでは比較的物語に入り込んで読むことができたのはそのためだったのかもしれません。 ※個人の感想です
映画「永遠の0」
幅広い客層を集めてロングランが続き、観客動員数は700万人、累計興行収入86億円を突破、歴代の邦画実写映画で6位にランクインする大ヒットを記録し[10]、文化通信社調べによる2014年邦画興行収入第1位を記録した。
映画「永遠の0」への感想
岡田君がカッコよすぎ！
戦争映画は悲しすぎるからあまり観ない。けど、ベストセラーだから鑑賞してみた。案の定、号泣。岡田君カッコ良すぎ！ヤッパリどうしても納得いかない、特攻隊。本当に言葉が無い。尊い命のお陰で今が在る事忘れてはいけないね。
『永遠の0』現代人からは想像の付かない特攻隊員の気持ちを、隊員とその家族、仲間たちとの関わりの回想から紐解いていくストーリー。感動はしなかったが、キャラクターの心情がはっきりと伝わるいい映画だった。
映画「「永遠の0」にも様々な感想がありました！
戦争ものとなると見るのを躊躇う人たちもいたようですが、この「永遠の0」に関しては皆見てよかった！と思うようですね。そして俳優陣への絶賛の声も多く見られます。
さて、いよいよ「永遠の0」は実話なのか？という疑問について迫っていきます！
「永遠の0」実話説に対して、世間の意見は？
ただ、映画で実話に基づいて使われた所もあり、例えば映画の登場する艦隊等の名前は実際に使われております。また、米空母へ突撃した宮部を、艦長が「サムライ」として丁重に葬った話も実際の日本兵のエピソードを基にしている話のようです。
完全なる創作ではなく、実話の所も盛り込んだ結果、映画も嘘くさくならず、リアリティのある作品に仕上がったのでしょうね。
実話かというとフィクションということで実話をもとに作ったわけではないようですが
実際にその時代にあったものや使ったのもなどの名前がでてきたりと全くのフィクションというわけではないようです。
登場する戦闘機などは、忠実に再現されていたりとリアリティーを失わないように作られているようです。実名で出ているパイロットもあるそうなので実話を元にしているといわれるとそのような要素もあるようです。
全部が実話ではありません。作者の百田さんは勉強熱心な人で永遠の0を執筆する際に、多くの書籍を読んでその時代のことなどを勉強したそうです。そのため、全部が実話ではなくても、かなりリアルに書かれています。
特定の人物の話ではないのですが、複数の特攻隊員の実話や著名な零戦パイロットの伝記などを元に書いているため、一人の実話のように感じるのかもしれません。
これらの検証を見ると、「永遠の０」はどうやらフィクションではあるものの、過去の実話や実在した人物を複数モデルにして書かれた小説であることがわかってきますね。
「永遠の0」は実話ではありませんでしたが、噂によると、「永遠の0」の登場人物である零戦の天才パイロット・宮部久蔵にはモデルがいると言われているそうですが…？
「永遠の0」の宮部久蔵
「永遠の0」宮部のモデル ①浜園重義
浜園重義氏の昔の写真
浜園重義氏
海軍航空隊搭乗員で、ラバウル航空隊、空母千歳航空隊で活躍されました。
撃墜戦果をあげてエースパイロットになります。
大戦末期に特攻隊に志願し、鹿児島から特攻作戦に参加するも、追撃機の攻撃に被弾し不時着し生還します。
その後教官をしながら特攻をまつも、航空兵にいつまでも合格せず、実践にはでられなかったと言われています。
「永遠の0」宮部のモデル ②石野節雄
石野節雄氏の昔の写真
石野節雄氏
海軍特攻隊５建武隊所属
１９４５年４月１１日にミズリーに特攻して損傷をあたえています。圧倒的な攻撃を見事にかわしての特攻でミズリー船長のＷ・キャラハンはこの勇敢な攻撃に心をうたれ星条旗上から日の丸を書かせて遺体を包み礼砲をもって水葬したそうです。冒頭部分の宮部のシーンとにていますね。
ただ、一部は実話に基づいているようで、アメリカ空母の艦長の人が宮部に挨拶をするシーンはミズーリ艦に特攻機が突入した話をモデルにしているよう。
「永遠の0」は、ストーリー自体はフィクションのようですが、登場人物や小説の中に出てくる戦艦や歴史はすべて実話に基づいています。その中でも、宮部久蔵にはハッキリとしたモデルがいたんですね。
いかがでしたでしょうか？ここまで「永遠の0」が実話であるかどうかを、エピソードや世間の意見等を含めて検証してきました。
結論としては、「永遠の0」は実話ではありませんでした。けれども過去の実話を題材として、また実在した人物をモデルとして書かれた物語であることは間違いないようです。
そのため、実話ではないもののリアリティに富んでおり、戦争がどのようなものであったのか、また戦時中の人々や時代背景などについて知ることができます。その半面で、実話ではないからこそ、このように美しく織りなされる「永遠の0」というストーリーが世間的に広く受け入れられたのかもしれませんね。
