ドラマ『軍師官兵衛』キャストは？主人公・黒田官兵衛ってどんな人？

黒田官兵衛は、戦国～江戸時代前期にかけて生きた武将または大名です。
本名は『黒田考高（くろだよしたか）』で、近江国（現在の滋賀県）に生まれました。

豊臣秀吉の家臣として活躍し、晩年は筑前国（現在の福岡県）の大名となり、生涯を閉じました。


『黒田官兵衛』という名前は、通称ですがこちらの名前が広まり、現在に至ります。

2014年の1年間、NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』が放送されました。

知名度は低かった黒田官兵衛ですが、豪華キャストや視聴者を引き込むストーリーで徐々に知名度を上げていきました。

ここからは、大河ドラマ『軍師官兵衛』の主要キャストをご紹介します。

岡田准一

主人公『黒田官兵衛』を演じたのは、岡田准一さんです。

アイドルユニットV6としても活動するかたわら、俳優としても多くの作品に出演しています。
歴史ファンである岡田さんは、黒田官兵衛役の話が来た時、ぜひやりたいとふたつ返事で承諾したそうです。


『軍師官兵衛』の名シーンのひとつ、『中国大返し（織田信長が明智光秀に殺され、それを知った豊臣秀吉が、中国地方より急いで大阪へ引き返した出来事）』では、秀吉に天下を取る好機だと囁くシーンがあります。

岡田さんは『軍師官兵衛』の放送開始前の、歴史番組で「このシーンを演じたくて、黒田官兵衛の役を引き受けた」というほど、官兵衛のキャストに選ばれたことを喜んでいました。

中谷美紀

黒田官兵衛の正室『黒田光（くろだてる）』を演じました。

生涯、側室を持たなかった官兵衛は、妻・光とオシドリ夫婦としても有名です。

キャスト選びの際、凛とした女優として、中谷さんの名前が早い段階からあがっていたそうです。
黒田官兵衛は、1年もの間幽閉されてしまいます。その間、気丈にも黒田家を守る正室として奮闘します。中谷さんは、その光を熱演しました。

松坂桃李

黒田官兵衛の息子、長政を松坂桃李さんが演じました。

松坂さん自身、初めての大河ドラマ出演とあり、とても緊張したことを、後のインタビューで語っています。


また、放送後のNHKの番組に出演し、福岡を訪れた際は、役名で声をかけられ「大河ドラマのキャストに選ばれてよかった。こんなにも多くの方に見ていただいていたことを実感した」とも話しています。

濱田岳

黒田官兵衛の家臣で、筆頭家老も務めた栗山善助を、濱田岳さんが演じました。

キャスト発表時、濱田さんのことを知らない人がまだまだたくさんいました。
しかし、『軍師官兵衛』に出演し、老若男女問わず多くの方に知られるきっかけとなりました。


常に裏方にまわり、官兵衛を助ける善助ですが、濱田さんの素顔はイタズラ好きな一面を持っています。
また、誰にでも好かれるタイプで、キャスト陣と飲み屋に繰り出すなど、可愛がられたそうです。

高橋一生

黒田官兵衛の家臣の井上九郎右衛門を、高橋一生さんが演じました。

『軍師官兵衛』のキャストに選ばれ、高橋さんはより一層人気俳優となりました。
また、黒田官兵衛を演じた岡田さんとは高校の同級生で、卒業後も親交を育んでいたそうです。

高畑充希

黒田長政の正室・糸（いと）を、高畑充希さんが演じました。

登場回数が少なかったですが、夫を気丈に支える姿が印象的でした。

竹中直人

黒田官兵衛が仕えた『豊臣秀吉』を、竹中直人さんが演じました。

竹中さんは、1996年に放送されたNHK大河ドラマ『秀吉』でも、豊臣秀吉を演じていました。
『軍師官兵衛』のキャストを探していたスタッフは、また竹中さんに秀吉を演じてほしいという強い願いがあり、竹中さんが選ばれました。

竹中さんも、「また秀吉を演じるとは思わなかった。今度は楽しんでやりたい」と語っています。

二階堂ふみ

豊臣秀吉の側室『茶々（後の淀）』を、二階堂ふみさんが演じました。

茶々は、豊臣家を滅ぼす悪女として多くの小説に登場します。
『軍師官兵衛』では、気位が高い茶々というイメージで、二階堂さんがキャストに選ばれました。
絢爛豪華な着物をまとい、自由気ままに振る舞う茶々を好演しました。