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伝説の大ヒット映画「時をかける少女」原田知世さんの画像まとめ

30年以上前の大ヒット映画「時をかける少女」。その主演を務めたのが原田知世さんです。原田知世さんはこの映画で新人俳優賞も受賞されています。今でも色褪せない伝説の映画「時をかける少女」の中の原田知世さんの画像と、最近の画像を集めました。

何度もドラマ化された原点・原田知世の「時をかける少女」

『時をかける少女』

1967年刊行の筒井康隆のヤングアダルト向けSF小説。

それを原作とする映画、ドラマが繰り返し制作されています。

その他、コミック・アニメなどの作品も多数。

原田知世主演で初映画化された『時をかける少女』

1983年公開作品。
大林監督が故郷の尾道を舞台にした「尾道三部作」の一つでもあります。

ほかの出演者は、尾美としのりさん、岸部一徳さん、根岸季衣さんなど、現在でも活躍されている俳優さんが多いですね。

原作から25年経って作られた映画ですが、この作品の大ヒットを受けて、2016年7月までに映画4作品、テレビドラマ5作品が制作されています。

2016年版テレビドラマが作られたばかり

1972年 『タイムトラベラー』以降5回のテレビドラマ化。

2016年版の主演は黒島結菜さんで、主人公の名前が「芳山和子」から現代風の「芳山未羽」に改められています。

放送は5話で終了しています。

原田知世の代名詞となった映画「時をかける少女」

いつまでも変わらぬ透明感

原田 知世(はらだ ともよ)

1967年11月28日長崎県長崎市生まれ。

1982年「角川・東映大型女優一般募集」オーディションで特別賞を受賞し芸能界入り。

80年代は毎年のように主演映画が公開され、アイドル的人気を誇りました。

最近は2011年NHK連続テレビ小説「おひさま」でヒロインの母親役、2014年のドラマ「紙の月」では1億円横領の主婦役を演じて反響を得ています。

原田知世の最大の魅力 “透明感” と “澄んだ声”

女優・原田貴和子は実姉で、共に事務所を立ち上げました。

1985年には原田知世姉妹と角川の俳優を加えた4人で結成した〈BIRDS〉で、角川映画『二代目はクリスチャン』のテーマを歌っています。

バンド「pupa」でボーカルを担当するなど、デビュー以来歌手としても積極的に活動。

澄んだ歌声も評判が高い女優さんです。

また、その声に惚れ込んだナレーションの仕事も多数あります。

原田知世で20年続く「ブレンディ」CM

AGFコーヒー「ブレンディ」のCMで原田知世さんを好きになった人も多いといいます。

20年経っても変わらない、原田知世さんの魅力が10数秒に溢れていますね。

大ヒット作が目白押し

デビュー作はテレビドラマ

『時をかける少女』でスクリーンデビューした原田知世さん。

薬師丸ひろ子さん、渡辺典子さんとともに「角川三人娘」と呼ばれ、1980年代の角川映画を支えました。

実は、原田知世さんのデビュー作はテレビ版「セーラー服と機関銃」です。

「ねらわれた学園」で大人気

「セーラー服と機関銃」と同じ年、フジテレビ系列連続ドラマ「ねらわれた学園」に主演。

伊藤かずえさんらとともに、アイドル的人気となりました。

そんな経緯もあって映画『時をかける少女』は大ヒットしたのです。

映画を中心に活躍

『時をかける少女』後も、1984年『愛情物語』、1984年『天国にいちばん近い島』、1985年『早春物語』と、立て続けに映画主演。

1986年角川春樹事務所を独立後もヒット作を生み、80年代を代表する映画女優です。

1987年の主演作『私をスキーに連れてって』は全国にスキーブームをもたらしました。

原田知世主演「時をかける少女」のストーリー

いまだに根強い「時をかける少女は原田知世じゃないと」という声

原田知世さんは「時をかける少女」で第7回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。

いまだに「『時をかける少女』は原田知世でなくてはならない」と言う根強いファンも多いといいます。


2006年に公開されたアニメ映画版『時をかける少女』の監督・細田守さんもその1人で、自分の作家性に多大な影響を同作品と彼女に受けたそうです。

2012年に「角川ブルーレイ・コレクション」の一作品としてブルーレイディスク化され、往年のファンにも若者にも喜ばれています。

多くの人を魅了する「時をかける少女」のストーリーを、原田知世さんの映画画像とともに追ってみましょう。

女子高生の身に不思議なことが起きる

物語のカギを握るラベンダー

ある日、高校1年生の芳山和子は、理科の実験室で白い煙を嗅いで意識を失ってしまいます。

一緒に帰宅した深町一夫の自宅から理科室で嗅いだ香りが。
一夫はラベンダーの栽培をしていました。

周りで事件が起き、同じ一日を繰り返す和子

地震や火事が起き、気を失うたび、和子は自宅のベッドで目を覚ますことを不思議に思います。

幼なじみに昨夜の出来事を話しても知らないと言われ、授業が始まれば、以前やった問題。

和子は訳が分からなくなり、一人悩みます。

タイムリープ能力を持ってしまったことがわかる

弓道部の練習にも身の入らない和子は一夫に相談します。

一夫は驚きもせず、和子はテレポーテーションとタイムトラベルを一緒にした能力を持ったのだと言うのです。

タイムトラベル能力をもって惹かれ合う2人

一夫は未来人だった!

本当のことを知りたいと言う和子に、一夫は気を失った実験室に戻ることを強く念じるよう促すと、2人は実験室に瞬間移動。

一夫は自分の正体が未来から来た薬学博士であること、緑がほとんど絶滅した未来の世界で必要になったラベンダーを求めて過去へ来たことなどを打ち明けるのでした。

一緒に未来に連れて行って!記憶を消さないで!とすがるも…

一夫は再会しても自分だとわからないと告げながら薬品をかがせ、和子は気を失いました。

未来に消えた一夫のことは誰の記憶にも残らず月日は過ぎます。

再会してもわからないまま物語は終わる

時が経ち、薬学の研究者となった和子。

勤務先の廊下ですれ違った一夫に気づかないまま去っていくのでした。

ストーリーをかいつまんでも、面白そうな映画ですね。

この物語を演じた俳優さんはどのような人たちだったのでしょうか。

次にキャストを見てみましょう。

あの人も若い!原田知世と「時をかける少女」キャスト

主要なキャストはヒロインを含む3名。

まずは未来から来た一夫と、幼なじみの吾朗を演じた2人の俳優をご紹介します。

相手役は角川青春映画に5年出演後あっさり引退!

深町一夫役 高柳良一さん

1981年映画『ねらわれた学園』で薬師丸ひろ子さんの相手役に選ばれデビュー。
数々のヒット作に出演、爽やかなヒーローキャラクターで人気でした。

1986年、慶応大学卒業とともに俳優業から突然引退。

写真は2011年5月に東京で行われた大林映画のイベント。

原田知世さんの呼びかけで、客席から参加したのは大林監督を驚かすサプライズであったとのことです。

約30年ぶりの三者集合は感慨深いものだったでしょう。

因に高柳良一さんは、角川書店にお勤めの後、現在はニッポン放送総務部長をされています。

原田知世さんとは、映画共演以来長年の親交があり、家族ぐるみのお付き合いだそうです。

若い頃から味のある俳優!いまも大活躍

堀川吾朗役 尾美としのり さん

1965年12月7日東京都生まれ。

「時をかける少女」では、ヒロイン原田知世さんの幼なじみという役どころ。

ちょっぴりとぼけた10代の若者を自然体で演じました。

「尾道三部作」全部に起用された “大林映画の申し子”

1982年、17歳で映画『転校生』の主役に抜擢され、以後 “尾道三部作” を含む1990年代前半までのほとんどの大林作品に出演します。

1980年代後半は松竹・東宝映画でもヒロインの相手役を務めました。

テレビでも活躍する実力派

テレビドラマでは『鬼平犯科帳』に木村忠吾(うさ忠)役で1989年からレギュラー出演。

最近では、NHK朝ドラ「あまちゃん」のヒロインの父親役、「64(ロクヨン)」では物語の鍵を握る重要な役どころなど、印象深い役が続きました。

尾身さんを多く起用した大林宣彦監督は「僕自身の少年時代を描くには欠かせない」「彼(尾美君)が僕の映画にいることは、僕の署名です」とコメントしています。

2人の主要キャストとヒロインの共演シーン

いまでは珍しいブルマ姿も披露

昔はこんな体操着だったことを、いまの若い人は知っているでしょうか。

原田知世さんの白いブルマ姿というのはとても珍しいです。

こちらは尾美さんと原田知世さんです

真剣な表情がかわいらしい2人ですね。

不思議なことが起きるシリアスなシーンも多い映画でした。

落ちてきた瓦から尾美さんを救うシーン

エンドロールですね。

テーマソングのサビの歌詞がテロップ表示されています。

こんな大物も出演していた

岸部一徳さん、根岸季衣さんは学校の先生役

岸部一徳さんは、国語の福島先生。

根岸季衣さん演じる和子のクラス担任は、福島先生に好意を寄せており、誕生日にネクタイをプレゼントしたというエピソードも。

映画音楽を担当した松任谷正隆がカメオ出演

松任谷正隆さんが「一夫の父親」とされる写真でカメオ出演していたとは驚きです。

因に、奥さんの松任谷由実さんがテーマソングの作詞作曲をされています。

画像は入手できませんでしたが、往年の銀幕俳優、上原謙さんと入江たか子さんが老夫婦役で出演されています。

新人ばかりの若者のフレッシュな演技を、大御所が支えていたのですね。

YouTubeで聴く!「時をかける少女」主題歌

主題歌も大ヒット原田知世「時をかける少女」

映画の主題歌「時をかける少女」がシングル売上50万枚を超え、原田知世さん最大のヒット曲となりました。

トリビアとしては、朝ドラの「あまちゃん」でユイちゃん役の橋本愛さんも歌っています。

80年代の代表曲でもあります。

まずはYouTube動画でご覧ください

時をかける少女 原田知世

松任谷由実作詞作曲の主題歌を、歌番組で歌う原田知世さんの映像です。
「ザ・ヒットステージ」の文字と、司会の故相川欽也さんが写っています。

歌手としても定評がある原田知世

原田知世は主演映画の主題歌もヒットさせる

原田知世さんは、「時をかける少女」の後の1984年にも『愛情物語』『天国にいちばん近い島』で、同名映画の主題歌をヒットさせています。

主題歌で紅白出場も

1985年の第36回NHK紅白歌合戦にて、原田知世さんは主演映画『早春物語』の主題歌で初出場を果たしました。

主演映画で観光旅行が増えた?経済効果もある女優

1984年公開の『天国にいちばん近い島』はニューカレドニアが舞台。

ニューカレドニアは日本からは非常に遠く、当時はまだ馴染みのない国でした。

映画公開により日本人観光客が増え、ロケが行われたウベア島には島内に唯一のリゾートホテルができたほど。

その主題歌を歌う動画もご覧ください。

原田知世 / 天国にいちばん近い島

この頃、原田知世さんは映画ごとに主題歌を歌い、歌番組にも出演していました。
この頃のアイドルは寝る暇もないスケジュールだったと伝説になっています。

「時をかける少女」から美しい女性へ!原田知世さんの最新画像

アイドル・原田知世のトレードマークといえば、このショートカット

この頃のアイドルが皆セミロングだった中で、原田知世さんはショートカットがよく似合い、髪型も “清純派” でした。

大人になっても変わらず美しい女優・原田知世

紀行番組などで見せる落ち着いた表情が素敵

2014年のTBSの紀行番組から。
「永遠のアイドル、原田知世がクロアチアの魅力に迫る」というのが番組のキャッチフレーズ。

ヨーロッパでは人気のリゾート地として古くから知られるクロアチアを旅する原田知世さんが素敵です。

肌がきれいだから印象が変わらない女優

化粧品のCMでも、若々しさが印象的だった原田知世さん。

「時をかける少女」の頃から、お肌がきれいなのもとても羨ましいですね。

ダークなヒロインを演じたドラマでも透明感は変わらず

2015年NHKドラマ「紙の月」では横領した金を若い男に貢ぎ、海外逃亡するダークな役柄だった原田知世さん。

高校の同級生が思い出す彼女が “優等生できれいな子だった” というのが頷ける当たり役でした。

ナチュラルなファッションと、個性的な髪型も人気

原田知世さんは、こんな個性的なショートカットもよくお似合いですね。

また、お気に入りブランド「ミナペルホネン」が多数支持されるなど、おしゃれでも注目されています。

シンガー原田知世のカッコいいライブ動画

原田知世 - アルバム『恋愛小説』release party

原田知世さんはコンスタントにアルバムも発表しており、音楽人としての活動にも重きを置いています。
こちらは2015年のミニライブの動画。シンガーとしてのライブ度胸も抜群のよう。
アイドル時代とは違う、大人の声をお聴きください。

吉田羊さんに似ていると話題に

吉田羊?原田知世?とネットで話題に

原田知世さんの「ブレンディ」のCMと、吉田羊さんの「ポカリスエット」のCMが、雰囲気といい、設定といい良く似ている、というのです。

確かに、原田知世さんに似た雰囲気。

こちらは原田知世・ブレンディCM

ポカリより先に放送されているため、ポカリCMの吉田羊さんを原田知世さんと勘違いする人が多かったようです。

原田知世さんを吉田羊さんと間違える話は殆どなく、原田知世さんと子役のCMが印象的だったためと言われています。

原田知世「時をかける少女」まとめ

原田知世さん主演映画「時をかける少女」についてのまとめ、いかがでしたか。

原田知世さんは、80年代を代表するアイドル女優だったこともわかりました。

今でも「時をかける少女」は原田知世さんでないと…とこだわるファンが多いもの納得の魅力のある映画ですね。

原田知世さんは「時をかける少女」当時の瑞々しい演技、大人になってからのしっとり落ち着いた演技、どちらも素敵です。

変わらない透明感で私たちを魅了し続ける原田知世さんの今後にも注目したいです。

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